松葉牡丹 |
俳画 離山房 今日の花「マツバボタン」。花言葉「可憐」
題字 「有憐」

スベリヒユ科。多年草。
ブラジル原産です。
日本への渡来は、江戸時代の末、
万延元(1860)年 に、
使節がアメリカからタネを持ち帰ったのが最初とされています。
草丈は、10~15センチほど。
ほふく性があり、
夏花壇のグラウンドカバーに最適。
花期は、7~10月にかけて。
直径2~5センチほどの1日花を次々に咲かせます。
日の出と共に開花し、
お昼過ぎには閉じてしまいますが、
品種改良によって、夕方まで咲き続けるものも多くなっています。
花色は多彩で、白、黄、ピンク、赤、オレンジ、紅色など。
複色品種もあるようです。
中心の黄色い雄しべとのコントラストがきれい。
一重のほか、ほんとにボタンのミニチュア版の「八重咲き」も。
科が違うのに、花がソックリというのは、
なかなかおもしろいですね。
炎天下をものともしない「打たれ強さ」には、
じつは秘策がありました。
植物の葉には、
体内の水分や空気の出し入れをする器官「気孔」があります。
(「秘孔」ではナイ)
・・・ここから先は、理科の「自由研究」っぽくなりますので、
ご覚悟をっ!
(・・・て、大したことありませんて)
植物は、体内の水分を気孔から発散させているのですが、
(これを「蒸散」といいます)、
気孔は「光合成」の必須アイテムなので、
ふつう、開閉は光のある昼間に多く行われます。
しかしマツバボタンは、昼間は気孔を閉じて、
多肉質の葉の内部に水分を溜めこみます。
「脱水症状」を防いでいるワケですな。
そして、気温の低くなる夜に気孔を開けて、
二酸化炭素を取り込んでおいて、
日中には、気孔を開けずに光合成をするという、
一般の植物とは、逆の行動を取っています。
これは、結構な「ウルトラC級」の技。
保水力は、サボテン並とも言われ、
まさに「小さな巨人」。
「可憐」なマスクの下には、
強靱な精神力(!?)が、ありました。
第一線で活躍する、アイドルのようにも、見えますか・・・。
「文章協力:中村クーミン
メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
http://www.mag2.com/m/0000170500
題字 「有憐」

スベリヒユ科。多年草。
ブラジル原産です。
日本への渡来は、江戸時代の末、
万延元(1860)年 に、
使節がアメリカからタネを持ち帰ったのが最初とされています。
草丈は、10~15センチほど。
ほふく性があり、
夏花壇のグラウンドカバーに最適。
花期は、7~10月にかけて。
直径2~5センチほどの1日花を次々に咲かせます。
日の出と共に開花し、
お昼過ぎには閉じてしまいますが、
品種改良によって、夕方まで咲き続けるものも多くなっています。
花色は多彩で、白、黄、ピンク、赤、オレンジ、紅色など。
複色品種もあるようです。
中心の黄色い雄しべとのコントラストがきれい。
一重のほか、ほんとにボタンのミニチュア版の「八重咲き」も。
科が違うのに、花がソックリというのは、
なかなかおもしろいですね。
炎天下をものともしない「打たれ強さ」には、
じつは秘策がありました。
植物の葉には、
体内の水分や空気の出し入れをする器官「気孔」があります。
(「秘孔」ではナイ)
・・・ここから先は、理科の「自由研究」っぽくなりますので、
ご覚悟をっ!
(・・・て、大したことありませんて)
植物は、体内の水分を気孔から発散させているのですが、
(これを「蒸散」といいます)、

気孔は「光合成」の必須アイテムなので、
ふつう、開閉は光のある昼間に多く行われます。
しかしマツバボタンは、昼間は気孔を閉じて、
多肉質の葉の内部に水分を溜めこみます。
「脱水症状」を防いでいるワケですな。
そして、気温の低くなる夜に気孔を開けて、
二酸化炭素を取り込んでおいて、
日中には、気孔を開けずに光合成をするという、
一般の植物とは、逆の行動を取っています。
これは、結構な「ウルトラC級」の技。
保水力は、サボテン並とも言われ、
まさに「小さな巨人」。
「可憐」なマスクの下には、
強靱な精神力(!?)が、ありました。
第一線で活躍する、アイドルのようにも、見えますか・・・。
「文章協力:中村クーミン
メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
http://www.mag2.com/m/0000170500