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アンスビウム

2006-08-14 08:36:56 | Weblog
 
アンスビウム
 俳画 離山 今日の花「アンモビウム」。花言葉「不変の誓い」
 題字「誓願」
 


キク科。一年草。

原産地は、オーストラリア。

日本への渡来は、
近種の「ムギワラギク」と同じころ、
江戸時代の終わりと考えられています。

草丈は、40~60センチほど。
茎に、「スターチス」のような羽状の部分がみられます。

花期は、
秋まきの場合、翌年の5月~6月にかけて、
春まきの場合、7月~8月にかけて。


直径5センチほどの白い花は、
中心部分が黄色い「管状花」、

それを取り巻く白い部分は、
花びらではなくて「総苞(そうほう)」、

萼(がく)が変化したもの・・・から成り立っています。


「貝細工」とは、
まるで貝で作られたような質感をあらわしたもの。

以前ご紹介した「ムギワラギク」は、
その大きさから「テイオウ(帝王)カイザイク」ですが、

こちらは、白一点の花色で、
より一層の「貝細工」っぽさから、

スバリ「シンセイカイザイク(真正貝細工)」!

・・・迫力、ありますな。


もともとオーストラリアの砂地に生育する花なので、
日当たりのよい、やせた土壌でよく育つ、
「省エネ植物」。

肥料と水のやりすぎは、
かえってためになりません。

(「子育てにも、似ている」?・・・むむっ、どうでしょう)


存在そのものが乾燥してますので、
切り花として飾る場合、花瓶に水を入れないでおけば、

あっという間にドライフラワー。

「不変の誓い」をたてるときには、
ぜひ、おそばにどうぞ。

(禁煙!? ダイエット!?)



今号は、これにて「読み切り」。

明日も又、このマガジンでお会いしましょう!
 
「文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」

美しい花と共に。
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