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ルピナス

2006-05-31 08:11:36 | Weblog
 
ルピナス
 俳画 今日の花「ルピナス」。花言葉『貧欲」
 題字 「耐貧」
 


マメ科。一年草または多年草。

世界におよそ300種が分布していますが、
北アメリカ西部やヨーロッパに多く見られるようです。

日本でよく栽培される種類は、南ヨーロッパ原産のものの園芸種で、

大正時代以降に広まっていったとされます。


高さは、40センチ~1メートルほど。

代表種は、
「カサバ(傘葉)ルピナス」
「キバナ(黄花)ルピナス」
「ラッセルルピナス」 ・・・などで、

一番大型のラッセルルピナスは、花穂が50~60センチにもなって、
かなりダイナミックな眺めが楽しめます。


花期は、4~6月にかけて。

花色は豊富で、

黄花はもちろん黄色ですが、赤、ピンク、白、紫、オレンジなどのほか、
複色もあります。

人類との関わりは意外と古く、古代ギリシャ時代から、
食用・牧草・薬用などとして栽培されてきました。

血色を良くする、夫婦の愛情を高めるといった効能が信じられて、
花が食べられていたようです。

(血行促進? 滋養強壮? ってなところでしょうか)


「ルピナス」の由来は、
ラテン語の「オオカミ」を意味する言葉で、

「オオカミのようにはびこる」ことから来ているとされていますが、

日本の暑さはやや苦手。

乾燥気味の土地が原産のようで、
高温多湿はお呼びでない、んでしょうね。

日光と、水はけの良い土壌を好みます。
日本では、結構北海道と相性が良いようです。


「貪欲」とは一般にはあまり良い状況で使いにくい
言葉ではありますが、

空に向ってぐんぐん伸びる花穂は、たくましく美しいもの。

夢に向って突き進むときには、
「貪欲」くらいの心意気も、必要です!
 「文章協力:中村クーミン
 メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」

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オリーブ

2006-05-30 07:29:42 | Weblog
オリーブ
 廃部 今日の花「オリーブ」。花言葉「平和
 題字 『心遊仙境」
 


モクセイ科。常緑高木。

原産地は、
中東(現在のシリア付近)~地中海沿岸にかけてとされます。

日本には、
安土桃山時代に、ポルトガルの宣教師によって持ち込まれ、

本格的な栽培がはじまったのは明治時代のこと。

瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島の特産品として名高く、
香川県の花と木に指定されています。


高さは、5~15メートルほど。

花期は、5月下旬~6月上旬にかけて。
生成りっぽい感じの、クリーム色がかった小花を咲かせます。


その後10月ごろに、2センチほどの大きさの実がなり、
およそ2ヶ月をかけてゆっくりと熟していきます。

成熟の度合いによって、加工方法も異なり、

「ピクルス」は10月ごろの若めの実(レア? いわば10代?)、
「塩漬け」は11月ごろのもの(ミディアム? 中年?)
「オイルの収穫」は12月の完熟のもの(ウェルダン?
 熟年・・・?)

・・・が使われます。


成長が早いうえに、樹齢も長く、

なんと数百年から、上は数千年単位とも言われるそうなんですが、

「天然記念物」ものですな~。

「縄文スギ」ならぬ「縄文オリーブ」・・てかぁ?

そもそも諸外国には、長寿の木を、
「記念物」などとして保護するとか、名物にするとかっていう
文化はあるんでしょうかね。

今後の研究課題にしてみます。



ともあれ、人類との関わりは非常に古く、
聖書やギリシャ神話における位置づけも特別なもの。


「ノアの箱船」伝説をはじめ、
聖書には、とてもたくさん登場し、

ギリシャ神話では、農業の女神アテナが作り出した
植物とされています。

オリンピックの勇者に与えられる冠は、
「月桂冠」ならぬ「オリーブ冠」。

第一回目のオリンピック開催地・アテネのシンボルは、
この木だったからなんですね。


ヨーロッパでは、「油」といえば、
オリーブ油のことを指すといっても過言ではないでしょう。

油といっても、
正確には「果汁」なので、ビタミン・ミネラルが豊富でヘルシー。

ポリフェノールやスクワレン、繊維質まで含まれています。
(この辺の「健康成分」、すっかりおなじみになりましたね)


