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愛の喜び

2006-03-31 05:51:43 | Weblog
夢中霧中
  今日の花「クロタネソウ」。花言葉「愛の喜び
  題字「五里霧中」
 


キンポウゲ科。一年草。

地中海沿岸が原産地。
10数種が分布しています。

日本には、江戸時代末に渡来したとされます。

草丈は、30~80センチ。

花期は、4~7月。
露地ものは5月下旬ごろから開花するようです。

原種は5弁花ですが、園芸品種は八重咲きが主流。

花色は、青、紫、ピンク、白。

花はもちろん、
実も風船のようにふくらんで面白い形になって、
ドライフラワーにも利用されます。


実の中の黒い種には、スパイシーな香りがあり、

特に「ニゲラ・サティヴァ」という種類は、

ヨーロッパでは、コショウがもたらされるまで、
重要なスパイスとして使われていました。

現在も、インドやギリシャ、アラビアなどでは、
肉料理やカレーに使われているようです。


英名は「ラブ イン ア ミスト(霧の中の恋人)」。

確かに、霞の中に咲いた花のような雰囲気で、
独特のオーラがあります。

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流れ行く大根のはやさあかな

2006-03-30 07:47:40 | Weblog
風呂吹き大根とは
今日の花「ダイコン」。 花言葉「潔白」
 題字『大古根」
 

アブラナ科。越年草。

原産地については諸説あって、
地中海沿岸、または中国やアジア中部、
(コーカサス・パレスチナ地方にかけて)とされます。

現在の栽培種のもととなっているものは、
地中海沿岸に多く分布しています。

日本への渡来は古く、
。『古事記』や『日本書紀』に「つぎねふ山代女の 
木鍬持ち打ちし大根 
根白の白腕 枕かずけばこそ 知らずとも言はめ
」という
仁徳天皇が皇后に
贈った歌がみえる



世界的にも、
古代エジブトやギリシャ時代から食用にされていたようです。

エジプトの「ピラミッド」建設のときの、
報酬・・・給料だったという記録も残っています。


花期は、4~5月。
「白いナノハナ」といった感じの、4弁花を咲かせます。

少し紫がかった花も。

ふつう、花が咲く(トウが立つ)前に収穫してしまうので、
なかなかお目にかかる機会はありませんよね、

双葉の状態は、「カイワレダイコン」です。

室町時代以前には、
「春の七草」の「スズシロ」と呼ばれていて、
「ダイコン」となったのは、それ以降のこと。


ダイコンにまつわるお話はたくさんあって、
どれもかなりおなじみですね。

料理用語の「千六本」(せんろっぽん)は、
大根の千切りに限った言葉、とか・・・。

 その形から中膨大根と呼ばれる神奈川県の三浦大根は
一、二月の厳寒期に出荷され、風呂吹大根やおでんにいい。
ちなみにこの風呂吹大根がなぜこのように呼ばれるかというと、
昔の風呂(蒸し風呂)には「風呂吹き」と呼ばれる垢を擦ってくれる
役目のものがいて、そのしぐさが熱い大根に息を吹きかけて
冷ましながら食べる様子に似ていたからだという。

熱くなった体に息を
吹きかけて擦ると確かによく垢がとれる。世界最大の
丸型大根である桜島大根、
世界最長の守口大根というふうに、その形や大きさもさまざまである。

春の七草の一つスズシロは野生の大根で、正月に鏡餅の上に
飾ったので鏡草といわれた。スズシロや鏡草がわずかに和歌に
詠われることはあったが、それはほとんど例外といってよい数で

、大根そのものが詠われるようになったのは俳諧の時代に
なってからである。大根の情趣を発見したのは俳諧といってよい。
「菊の後大根の外更になし」(芭蕉)。

   大根に実の入る旅の寒さかな 斯波園女

   大根引き大根で道を教へけり 小林一茶

    畑大根皆肩出して月浴びぬ 川端茅舎

    流れ行く大根の葉の早さかな 高浜虚子



(ちなみに大根は中国では「ローポ(蘿蔔)」と呼ばれ、
それを細長く刻んだものが「センローポ(繊蘿蔔)」。

転じて、「センロッポン」・・・「千六本」となったと
されているから)


