※FW
どこが相手でも序盤からスクラム圧倒。反則も誘う。大会通してFWの前からのディフェンスが光った。ただ準々決勝の東海大相模戦では激しい雨でボールが滑りモールが思うように組めず難しい試合に。準決勝の桐蔭学園戦では組織ではあたり勝ちするも個々は相手FWに低く鋭く突っ込まれ当たり負けして見えた場面が目立ったのは今後の課題かと思われます。昨年も感じましたがより低く鋭くあたる事は追求した方が良さげに見えました。
※BK
準々決勝では激しい雨でボールが滑り強く鋭い展開が出来ず。準決勝では相手FWの個々の鋭さにFWが手こずったことでBKのボール回しもどこか重たくなる。決勝は序盤から鋭いアタック。FW戦で圧倒出来れば全国屈指?のBK陣も力を発揮します。FWがすんなり勝てない時にBKがいかに局面を打開するかが今後の課題かもしれません。大会通して近場での展開がほとんどだったことが攻め込みながらミスでチャンスを逃す場面が多かった要因に見える。桐蔭学園が見せたやや後ろ目への展開で相手FWから遠ざけたパスワークは、今後多いに参考にしたら良さげに見えました。BKでいきたい時は接点の攻防を避ける事も大事かと思われます。いつもいつもすんなりあたり合いで勝たせてもらえるとは限りません。後、ややショートキックを駆使した攻撃が多すぎるかも知れません。十分回せそうなのにショートキックで相手ボールにしたりライン割ったりで勿体なく見えた場面もあったかと思われます。
※11年ぶりの選抜制覇を嬉しく思いますが今後を考えると手放しで喜べる優勝ではなかったようにも思いました。近畿関東九州で地区を圧倒的な強さで制したのは大阪桐蔭のみという実績を思えばもっと圧倒して優勝する事も予想されましたが、特に桐蔭学園が地区大会までよりチーム力が上がって見えたことと東海大相模戦が雨で大阪桐蔭のストロングポイントが消され相手優位のコンディションだった事もあり、圧倒的優勝とはいかず。昨年の桐蔭学園のような全国単独本命までの力はないと近畿までの戦いで感じた事はその通りだったかと思われます。しかも桐蔭学園は準決勝の試合後のコメント読む限り、力試し的な戦い方をしており、ある意味優勝した大阪桐蔭以上に収穫のあった大会となっている事も考えられます。準々決勝の東海大相模戦後についてもピッチコンディション悪く出来ることが限られた中でいかにスコアメイクするかという課題は残りましたし初戦の国学院久我山戦や準決勝の桐蔭学園戦ではいずれも立ち上がり虚を突かれる形で先制を許していることからやや抜けるとこがある面も気になります。同校史上初の春冬連覇に向けてさらなる進化は必要不可欠かと思われます。私は大阪桐蔭の優勝をただただ喜びたいと思います。
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