花言葉の「平和」は、
ハトがオリーブの枝をくわえてノアの箱船に戻ってきたという、
聖書の故事にもとづいたもの。

オリーブオイルを使ったおいしいものを食べて、
健康(と美しさ・・・)を手に入れて、毎日いきいき、

周りの人にちょっと心を配る余裕を取り戻せれば、

いつかは本当の「平和」がおとずれるかもしれません。

信じて今日も、いただきま~す!
(結局は食い気に落ち着くわけね)

 「文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花
 !花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」
 
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なでしこ

2006-05-29 06:56:31 | Weblog
 
なでしこ
 俳画 今日の花「ナデシコ」。花言葉「純愛」 題字 『花の寺」
ナデシコ科。一年草、多年草。
 

ヨーロッパ、アジア、アフリカに、およそ300種が分布し、
日本にも「カワラナデシコ(河原撫子)」など、4種が自生します。


草丈は、20~60センチほど。

花期は、6~10月にかけて。

種類によっても幅があり、
四季咲き性の園芸品種もあります。


細かいフリンジの入った花びらが繊細な感じで、
「サギソウ」にもちょっと似てますね。
(あちらは「ラン科」ですが)


花色は、カワラナデシコはピンクと白。

そのほか、

「ヒゲナデシコ」「タツタ(竜田)ナデシコ」
「セキチク(石竹)」などには、
赤や紅、覆輪の入ったものや複色もあります。


ナデシコ(撫子)の由来は、
「撫でてかわいがりたい」と思わせる可憐さから、といわれます。


古くは万葉集にも詠み込まれ、
清少納言も「枕草子」の中で「草の花はこの花よっ!」と
書いているほどで、

控えめでありながら、
河原や草むらで確固たる存在感を放つ点が、
日本人のフィーリングにピッタリだったんでしょうね。


その美しさから「家紋」の図案にもされており、
数種あるのですが、どれも可愛いです~!

ちょっとうらやましいぞ、って感じ。


「純愛」という花言葉にふさわしい、清楚な美しさです。

 「文章協力:中村クーミン
 メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
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アマリリス

2006-05-28 05:20:50 | Weblog
アマリリス
 俳画 今日の花「アマリリス」。 花言葉「誇り
 題字 「誇 耽書」
 

ヒガンバナ科。球根植物。

メキシコ、ブラジルなど中南アメリカ原産の系統と、
南アフリカ原産の系統があります。

現在の園芸品種の元になっているのは、
中南米系のもの。


日本への渡来はけっこう古く、
江戸時代の天保・安政年間ごろ(1830~1860年)とされます。

その後、明治に入って、大輪の改良種が入ってきました。


草丈は、40~70センチほど。

花期は、5~6月にかけて。

直径7~20センチほどの、
テッポウユリにもちょっと似た花を咲かせます。

改良種には、八重咲きもあって、
一本の茎に2~6輪ほど花をつけるので、なかなかゴージャス。

葉も立派なので、そこそこ(まあまあ・・・結構?)場所を要します。

花色は、赤、白、ピンク、オレンジ、複色などさまざま。

改良は「花の国」オランダで進んでいるようですね。


基本的に丈夫な球根で、
開花後の堀りあげも、毎年やらなくても大丈夫。

やや乾燥気味の状態を好むので、
水やりもナーバスになることはありません。

1つコツをあげるとすれば、

開花後に思いっきり葉を茂らせてあげて、
自然に枯れるのを待ってあげること。

球根に十分な栄養を蓄えさせてあげると、
来年もまた大輪の花を咲かせてくれるという訳ですね。


さて、冒頭でご紹介の童謡「アマリリス」ですが、

岩佐東一郎さんという詩人が作詞をなさっています。

この方、もうお亡くなりになってますが、
ベートーベンの「喜びの歌」の作詞者でもあります。

そして、曲は「メイド・イン・フランス」。

しかも、

フランス国王
ルイ13世(在位1610~43)」作曲! 説がございます。

ほかに、
「ギース」という人が作曲したとも、
「いやいや、フランス民謡なんだよ」とも言われているようで、

はっきりしていないのが真相のようです。


もし本当に「フランス国王」作曲だったら・・・

そりゃもう、「誇り」高い楽曲ですわね!