食べても「あたらない」から、
当たり役のない役者を「ダイコン役者」などなど。


花も白くて、根も白い・・・、
おまけに味も淡泊で、

まさに「潔白」な存在として、今後も愛されていくことでしょう。
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李ーソルダム

2006-03-29 06:55:46 | Weblog
ソルダムー李
 今日の花「スモモ」。 花言葉「忠実
  題字「酔桃宴」

 

バラ科。落葉小高木。

原産地は中国。
日本への渡来は古く、古事記や万葉集にも登場します。


花期は、4月で、サクラとほぼ同時期。
直径2センチほどの、白い5弁花を咲かせます。

その後、6~8月にかけて実をつけます。

樹高は、6~10メートルほど。


名前の由来は、

桃に似ている実が、桃より酸味が強いことから
「酸っぱい桃 =『酸桃(すもも)』となった」

桃の表面にある「うぶ毛」のない桃、
裸の桃 =『素桃(すもも)』となった」

・・・などの説があります。

現在日本で食用として栽培されているのは、
西洋種を中心にして改良されたものが主流。

甘みも強くなっています。

「ソルダム」「大石早生スモモ」などがよく
みかけられるようです。



なんといっても、中国の故事成語、
李下の冠
「李下に冠を正さず」がおなじみ。


スモモの木の下で、手をあげて頭の冠を整えたり
していれば、
スモモの実を盗もうとしていると疑われてしまうので、

疑わしいことは初めからすべきではない・・・

人から疑いをかけられるような行為は慎むべし

という意味。

スモモの実は、盗まれるほど好まれていた、
とも考えられる故事成語です。


中国においては、

親戚の「桃」も、縁起のよい果物とされているようですし。
(「桃まんじゅう」とか「桃源郷」とか)

スモモもモモも、とっても大切にされていたのですね。


「忠実」という花言葉は、「李下の冠」が言わんと
することを、
端的にあらわしているのでしょう
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遊優自適

2006-03-28 09:35:58 | Weblog
今日の花「ソメイヨシノ」。 花言葉『優れた美人
 題字「遊華 仙境」
 


バラ科。落葉高木。

サクラ属は、日本全土に多くの自生種があります。

「ヤマザクラ群」
「エドヒガン(江戸彼岸)群」
「ミヤマザクラ群」
「カンヒザクラ(寒緋桜)群」

・・・などなど。


「染井吉野」は、自生種ではなく、

エドヒガンとオオシマザクラの雑種とされていますが、
人為作出なのか、自然に生まれたのかは、はっきりして
いないようです。


江戸・染井(現在の豊島区)の植木屋が、かけ合わせて
作ったとも、

自然に交配したものを、
染井の植木屋が接ぎ木で増やして、
「吉野桜」の名前で売り出した・・・とも。


「染井吉野」という名前になるのは、明治33年のことです。

実や種は作れず、つぎ木で増やすのが基本ですが、

条件が良いと、
根を横にはわせて、あたらしい株を横に作ったりもします。



花期は・・・「サクラ前線」で毎日報道されますが、
関東では3月下旬~4月上旬にかけて。

日本列島をおよそ2ヶ月かけて、北上していくようですね。

高さは、8メートルほど。

葉に先立って、花を房咲きさせるので、
とても見ばえするサクラとして広く愛されています。


ソメイヨシノの木は比較的「短命」とされ、
「人間の一生」にもたとえられているようです。


その心は・・・

植えてから15年ほどで花つきが良くなり、
樹齢20~40年の間が最盛期とされ、

50年を過ぎると花つきも減って、衰えが目立ってくるとのこと。

(・・・この場ではとりあえず^^;
 「人間50歳からが本番よっ」そう・・・なんです・・が・・・)


