'11. 台風と福島原発

　　現在台風１５号が日本各地でその猛威を伝えています。　ですが、地震被災地との関連した報道はなかなか耳にしません。　現在進行中の被害を伝える方に重きを置いているからなのでしょう。　でも忘れてはいませんか？　今、原発がどの様な状況に置かれているのかを。　相変わらず建屋からは放射線物質が外部に出ていて、その敷地内の瓦礫にも高濃度の放射線量が計測されているという事。　そればかりではなく避難指定地域やその外側での地表を削っている事。　ここにも台風はやって来るのです。　どういう事が考えられるのでしょうか？　空気中に漂う放射線物質が雨粒に付着して地上に落下。　地上では雨に洗われ汚水が増える。　それらの水の行く先は地下・河川・農水路・樹木及びその根周り・周辺海域・・ｅｔｃ。或いは風の中を飛ばされていくもの。　これらは、ただ単に私が危惧しているだけで、影響下には無い事柄なのでしょうか？　それとも被災地の人達に不安と恐怖を与えない為に、「今起きている、各地の被害情報」を放送しているのでしょうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私がこの様な事に思いを巡らすのは、この様な台風と福島原発関連(放射線物質被災地)に拘る報道が為されていない・・というと事があるからです。　この事をトップ・ニュースにして欲しいだなどとは言いません。　しかし、報道されても良いのではないでしょうか。　全てのメディアについて言える事ですが、　報道内容が偏っている様に思える事が有ります。　この事も、やはりそうです。　影響ないのなら無いと、はっきりすべきではないでしょうか。　ニュースの中には、確かに報道協定(報道規制)なるものが存在しますが、それを踏まえた上で、別の切り口を模索するのもメディアの役割ではないかと、私は思います。