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栄光・勝利ー静かに香る

2006-02-28 09:02:46 | Weblog
 今日の花「ゲッケイジュ」。  花言葉 「栄光・勝利


クスノキ科。常緑高木。


地中海沿岸が原産地。
日本には、明治の末ごろに入ってきました。


高さは、15メートルほどになります。

葉や枝に芳香があり、
香辛料「ローリエ」「ローレル」として利用されています。

また、葉からは「月桂油(げっけいゆ)」が採取され、
アロマテラピーの精油にもされています。


花期は、4~5月。

黄色の花を、葉のつけねに密集させて咲かせます。

その後、10月ごろに、
1センチくらいの暗紫色の実が熟します。


確固としたイメージがあって、
「記念樹」に植樹されることが多いようですね。

とても丈夫で、成長も早いため、
垣根や庭木などにもよく使われます。

葉をつみとって、乾燥させておけば、

いつでもお料理に香ばしい香りをつけられるので
お庭に一本あっても、いいですね。

挿し木で増やせますよ。


「勝利」という花言葉と、月桂冠、
今、一番似合うのは・・・・

やっぱり、「荒川静香さん」でしょうかね。

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千古心

2006-02-26 05:38:53 | Weblog
    今日の花「ムスカリ」。 花言葉は「通じ合うこころ


ユリ科。球根植物。 

原産地は、地中海沿岸~トルコ・コーカサス地方など西南アジアにかけて。


草丈は、10~30センチほど。

切花むけの、比較的花茎が長くなる品種や、
矮性種(小型の種類)などさまざま。

花期は、3~4月。

花色は、紫や青のほか、白もあります。
一重が多いですが、八重咲きもみられます。


「ムスカリ」とは、
ギリシャ語の「麝香(じゃこう)」
を意味する語からきています。

・・・そう、香水の「ムスク」ですね。

麝香に似た、よい香りのある種類もあり、
その点に対してつけられたようです。

球根は、毎年掘り上げる必要はなく、
寒さにもかなり強い植物。

どんどん増えます。


ひらひら、とか、ぱっとした、という花ではないので、
これでけで目を引くタイプではありませんが、

微妙な青紫色が美しく、

他の春の花(チューリップなど)と寄せ植えにすると、
「名脇役」ぶりを発揮します。

相性がいいのは、ピンクや赤、白など。

ヒヤシンスと合わせても、

形が似ているので、面白い組み合わせになりそうです。
(英語名はスバリ、「グレープ・ヒアシンス」)


いろんな花と「通じ合う心」を持っている花、なんですね。
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じんちょうげ

2006-02-23 16:49:02 | Weblog
 さて、今日の花「ジンチョウゲ」。



ジンチョウゲ科。常緑低木。

中国が原産地。

日本への渡来はかなり古く、
室町時代前後と見られています。

高さは、1~1,5メートルほどで、
庭木にちょうどいい大きさ。

花期は、2~3月。

花芽そのものは、12月ごろから葉の間に見え始めます。

じっくり3ヶ月かけて、つぼみを「熟成」させて、
香り高い花を咲かせるのです。


花色は、多くは「外側が赤紫、内側が白」の
ツートンカラー。
筒状の「萼」の先が、4つに分かれて花びらのように見えます。

改良品種には、白色(シロバナジンチョウゲ)や、
淡い紅色のものもあります。


雌雄異株。

日本で見られるのは、ほとんどが雄株です。

この点は「キンモクセイ」とよく似ています。


名前の由来は、

「沈香(ジンコウ)」と
「丁子(チョウジ)」を合わせた香りに似ているから、

また「香りが沈香」「花が丁子に似ているから」ともいわれています。

ちなみに「丁字」とは、スパイスの「クローブ」のこと。


花を日干しにして煎じた液は、

歯痛や口内炎・のどの痛みなどに効果がある、
民間薬としても利用されています。


それほど勢いよく成長する種ではないので、
剪定はあまり必要ありません。

また、挿し木で増やすことができますが、
移植を嫌うようです。
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サンシュユ