「半世紀前の「花見の名所」のサクラが瀕死の状態」
といったニュースはよく目にします。

(東京都小金井市の「小金井桜」など)


一説によると、

人間が近くで「どんちゃん騒ぐこと」が、
木にとってストレスになっているともされ、

ソメイヨシノは常に人間のそばにあるために、
余計痛みが目立つのかもしれません。

そもそも根元を踏み固められることが、木によくありませんし。


適切な手入れをすれば、樹勢を保つことができますので、

ソメイヨシノは、「園芸種」のサクラとして、
きちんと管理をする必要があることは確かなようです。

「お花見」も、
感謝の心をもって、木を慈しんであげたいものです。


「優れた美人」・・・
これ以上はない、という感じの花言葉です
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2006-03-27 07:43:37 | Weblog
変わらない愛情

イメージ 1
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今日の花「ヒアシンス」。ユリ科。球根植物。
  花言葉「変わない愛情」スポーツ  
  題字「慈愛」


地中海沿岸が原産地。

古くから栽培され、
園芸品種の改良は16世紀ごろからはじまったようです。

日本には、1863年、
フランスからチューリップと共に渡来しました。


現在主流の種類の草丈は、25センチほど。
(ダッチ・ヒアシンス系・・・オランダで改良されたもの)

全体的に小型の「ローマン系」も栽培されています。


花期は、3月~4月にかけて。

野生種の花色は青紫ですが、
園芸種は、赤・ピンク・白・黄色などカラフルです。


一般に、
ひとつの種類で「赤・青・黄」の3原色がそろう花は、
めったにないそうです。


確かに・・・
バラやチューリップ、カーネーションには「青」がありません。

しかし、ヒアシンスは、3原色がほぼ揃います。
(しかも「黒」まで作り出されたことは、
 1月4日号でもお話しましたね)

これは、結構すごいこと。

いろいろな色と香りが楽しめますので、
何色か寄せ植えにしても楽しいですよね。


花が終わった後は、
葉が黄変しはじめたころを見計らって、掘りあげます。
大体、6月ごろでしょうか。

葉をつけたまま日陰で干しましょう。

葉を取るのは、完全に枯れてからで大丈夫です。

葉が枯れるまで土に植えたままにしておくと、
球根に病気が入りやすくなってしまうので、
早めに掘りあげるのがいいようです。


そして、10~11月中旬ごろまでに植えつけます。


「スポーツ」という花言葉は、
ギリシャ神話のこの花の伝説にもとづいています。

この花を自らの血で生みだすことになった美少年・ヒアキントスは、
太陽神アポロンと「円盤投げ」・・・

「スポーツ」を行っていたのですね。

力強く、時には華麗な選手たちのパフォーマンスは、
神話の昔から、人間を魅了してやまないものの一つです。
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けまんそう

2006-03-26 06:42:37 | Weblog
今日の花「ケマンソウ」。花言葉「あなたに従う
  題字「従涌」涌出ー仏様がお出ましになる 法華経より

ケシ科。多年草。

高山植物の女王格「コマクサ」と割に近い種です。

配色のバランスや、花弁のカーブ具合など、似てますね。


中国・朝鮮半島が原産地。
日本への渡来はけっこう古く、室町時代とされています。


草丈は、60~80センチ。

花期は、4~6月にかけて。
一輪の大きさは、3センチくらいです。

一枝にずらりと並んで咲く姿は、とてもほほえましい感じ。

花色は、紅色に白のタイプと、白だけのものとがあります。


独特の形を、欧米では「ハート」に見立てて、 
英名は「ブリーディング・ハート(血のしたたるハート)」。
イースターの飾りにするそうです。


とても丈夫で、育てやすい植物。

高温と加湿にちょっと注意すれば、
エビをあげなくても「タイ」をもたらしてくれますよ。

鉢物も出回っているようです。


全草に有毒成分を含む、毒草です。
(昨日の「ケシ」の仲間ですもんで)