 「文章協力:中村クーミン
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クローバー

2006-05-27 09:08:00 | Weblog
 
しろつめ草
  俳画 今日の花「クローバー」。花言葉「約束」
 題字『希望」
 


マメ科。多年草。

ヨーロッパ原産。
日本には、江戸時代に、
オランダ船の「われ物の詰め物」として渡来しました。

(ゆえに「ツメクサ(詰め草)」ですな)

旺盛な繁殖力で、
その後全国に広まって野生化しています。


草丈は、20~30センチほど。

花期は、5~9月にかけて、
一輪に見える花は、70ほどの蝶型の小花の集合体です。

おなじ仲間の「レンゲソウ」と同じつくりで、

根に棲息する「根粒菌」の作用で、
土壌を肥沃にする役割を果たせる所や、

良質のハチミツの原料になるところも似ています。


花色は、白。
赤紫色の「アカツメクサ」も、以前ご紹介しました。



ラテン語で「三つ葉」という意味の学名をもち、

古代ケルト人(アイルランド)のお守りとして
特別な位置づけがされていたようです。

その後、キリスト教の「三位一体」の象徴とされて尊ばれ
信仰・愛・希望」をあらわす、幸福のシンボルと
されてきました。

三つ葉でも縁起がいいのですから、
「四つ葉」は、さらに倍率ドン! さらに倍!

(巨泉の「クイズダービー」・・はらたいらに3000点!)

       ・・・・すんません・・・・

4枚目の葉は、スバリ「幸運」のだめ押し、な訳でございます。

十字架」にも見立てられているようですね。


欧米では、葉の一枚一枚に象徴的な意味がついていて、

「希望」「幸福」「愛情」「健康」を、
表すとされているんですが、

はて、どの葉がどの意味~!?

「向ってここから右回りにあてはめる」等々、
何か法則があるんでしょうかね。

ともあれ、四つ葉全体で「真実の愛」をあらわすと言うことで、
これで丸く収めることにしましょう。



ちなみに、四つ葉は、
植物学上では、遺伝子の損傷による「突然変異」と
されていまして、

踏まれやすい所などで、結構見つかるようです。


とはいえ、発見にはある程度根気が必要なことには変わり
ありませんので、

「見つけてあげるよ!」と、

あまり安易な「約束」は、しないほうがいいかも
しれません・・・。

 「文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花っ!
 花ことば
 366日の世界』
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わさび

2006-05-26 07:16:35 | Weblog
 
ワサビ
俳画 今日の花「ワサビ」。花言葉「目覚め
 題字「痩鶴一声・覚醒」


アブラナ科。多年草。

日本原産の水生植物。

学名もスバリ「ワサビア・ジャポニカ」!


山間部のわき水や沢など、冷たくてきれいな水のあるところで
見られます。

草丈は、30~45センチほど。

花期は、3~5月にかけて、
ナズナやクレソンにも似た、白い花を咲かせます。

すり下ろして用いるのは、
10~15センチくらいに成長した根茎の部分。


そのほか、茎や葉にも独特の風味があって、
全草が薬味に利用され、

花の咲いた花茎は、葉と共に「花ワサビ」として、
春の山菜としても珍重されています。


歴史は古く、奈良時代の文献には名前が登場、
(このころは食用にされていたかは不明)

鎌倉時代には禅寺で食用にされていたとも言われます。


栽培が広まって一般的になったのは、江戸時代。
お寿司やおそばが広まっていったことに付随します。

現在は、長野県や静岡県の名産品として名高いほか、

東京・多摩地区の特産品でもあります。

なにげに「全国4位」の生産量ということで、
「山あり海あり、なかなか広いぞ東京!」と思わせてくれる
データですな。



辛味成分には強い殺菌作用のほか、

ガン細胞の増殖を抑えたり、
血栓予防効果があるとの学術報告もあります。


最近では「活性酸素を除去し、若返り効果がある」と、
TV番組で紹介されたようですね。


「毎日スプーン一杯(5g)のワサビを採るといい」らしいですが、

無理矢理毎日食べなくてもいいかもしれませんな^^;


さて、おろして添えることが多いワサビですが、

「ワサビおろし器」には、
鮫の皮が貼ってあります。

なるべくきめ細かくおろすのが風味をひきたてるコツで、
金属性のおろし器では、微妙に風味を損ねてしまうようなんですね。


クーミンがよくおじゃまするおそば屋さんは、

「本ワサビ」が入荷したときに、
「お客に自由におろさせてくれる」というサービスをやってました!