2006-02-21 06:34:50 | Weblog
  今日の花「サンシュユ」。  
花言葉 「耐久


ミズキ科。落葉小高木。

朝鮮半島が原産地。
日本には、江戸時代中期(1720年代)に、
渡来しました。

もともと、薬用植物として、
お寺の境内に植えられることが多かったようです。


高さは、5メートルほど。
幹の直径は、2~3メートルにもなります。


丈夫で成長が早く、刈り込みにも強いので、
庭木や盆栽・花材にもよく使われます。


花期は、3~4月。

葉に先がけて、黄色の小花を段々に咲かせます。

一つ一つの花はごく小さなものですが、
塊になって咲くので、なかなか見応えがあります。


「シュユ(茱萸)」とは、
「グミ」のことを指し、

秋に熟す、グミに似た赤い実は、そのまま食べたり、
果実酒の材料になります。


また、止血・腎臓の強壮・腰や膝の痛みどめ・月経リズムを整えるなど、
多くの薬効をもつ漢方の原料にも。

なんと、滋養強壮ドリンクの雄「ユンケル黄帝液」にも
配合されているんですよ!

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大きな希望

2006-02-20 21:33:54 | Weblog

  

コンペイトウ

 

 

 

 

  今日の花「カルミア」。 花言葉 「大きな希望」  ツツジ科。常緑または落葉の低~中高木。 原産地は、北アメリカ東部からキューバ。7種類が分布しています。 日本には、1915年に渡来し、その後、第二次大戦後に種が大量にアメリカから入ってきて普及していきました。 アメリカ・コネチカット州の州花とされています。 花期は、4~6月。 花色は、赤・ピンク・白・紫など。輪(覆輪・ふくりん)の入った園芸品種もあります。 花の大きさは、直径2センチほど。 高さは、1~5メートル。30センチほどの鉢植えも出回っています。 「カルミア」という名前は、 北アメリカで植物の研究をしたスウェーデンの植物学者、「カルムさん」の名前からつけられました。 また、アメリカ先住民がこの木の根からスプーンを作っていたので、「スプーンの木」とも呼ばれるそうです。 つぼみは、 「コンペイトウ」にも、「ケーキに絞り出されたクリーム」にも、たとえられているようですね。

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スミレー小さな幸せ

2006-02-19 05:51:44 | Weblog
 
小さな幸せ

イメージ 1
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  今日の花「スミレ」。 花言葉は「小さな幸せ


スミレ科。多年草。

世界の温帯地域を中心に、
およそ450種が確認され、

日本の自生種は、60種とも100種以上とも言われており、
結構な「スミレ大国」。

花期は、3~6月。

花色は、紫の濃淡のほか、白・黄色など。
高地に生えるものは、黄色が多いようです。


草丈は、10センチ前後。


すべての葉が一枚一枚根元から生えるタイプ(茎なし)と、

短い茎の先に葉をつけるタイプ(茎あり)があります。


大工道具の一種「墨入れ(墨壺)」に形が似ているので、
この名になったとされています。

ちなみに「墨入れ」は、
墨をつけた糸を使って、材木に直線を引くための道具。

パチンと糸をはじくようにして、
あっという間に直線の目印をつけることができます。

開いた花の後ろにある
「距(きょ)」という部分の形を見立てました。


繁殖方法が特徴的です。

可憐な外観から見ると、なかなかパワフル。

「何が何でも、増えまっせ~!」という、

「ど根性」すら感じさせてくれます!
(最近はやりの「ど根性野菜・果物」に続け!?)


閉鎖花(へいさか)」という、

実をつける専用の、花びらが未発達の器官を持ち、
花期の後、秋まで次々に種を作り続けます。

「自家受粉」できるので、
必ず種が作れるというわけ。

さらに「種飛ばし」の機能もついています。
種によっては、5メートルも飛ばせるものも。


さらに、種には、

アリが好む「エライオソーム」という脂肪分がついていて、
食糧とするため、アリはスミレの種をせっせと巣に運びます。

エライオソームが食べられた後、
種本体は残り、運ばれた巣の近くでの発芽がねらえます。

結果的に、種が遠くまで運ばれて、
新しい場所での繁殖の可能性をつかめるのです。


消炎などの薬効があり、
新芽、若葉は食用にも利用されます。

花も「エディブル・フラワー(食用花)」。
砂糖漬けが、お菓子の飾りに使われたりしますね。

「ニオイスミレ」は、香料・アロマテラピーの精油に。


美しさだけでなく、
様々に役立ってくれる花で、

「小さな幸せ」以上のものを、与えてくれます。
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夢一場

2006-02-18 09:18:10 | Weblog
 今日の花 シュンラン
   
    しかいめな美しさ
    玉堂  夢  一場
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一茶 雪がふうわりふうわり