中毒症状は、
心臓麻痺、呼吸不全、けいれん、
麻痺、嘔吐、下痢、瞳孔縮小、体温低下などなど・・・

ペットや小さなお子さんが葉を口に入れたりしないように、
ちょっと気をつけた方がいいかもしれません。


あなたに従う」という花言葉は、
垂れ下がって咲く、ソフトな雰囲気からイメージされたものでしょうね。
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華落多少

2006-03-25 06:49:25 | Weblog
 
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 今日の花「ケシ(アイスランド・ポピー)」。
  花言葉『恋の予感」
  題字『華儘」

ケシ科。一年草。
本来は多年草ですが、日本では一年草として扱われます。

原産地は、シベリア、中国東北部、モンゴルなど。
日本には、大正のはじめに渡来したとされます。


草丈は、30~50センチ。

花期は、3~5月にかけて。

直径5~10センチほどの花を咲かせます。
「ヒナゲシ」に比べると、ちょっと大きめ。

花色は、赤、黄色、オレンジ、白など。


18世紀に、北極圏を移動していた探検隊が、

シベリアからモンゴルにかけて
この花が自生しているのを発見して、

「北極圏の花」をイメージしてこの名をつけたと
されています。

「シベリアヒナゲシ」の別名もあります。

故に、かなりの耐寒性があって、
「房総のお花畑」では、2月ごろから見られます。



ケシ属の見どころと言えば・・・
なんと言っても、「花開くとき」でしょうか。

うぶ毛に覆われたつぼみが割れて、
中から現れた「クレープペーパー」のような質感の花びらが、
「ゆるゆる」と開いていくさまは、なかなか神秘的

つぼみは下を向いているのですが、
開花すると上向きになるのもおもしろい。

「恋の予感」という花言葉は、
春風に揺れるこの花の様子を、
ときめく心のうきうきした感じに、たとえたものでしょうね。

ちなみに、「アヘンケシ」は、
東京都内では「東京都薬用植物園」でのみ、栽培されています。

柵で囲まれて、厳重に管理されているとのこと。

5月には「ある程度」開放されて、見ることができます
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きっといいことが

2006-03-24 06:23:19 | Weblog
初恋・きっといいことが
今日の花「カタクリ」。 花言葉『初恋
 


ユリ科。多年草。

日本原産。
落葉樹林の下草として群生することが多いようです。

かなり近い種類は、北半球に20種ほど分布しており、

日本とヨーロッパに数種、
そして「北アメリカ」に結構な数がみられるとのこと。



高さは、10~20センチ。

花期は、4~6月にかけて。
長さ4~5センチの花びらを、上に反り返らせて咲かせます。

シクラメンに似た咲き方です。


花色は、紅紫色。
外国種には、白色・黄色ものもあるようです。

カリフォルニア州原産のものは、
園芸店などで「黄花カタクリ」として売られています。


名前の由来は、
古名「カタカゴ」が「カタクリ」となったという説があり、

「傾籠」
「堅香子」(「大伴家持」は、万葉集にこの字で一首)
もののふの 八十乙女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花」(巻18)
に詠まれている 堅香子
などの字を当てるようですが、

花の様子をかたむいた籠に見立てたり、
鱗茎を香り高いものとして珍重したりしたのかなぁ、

なんてことを想像させてくれます。


「真正片栗粉」は、ほんのわずかしか産出されません。
スーパーで売ってるのは、ジャガイモのデンプンです。

貴重な「真正もの」は、
東北地方などで「片栗落雁」や「薬用」に用いられるそうです。


栄養分に富み、

すり傷、腫れ物、湿疹に塗ったり、

粉を溶いたものは、
高齢者や子どもの滋養強壮、
下痢など腸が弱っているときの栄養補給に用いられていました。

葉も、山菜として食べられます。

・・・とにかく、「貴重な味」。

休眠期間が長く、
花の時期を含めて、地上に姿を見せるのは、
一年のうち、2~3カ月だけ。

早春の林間の草花に多い生態ですが
(バックナンバー「セツブンソウ」をご参照ください)、


こういった生態の植物のことを、西洋では、
「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」、
「エフェメラルプラント(短命植物)」と呼んでいるんですね。