もちろんそのときの「おろし器」は鮫皮。

きめ細かくおろした本ワサビは、
口に入れた瞬間は、甘いんです。

で、その後に「お~、来た来たぁ!」という感じで、辛味がくる。

まさに、「目覚め」を喚起してくれる、
さわやかな辛さであります!
 
「文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花っ!
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アスパラ

2006-05-25 10:26:53 | Weblog
 俳画 今日の花「アスパラガス」。花言葉「何も変わらない
 題字 「愛」
 


ユリ科。多年草。


「アスパラガス属」は、世界に150種ほどが分布し、
日本にも数種が自生しています。


食用にされる種類は、
なんとそのうちの「1種類だけ」で、
(アスパラガス・オッフィキナリスという種類)

南ヨーロッパ~西アジアが原産地。

栽培の歴史は古く、2000年ほど前からとも言われ、
薬用にされることも多かったようです。


その他の観賞用の種類は、
南アフリカなどが原産のものが主流。


日本への渡来は、18世紀ごろで、
江戸時代、長崎の出島にオランダ人が伝えたのが始まりとされます。

もともとは「観賞用」目的で、
食用として栽培され始めたのは、大正に入ってからのこと。


高さは、1,5メートルほどになります。

花期は、5~7月にかけて。
種類によって微妙に感じが違うようですが、
クリーム色や白の、直径5ミリほどの釣り鐘型の花です。

雌雄異株(しゆういしゅ)で、
雌株には、赤い実がなります。


名前の由来は、
ギリシャ語の「はなはだしく裂ける」
または「とげのある」という意味の言葉。

葉が細かく裂けるところからつけられたようです。

触ると結構痛い、トゲ状になるものもありまして・・・

この「葉」、

じつは、「葉」ではないんです!
(どういうこっちゃ?)

本物の葉は退化しており、
葉に見えるのは、茎が変化したもの。

「仮葉(かよう)」「葉状茎(ようじょうけい)」と呼ばれています。


    かように不思議な植物が
          ユリの仲間とは、いとをかし
・・・なんちって^^;


何と言っても注目は、
栄養ドリンクにも配合されている「アスパラギン酸」ですよね~。

19世紀の初め、
アスパラガスの中から発見されたことが語源のアミノ酸。

新陳代謝を高め、疲労回復・滋養強壮に効果的。

そのほか、ビタミン・ミネラルを豊富に含む健康野菜です。


食用・観賞用いずれも、耐寒性のある常緑タイプ。

とても丈夫で、がしがし増えて、
「こりゃ庭木だわい」というほどの大株に成長します。


「何も変わらない」という花言葉は、
いつも青々としている様子からつけられたもの。

変化の激しい現代に翻弄されている人間の営みを、
さわやかな緑のまなざしで、冷静にみつめているのでしょうか。

  
「文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花っ!
花ことば366日の世界』
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永遠ー麦わら草

2006-05-24 07:39:07 | Weblog
俳画 今日の花「ムギワラギク」。花言葉「永遠・思い出」
 題字『永遠」
 


キク科。一年草。
本来は多年草ですが、日本での園芸上は一年草扱いとされます。

原産地は、オーストラリア。
西部の乾燥地帯出身です。


高さは、30~90センチほど。

花期は、5~9月にかけて
直径4~8センチほどの花を咲かせます。

花びらに見えるのは、「総苞片」。
萼が変化したもので、かさかさした質感です。


ガラスの材料の一種「ケイ酸」を含んでいるため、

独特のかたさがあることに加えて、
光沢もあって、日差しに美しく輝きます。


花色は、黄、オレンジ、白、赤、紅色、ピンクなど。

鮮やかな色は、ドライフラワーにしても全く変化しません。

乾燥剤などを使わなくても、
逆さに吊しておくだけでOK。

質感はドライですが、
扱いやすいところは、クールでスマート?


