じゅんなおひとのつぶやき

主に中学と高校のスポーツ観戦記になると思いますが掲載していきます 一応、ジャンルはオールマイティのつもりなのですが(笑)

第96回センバツ高校野球での大阪桐蔭

2024-03-29 20:33:33 | 大阪桐蔭
※投手
平嶋選手:北海戦はこれまでにも増して剛球でした。ただ、飛ばし過ぎにも見えました。準々決勝の報徳戦は初回イニング前でのマウンドでの投球からして球の走りは良いが明らかに抜けるのが目立ったのが初回の投球に出たようにも見えました。ただ、2回以降は立ち直っただけに、もう少し続投でも良かったかも知れません。大会を通して気持ちが前に出過ぎた投球に見え、今後気持ちの高ぶりのコントロールが課題なのかも知れません
南投手:北海戦は特別な印象はありません。報徳戦は素晴らしい内容でしたので当然結果にも反映されました。130前半で高めの釣り球で空振りがとれるのはそれだけ球の伸び、スピンの効きが素晴らしいからかと思われ、南投手の売りが出せていたかと思われます。結果論かもですが打撃も良いだけに、打順回ってきた時続投でも良かったかも知れません。
中野投手:2回戦の神村戦でのリリーフ振りは素晴らしいものがありました。捕手に正対して投げれて手首指先まで力強くしなやかに使えてるからスピンの効いた強い球が制球良くいくとなると鬼に金棒でした。報徳戦でリリーフに失敗したのは強心臓と評されるメンタルの強さが裏目に出たように見えました。今後慎重さ、そして臆病さも身につけることが出来れば、強メンタルが勝負強さへとつながっていくかと思われます
森投手:2回戦の神村学園戦で先発し4回1失点内容も尻上がりでまずまずも、森投手基準で見れば力出しきれずに見えました。試合前の遠投でノーステップで相手の頭上を一直線の弾道でポップして超すのは凄いですがこれが試合前に出るとマウンドでは規格外の力を出せない事が多いように感じます。普段のキャッチボールからして低め低めを心がけるとマウンドでも安定して凄みを発揮出来るのかと思われます。


※打線
とにかく大会通して上げるシーンが他校より明らかに目立ちました。飛ばす力が他校よりあるのと低反発バットのコラボでアウトになる場面が目立ったように思います。低反発バットなのだから低い打球を心がけるべき、ということなのか飛ばす力があるからそうなるという、低反発バットとの相性なのかは分かりません。夏に向けて5番以降の打線の底上げが課題かと思われます


※守備は勝負どころでミスが出てしまいましたが本来の守備力は高いですし、それが大会通して見て取れたかと思われます。勝負どころでビッグプレーが出るか ミスを出さないか こればかりは日々の練習等を通して鍛えられていくしかないと思います。盗塁がなかなか決まらなかったのはストレートのタイミングで走ってるからかと思いながら観てました。単独盗塁を仕掛けるなら変化球、特に抜いた球を投げるタイミングを計って行うべきかと思われます。あと代打の出し方が投手交代のタイミングのみ。リードされた展開だと投手に打順がまわってきた時点で代打といった感じで型にはめすぎのように感じました。特に大阪桐蔭の場合バッティングも強い投手が揃ってますので追う展開でもピッチングが安定してれば続投、はたまたどこか野手のところで代打とかあってもよいかと思いました。今後は平嶋投手と南投手のエース番争いがより一層激しくなりそう。春季大会は例年にも増して大シャッフルも予想され、メンバー外にも強い選手がたくさんいる同校なだけに、夏の陣容がいったいどうなっているのか、今から楽しみでならないかと思われます。