(エフェメルは、「かげろう」のこと)


熱烈なファンも多く、群生地も大人気。


関連サイト「花言葉事典」の、

「関東近県お花見情報」にも、
名所情報をアップしてありますので、

ぜひ、ご参考になさってみてくださいね。

http://www.hanakotoba.name/hanami/2006/03/post_1.html

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ゆきのした

2006-03-23 08:53:18 | Weblog
 
今日の花「ヒマラヤユキノシタ」。花言葉『順応
  

  題字『華順」
ユキノシタ科。常緑多年草。

原産地は、アフガニスタンやチベット、
ヒマラヤ地方はじめ、東アジア一帯。

日本には、明治時代はじめに渡来したとされています。


高さは、20~40センチ。

花期は、2~5月にかけて。
1.5センチほどの小花を、密集させて咲かせます。

花色は、
咲き初めは白っぽく、次第に淡いピンク色に変化していきます。

冬から晩春にかけて、次々と花をつけてくれます。


葉は一年中、常緑でつやがあり、
「オオイワウチワ(大岩団扇)」の別名どおり、

「うちわ」や「しゃもじ」に似ていて、りっぱです。


「高山植物」出身、というと、
栽培が難しそう・・・というイメージですが、

あに図らんや。

とっても丈夫。

日なたでも日陰でも大丈夫で、
寒さはもちろん、暑さもどんとこい。

土質も選びません。

過湿さえちょっと気をつければ、
一年を通して花も葉も楽しめます。


全草に、「タンニン」
ロシアでは、
仲間の「シベリアユキノシタ」の根からとれる「タンニン」を、
革をなめすのに利用するそうです。


「順応」という花言葉は、

遠くヒマラヤからやって来て、日本の風土にとけ込み、
一年中花と緑で、目を楽しませてくれる健気な姿を表しています。

環境に順応する力も、
才能のひとつかもしれません・・・。
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連翹

2006-03-22 07:44:26 | Weblog
 
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 今日の花「レンギョウ」。 花言葉「希望

 

モクセイ科。落葉低木。

原産地は、中国、朝鮮半島、日本など。
東アジアに8種、ヨーロッパに1種が確認されています。


日本でおなじみなのは、中国原産の「シナ(支那)レンギョウ」、
朝鮮半島原産の「チョウセンレンギョウ」。

そして国内の自生種は、
小豆島や岡山県で見られる「ヤマト(大和)レンギョウ」。


「シナレンギョウ」、
日本への渡来はけっこう古いようで、

10世紀のはじめ(平安~室町)とも、
江戸時代のはじめともされていますが、確証はないようです。

当初は、解毒・利尿・消炎に使う、
薬用植物として渡来したとされていますが、

びっしりと咲く黄金色の花の美しさから、
次第に観賞用の庭木にシフトしていきました。


病虫害や大気汚染、暑さや寒さにも強く、
挿し木も簡単と、とにかく丈夫。

園芸品種も数多く作られています。


樹高は、2~3メートル。

花期は、3~4月で、
ソメイヨシノの時期とほぼ同じです。

花色は基本的に、鮮やかな黄色。


西洋では、
葉に斑が入ったものや、花が大型の園芸種が作られているようです。



「シナレンギョウ」「チョウセンレンギョウ」、
そして「(ヤマト)レンギョウ」

厳密には、少しずつ違いがあって、
「見分け方」もあちこちのサイトに公開されているのですが、

けっこう(かな~り?)微妙です^^;


「シナ」・・・枝が上向きに立ち上がるように勢いよく伸びる。
       花期は他の種よりもやや遅め(4月に入ってから)

「チョウセン」・・・シナに比べると、枝がくねくねした感じ。


・・・などなど。

花の形も多少違うようですが・・・

難しいことはこの場ではこのくらいにして、


春の日差しに照り映える黄金の花 新生活の「希望」を託して、

ただ、美しさを堪能したいです
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