http://www.eonet.ne.jp/~suqin (史記、戦国策の解読)
第三節
孔子が言われた、「舜はすぐれた知者と言えるだろう。舜は問い尋ねることを好み、身近な言葉を注意深く聞いてよく理解し、悪いことは隠し、善であって行いやすい事を人に進め、賢者の極端、不肖者の不及という両端を取りあげて、その中を民に及ぼした。このようであるからこそ舜は其の字が意味する道徳充満の人物で、當に舜と呼ばれるべきなのである。」
子曰、舜其大知也與。舜好問而好察邇。隱惡而揚善。執其兩端、用其中於民。其斯以為舜乎。」
子曰く、「舜は其れ大知なるかな。舜は問うを好み、而して好みて邇言を察す。惡を隠して善を揚ぐ。其の兩端を執り、其の中を民に用う。其れ斯れ以て舜と為すか。」
<解説>
中国において、聖人の代表は舜であり、君子の代表は孔子である。その孔子が、舜は中を民に用いたと述べる事に因って、中庸の重みを一段と加えている。
第三節
孔子が言われた、「舜はすぐれた知者と言えるだろう。舜は問い尋ねることを好み、身近な言葉を注意深く聞いてよく理解し、悪いことは隠し、善であって行いやすい事を人に進め、賢者の極端、不肖者の不及という両端を取りあげて、その中を民に及ぼした。このようであるからこそ舜は其の字が意味する道徳充満の人物で、當に舜と呼ばれるべきなのである。」
子曰、舜其大知也與。舜好問而好察邇。隱惡而揚善。執其兩端、用其中於民。其斯以為舜乎。」
子曰く、「舜は其れ大知なるかな。舜は問うを好み、而して好みて邇言を察す。惡を隠して善を揚ぐ。其の兩端を執り、其の中を民に用う。其れ斯れ以て舜と為すか。」
<解説>
中国において、聖人の代表は舜であり、君子の代表は孔子である。その孔子が、舜は中を民に用いたと述べる事に因って、中庸の重みを一段と加えている。