「ヘリクリサム」という属名は、
ギリシャ語の「太陽」と「黄金」の2つの言葉を組み合わせたものです。

この花に、
黄金色に輝く太陽を写し取ったような印象を抱いたのでしょうね。


いつまでも色あせない、忘れられない「思い出」を、
この花は象徴してくれるようです。

文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
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永遠ー麦わら草

2006-05-24 07:37:17 | Weblog
 思い出ー麦わら草
 俳画 今日の花「ムギワラギク」。花言葉「永遠・思い出」
 題字『永遠」
 



キク科。一年草。
本来は多年草ですが、日本での園芸上は一年草扱いとされます。

原産地は、オーストラリア。
西部の乾燥地帯出身です。


高さは、30~90センチほど。

花期は、5~9月にかけて。
直径4~8センチほどの花を咲かせます。

花びらに見えるのは、「総苞片」。
萼が変化したもので、かさかさした質感です。


ガラスの材料の一種「ケイ酸」を含んでいるため、

独特のかたさがあることに加えて、
光沢もあって、日差しに美しく輝きます。


花色は、黄、オレンジ、白、赤、紅色、ピンクなど。

鮮やかな色は、ドライフラワーにしても全く変化しません。

乾燥剤などを使わなくても、
逆さに吊しておくだけでOK。

質感はドライですが、
扱いやすいところは、クールでスマート?


「ヘリクリサム」という属名は、
ギリシャ語の「太陽」と「黄金」の2つの言葉を組み合わせたものです。

この花に、
黄金色に輝く太陽を写し取ったような印象を抱いたのでしょうね。


いつまでも色あせない、忘れられない「思い出」を、
この花は象徴してくれるようです。

文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
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あまどころ

2006-05-23 07:40:44 | Weblog

 【アマドコロ】


元気を出して


「甘野老」と書きます。

園芸種が「ナルコユリ(鳴子百合)」の名前で
販売されることもあるようですが、


正確には別種、だそうです。

規則的にぶら下がって咲く花が、かわいらしい。


http://www.hanakotoba.name/archives
/2005/09/post_383.html

 俳画 今日の花「アマドコロ」。
  題字 「田舎星観」



ユリ科。多年草。

日本在来種で、全国の山野に広く自生します。


高さは、30~80センチほど。
自然な感じに茎が下向きにたわみます。

花期は、4~6月にかけて。

花色は、アイボリーホワイト。
先端が、少し緑色がかります。

葉に「斑」が入るように改良されたものが、
園芸種として出回っており、鉢植えとして楽しめます。


名前の由来ともなっている「根茎」は、
食用にするほか、

優れた漢方薬として、
中国の古い薬草本「神農本草経」に紹介されているんです。


滋養強壮はもちろん、

なんでも、

「久しく食べると顔のシミ、黒ズミを取り、
 (むむっ・・・!)

 潤いと艶を出させ、
 (なんとっ・・・!)

 身も軽くなって生き生きとして老いを知らず」
 (ええーっ!!)            なんですって。


この効能は脈々と伝えられ、
中国では「美顔薬」として、
サプリのような感じで販売されているとのこと。

「美肌効果のある山菜」として、
TV番組(「トコロさんの目がテン」)で紹介されたそうなんですが、
ご覧になりました?


日本でも、
成分を配合した「美白美容液」が開発・販売されています。

これから注目を集めそうな植物ですな~。

折しも、「紫外線対策」に一気に目が向くシーズンですし。


また、男性も気になる、
「糖尿病」「痛風」などにも効果あり! とされています。


白インゲン」の次は、「アマドコロ」が来るかも!
(適正な使用量と方法を守って、のことですが)


いろいろな面で役に立ってくれる存在感は、、
まさに「元気を出して」と、応援してくれているかのようです。

 
 「文章協力:中村クーミン
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