早いものですねえ。The Beatlesが来日してから丁度半世紀です。1966年6月29日、奇しくもこの日は今年2016年と同じ水曜日でした。50周年アニバーサリーが同じ曜日になるなんて、或る意味、ちょっと出来過ぎの様にも思えます。そんな事はともかく、あの日、確かにThe Beatlesは日本にやって来たのです。東京国際空港(羽田空港)に日航機は四人を乗せて降り立ちました。出迎えのファンの混雑を避ける為、普段とは異う場所へと機は誘導された為、タラップから降りて来る四人の姿を観る事が出来たのは、ほんの僅か、限られた人達だけでした。 僅か三日間の為に警察当局が過去に例を見ない様な厳戒態勢を張った為、何の問題も起きなかったのはいい事なのですけれど、当のBeatlesの四人はホテルと会場(武道館)の他は外出禁止となってしまい、どうにもこうにも居心地の悪い日を送るハメになりました。まあ、本人達はその理由をよく理解していた様です。 が、ジョンとポールはそれぞれホテルを脱出。ポールは直ぐに発見されてしまいましたが、ジョンは見つかる迄、古物商で骨董品物色をしていました。さすがは(?)ジョン。
週間読売の増刊号が13日も前に発売。 タラップを降りて来るビートルズ。
The Beatlesの公演スケジュールは以下の通り。
ホテルでの記者会見
そして、武道館コンサート
誰も客席を見る事も無く、其々がチューニングや音量を確かめている様子から一転、いきなりジョンが Rock'n'Roll Music を歌い始めた。 あの光景は今でもはっきりと目の前にある。現在とは異いひどい音響装置では有ったけれど、あの頃はそれなりに満足していた。ポールのマイクスタンドが不具合を生じていて、Paper Back Writer の時に、さかんにマイクの向きを直していたのが印象的でした。
そう、あれから早くも(私の中では)半世紀も経ったのですね…って、私はそんな歳じゃない! 不思議なのは数多いビートルズのフィルム(動画…DVD)の中に、日本公演のものが存在しないのです。ヨーロッパやアメリカでのものは存在するというのに。コンサートそれ自体の出来の良し悪しは別としても、日本人のファンとしては、あの映像を何度でも観てみたいものです。
当時の Music Life 編集長・星加ルミ子(25歳)が唯一人取材を許された(一時間)時に、 「日本の若者たちの間で流行っているものは何?」 と、尋かれとっさに教えたのがこの「シェ~」のポーズだったそうです。後日談で、この時ジョンはkidsといったのですが、その意味は「若者たち」の意味で、星加編集長は文字通り「子供達」と思い込んでしまった…との事。ゆえに「シェ~」。
そして The Beatles は日本を後にして、二度と来日する事無く、その四年後には正式解散。現在コンサートなどで観られるのはポール・マッカートニーだけとなってしまった。
私の提案。6月29日を『日本のBeatles Day』にしよう !!
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