2006-02-17 08:30:34 | Weblog
 

雪がふう割りふうわりと 一茶  

スノウフレイク 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  今日の花「スノーフレーク」。花言葉 純潔


ヒガンバナ科。球根植物。

原産地は、
オーストリア・ハンガリーなどヨーロッパ中部から
南部にかけて。

日本には、1936(昭和11)年に渡来しました。


花期は、3~5月です。

名前と、花の配色(白と緑」がよく似た、
「スノードロップ」より寒さに弱く

開花時期は本格的な春になってから。

直径1~2センチほどの花を、
一本の茎に1~4輪、下向きに咲かせます。

草丈は、30~40センチ。

線の細い外観からは、あまり想像できませんが、
丈夫な性質で、日陰でもよく育ちます。

また、毎年球根を掘りあげる必要がありません。
花が終わっても、数年は放置しておいて大丈夫。

かえっていじりすぎると、球根が弱ってしまうようです。


8~9月に咲く「アキザキ(秋咲き)スノーフレーク」は、 
同じ仲間ですが、別種です。


すがすがしさを感じさせてくれる、春の花。

うつむいて開く花の「純潔」さを楽しむには、

ちょっと高めの位置に、飾ってあげるとよいでしょう。

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心澄まして 早春

2006-02-16 09:28:35 | Weblog
 

燈心 ふきのとう

ふきのとう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   今日の花「フキノトウ」。 花言葉 愛嬌・仲間 


キク科。多年草。

日本が原産地。

「アキタブキ」(秋田県)
「ラワンブキ」(北海道)

など、全国に数種が分布しています。

1954年に、秋田県の「県の花」に指定されています。


花期は、2月下旬~5月ごろにかけて。

雌雄異株なので、雄花・雌花があります。

雄花は、やや黄色っぽく、
雌花は、白っぽいとされますが、

見分けるのはなかなかむずかしいようです。


地面から数センチほどの高さで開花しますが、 

食用には、開花しきっていない、
できるだけ小さいものがいいようです。


独特の苦味と香りには、消化を助ける作用があるといわれ、
冬の間、代謝が低下した体に刺激を与えるとともに、
胃の疲れを癒すとされています。

また、咳が出てタンがからむときに食べると、
タンを切って咳を鎮める効果があり、
喉にもいいようですね。


四季折々に「旬」のある日本。

旬のもの」を取り入れるのが、一番利にかなっているということ。

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ひな菊

2006-02-15 09:34:36 | Weblog
 

無邪気

テージー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  無邪気   

さて、今日の花「ヒナギク」。


キク科。耐寒性のある一年草および多年草。

本来の性質は多年草ですが、
熱さと多湿に弱いので、日本では「秋まき一年草」として扱われます。

日本の「梅雨」に耐えることがむずかしいのですね。


原産地は、ヨーロッパ・地中海沿岸。
10種ほどの原種が分布しています。

原種は、白い一重咲きで、雑草扱いされているようなのですが、
早くから改良され、園芸植物の仲間入りをしています。

原産地・ヨーロッパでは、
本当にポピュラーな花だったようで、

イエス・キリストの幼少期(聖母子像時代)
のシンボルともされています。

日本に渡来したのは、明治時代。


花期は、11月~5月にかけて。
露地物は、2月ごろから咲き始めるようです。

花径2センチほどのかわいいものから、
8センチにもなる大輪種まで、豊富な種類があります。

花色は、白・赤・ピンクなど。

草丈は10~15センチ、大きくても20センチくらいまで。


「小さく、かわいらしいもの」として、
ヒナ」という接頭語がついているようですね。


「枕草子」の一節ではありませんが、
「小さきものは、みな うつくしき(可愛い)」なんでしょうな~。


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