jykell7引越し先

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(無題)

2009-06-22 23:34:00 | ノンジャンル
Windows XP(SP2)
Windows XPは簡単に消えそうにない。製品的に成熟して安定性が高く、何よりも今日のハードウェア上で非常に速く動作するからだ。実際に今回も、データベース、ワークフロー、マルチメディアの各テストにおいて、新しいWindowsよりもデュアルコアの場合で2倍、クアッドコアで最大66%高速だという結果が出た。アプリケーション・スループットについては、今もWindows XPがナンバーワンである。

Windows Vista(SP1)
Windows Vistaは愛すべき嫌われ者である。だが、燃費の悪い70年代の自動車や80年代のヘアバンドと同様に、VistaはWindowsの歴史のなかで進化のための重要な転機であり、飲み込まねばならなかった苦い薬だったと伝えられるときがくるだろう。
それにしても何と厄介な薬なのだろうか。VistaはメモリーやCPUを際限なく消費し、ディスクを破壊するかのように過剰に動作する。設計者は使い勝手を高めようと各種バックグラウンド・プログラムが実行するようにしたが、結果として動作が遅いというレッテルを貼られてしまった。
それでも、Vistaがムーアの法則を味方につけていたのは幸運だった。マルチコア
への移行を初めとするCPU性能が向上、そしてメモリーとストレージの低価格化により、Vistaは最新のハードウェア上ではかなり使いやすくなり、肥大化したOSというイメージも相殺された。これは、後継OSのWindows 7にとっても好ましいことだ。

Windows 7
だが、ごまかしの利かないベテランWindowsユーザーは、申し訳程度のパフォーマンス調整を加え、エクスプローラ・シェルをアップデートしたWindows Vistaにすぎないと見ている。一般ユーザーが好感を持つかどうかはわからないが、Windows 7は地味なアップデートでしかない。
今回のテストの多くでWindows 7は、Vistaに酷似した結果を出したが、それも当然だろう。