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『史記』孝武本紀

2018-01-23 10:52:16 | 四書解読

『史記』孝武本紀

この孝武本紀は司馬遷の手によるものではない。太史公自序に曰く、「今上本紀を作る。」と。然るにこれを奏上するや、その内容が武帝の過誤を隠すことなく記せられていたので、怒りにふれ削り去られた。その後、褚少孫が『封禅書』の武帝の部分を以て本紀にあてたと言われている。索隠に、「褚先生の史記を補うや、合に武帝の事を集めて以て編年すべし、今止(ただ)、封禅書を取りて之を補うは、信に其の才の薄きなり。」と述べられており、これが誠ならば、“信に其の才の薄きなり”で、お粗末としか言いようがない。

孝武皇帝は、孝景の中子なり。母を王太后と曰う。孝景四年、皇子を以て膠東王と為す。孝景七年、栗太子廢せられて臨江王と為り、膠東王を以て太子と為す。孝景、十六年に崩ず。太子、位に即く。孝武皇帝と為る。孝武皇帝初めて位に即き、尤も鬼神の祀を敬す。
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