jykell7引越し先

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~最終話~この世界の終わりに。

2005-12-03 22:29:37 | ノンジャンル
さぁ。問題は今後のことだ。

このサーバーで最悪のクラン(LS)を完全に敵に回した。
まるでアルカイダのようなテロリスト集団。警告に現れたGMすら挑発し、煽り、斬りかかって行くような狂信者たち。
何度アカBAN(キャラクター削除)されてもゾンビのように別アカウントで復活し、殺して奪った最強クラスの武器、高度なチートや外部ツールを使った異常なPLシステムで一月もすればlv40以上に蘇るゴキブリども。 

本来、こいつらを制圧するはずのこの世界の秩序、ともいうべき強大な城主LSやその同盟国の連中は新たなる外敵である中国、台湾、韓国人LSとの抗争に明け暮れ、テロ集団のことは黙殺状態だ・・・

いや、それどころか裏でつるんでいる、という噂まである。
連日、自らのHP上で処刑、戦利品と称して殺害した相手の死体ssと戦利品をアップ、数億といわれる資金力で世界征服すら公言しだす始末・・・。

約1年半前、こんな腐り果てた世界に見切りをつけて俺は新天地、ヴァナ・ディールに降り立ったのではなかったのか。 

簡単なことだ、帰ればいいではないか。Jykellなどというお調子者のナイトに戻って、一人では満足に戦闘すらできない、群れなければ何もできない、という他に類を見ない異常ともいえるアノ美しい世界で静かに釣糸でも垂らしていたらどうなのだ。え? BD1よ。

・・・・どうも自虐的になっていかん。

しばらく大地に寝っころがったまま、頭を冷やすこととしよう。

だらだらと申し訳なかったな。 また、どこかで逢うこともあるだろう。

さらば、だ。


==============完 結=========================


憎悪~第6話~

2005-12-03 20:08:20 | ノンジャンル
引っ張りすぎて申し訳ない。BD1ラストバトル?の続き、だ。


戦闘時間はおおよそ、2分。200個を超えるポーションが信じられない速度で消えていった。

「グゥオアァ・・」背筋の凍るような呻き声を上げながら俺はデスナイトの前に血反吐を吐いて崩れ落ちた。
何しろ、こちらの攻撃が当たらないのだ。・・・いや、当たってはいるのだろうが、相手の攻撃モーションが凄まじすぎて、こちらはノックバックの体勢がほぼ途切れず、まるで、剣を振っていないかのような棒立ち状態であった。

夢想阿修羅拳を絶え間なく連続で喰らっている感じ、とでも表現したらいいのだろうか。
戦争時に敵4,5人に囲まれて斬りつけられるとこんな感じになる・・・まさに瞬殺だった。

しばらくの沈黙状態のあと、敵ナイトが変身を解き、死体の俺に言葉を発した。

「乙。提案があるのだが」    
 
 俺は無言のままだ。

「そちらと組みたい。先日の件は追求しない。無益なPKは望まない、とウチのボスも言っている。一緒にこの世界を変えていくのはどうだ?」

 俺は精一杯の速さでキーボードを叩く。「やなこった。断る」

「・・・わかった。ではAir-Forceもろとも、ALL-KILLでいいんだな」
「今後、敵対クラン(LS)と見なし、フィールドであろうが街中であろうがお前ら、皆殺しということで了解するんだな。」
「雷鳥αにもその事は必ず伝えておけ」

正直、俺は驚いた。在籍クラン、忠誠を誓った今は亡き閣下のキャラ名も全て、調査済みか。
とっくの昔に削除されていたはずの戦争クランのウェブページが今もどこかに残っているのだろうか・・。

と、画面に【誰かがあなたを助けようとしています。蘇生しますか?】とシステムメッセージが流れる。
魔道士め。死してなお、屈辱のレイズを受けさせようとするのか。即座に【NO】をクリック。
生き返ったところで衰弱状態でまたナブリ殺しにされるのが落ち、だからな。
(今でも俺はFFでレイズを受ける時、このときのことを思い出して悪寒が走ることがある。)

魔道士はニヤニヤという表情のカオモジを発しながら隣で息絶えていた俺の犬をレイズ。
血溜りの中から愛犬がHP半分で復活。おずおずと愛犬は俺の死体のそばに寄り沿ってくる。
・・文字通り、犬死にさせちまったな・・・ごめんな、弱い飼い主で・・・
ツルギはどうだ? エルヴンプレートメイルはどうだ?? ・・落とさずに済んだようだ。 少し胸をなでおろす。

いつの間にか集まっていた見物人が潮が引くように去っていく。
そして数分後、お約束の晒しシャウトが全世界に流れた・・・・

「水神の神殿付近の方、お気をつけください! 」
「BD1というナイトがうろついています!!DKにも斬りかかる狂犬のような♂ナイトです、近寄らないようにしてください!!」

ふっ、豆腐屋の糞どものシャウトなんか誰が真に受けるかよ、ALL-KILLされる仲間も最早誰もいねーよ・・・

俺はしばらく死体のまま、大地に横たわっていた。愛犬ドーベルマンは死体の横に座り続け、
いつまでも俺の顔をなめつづけていた・・・

======THE END?=======