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かつて、俺たちの国も。

2007-09-20 22:14:16 | ノンジャンル
第二次大戦の敗北によって焦土と化した日本。

しかし、そのわずか20年後には高度経済成長期を迎え、諸外国からは【東洋の奇跡】とまで言われた我が国、日本。

東京オリンピック、新幹線開通、など華々しいイベントと共に世界に冠たる第1級国家を目指すべく明るい未来へと猪突猛進していった日本。
当時の池田内閣がぶち上げた「国民所得倍増計画」、
更に続いた田中角栄の「日本列島改造論」。

頑張れば頑張っただけ所得は上がり、カラーテレビ、自家用車、クーラーが【三種の神器】と呼ばれ、夢のように生活水準が上昇したあの頃。
国民はみな将来に夢を持ち、生き生きと目を輝かせていたあの頃。

その舞台裏では何が起こっていたか。

都市部の河川は規制すらない工業排水と生活雑排水で鉛色に泡立ち、悪臭を放つ。
河川敷に近寄ると刺激臭で目も開けていられなかったと言う。
水俣病やイタイイタイ病など公害病がはびこり、首都圏では連日、光化学スモッグ注意報が発令され窓も開けられない状態。一気に増えた自動車による深刻な排ガス被害。
夢の新建材、ともてはやされ瞬く間に建築物を覆いつくしていったアスベスト。
食品は汚染され、養殖魚は奇形が続発、添加物等も野放し状態。

それでも作れば売れた。売れるから作った。規制など無いに等しかった。
当時、規制なんて言う言葉は経済発展の障害でしかなかった。

諸外国からは【エコノミック・アニマル】と軽蔑を受けながら、それでも破格の安さと均一な品質で大量に生み出されるメイドインジャパン製品はやがて世界を席巻していくことになった。
(ただし低価格、高性能、故障知らずと呼ばれ賞賛されるのはまだだいぶ後のことである)

黎明期のメイドインジャパンは安かろう、悪かろうの製品でしかなかった。
まるで今日の中国製品のように。
画期的なSONYのトランジスタラジオでさえ当時は3流品扱いで不良品が多く、返品の山だったという。

最近のあの国を見ているとタイムマシンに乗って過去の日本を見ているようだとは思わないだろうか。

ようやく中国政府も取り締まりに乗り出した各種海賊版製品。
かつての日本製品も全て欧米の模倣から始まり、品質は低かった。
アイデアを海外から盗み、勝手に改良して低コスト品で市場に食い込む。
これは紛れもなくかつての日本が得意としていた手法に他ならない。
同じ事を40年後、中国にやられる派目になるとは・・
親の因果が子に報い、というか輪廻転生とでも言うべきか^^;

中国で著作権保護法が制定されたのは何とつい先日の1997年のことだそうだ。
そんな幼い子供に大人の理屈がすぐに理解できるとは思えないが
彼らもやがて学ぶのであろう。・・・彼らは我々以上に要領は良い。

そんな事をチラチラ考えながら俺は業務スーパーで食品を買うw
口に入れるものを判断するのは国家でも法律でもなく、俺自身だ。

横で呆れ顔してる妻を尻目に俺は食品を【独自の基準】で吟味しつつ、次々とカゴに放り込んで行った。





近所にね

2007-09-20 03:33:22 | ノンジャンル
業務スーパーってのがOPENしたんよ。
早速のぞいてきたんよ。安いんだねーあーゆーとこ。
もっとも、商品のパッケージ単位がバカデカイんだけどね^^

「業務用ノリタマふりかけ5Kgパック」とか
「業務用ネギトロチューブ入り3Kg」とかw

なんか見てるだけでも楽しいよ^^
でもって、店内商品の約8割くらいはメイド・イン・チャイナ。

まあ、あの国が一番得意とする分野だしね。
巷では真偽も確認せずに中国製品叩きが流行っています。

俺たち日本人は彼らを貶すの大好きだもんね^^;
まるで俺が■e貶すのが生き甲斐なようにねw

高度経済成長真っ只中の中国ですがメディアの報道を眺めていると
かつての我が日本国がたどってきた道とそっくりな事に苦笑しています。

かつてのニッポンはどうであったか?
この辺は次回、また少し書いてみようと思います。