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『レイチェルが死んでから』 フリン・ベリー(著),田口俊樹(翻訳)

2021年12月27日 21時44分00秒 | ■読書
アメリカの作家「フリン・ベリー」の長篇ミステリ作品『レイチェルが死んでから(原題:Under the Harrow)』を読みました。


ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。

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アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀新人賞受賞作
読み進めればすぐに気づく。
この語り手が普通ではないことにーー。

姉の家を訪れた「ノーラ」が最初に目にしたのは吊された番犬の死骸だった。
そして血まみれで横たわる姉「レイチェル」
誰かが姉を殺したのだ。
残酷な現実をまえに深い喪失感に苛まれた「ノーラ」は、犯人捜しに執着していく。
彼女は十五年前に「レイチェル」が襲われたある事件との関連を疑い始め……。
姉の死に囚われた妹の鬼気迫る思考と感情を、新人離れした文章力で表現してみせた傑作心理スリラー。
エドガー賞最優秀新人賞受賞作。
解説/大矢博子
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2016年(平成28年)に発表された「フリン・ベリー」のデビュー作で、翌年のアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀新人賞を受賞した作品です。


姉の家を訪れた「ノーラ・ローレンス」は、姉「レイチェル」の刺殺死体を発見する… 1時間前に出発し姉に会いにいっていれば助けられたのではないかという思い込みから精神に変調をきたした「ノーラ」は、様々な人間を容疑者ではないかと疑い犯人捜しに執着する、、、

15年前に姉に乱暴を働いた者が犯人ではないかと考え、類似事件の裁判記録を漁り、その犯人たちに会い… そして、姉の最後の目撃者である配管工「キース・デントン」が姉の監視をしていたのではと彼の後を付け始める 等々、、、

そんな中、警察は第一発見者の「ノーラ」に疑惑の目を向ける… 「ノーラ」は真犯人を探り当てることができるのか……。


姉の死の真相を追う「ノーラ」の心理が一人称で描かれるのですが… 「ノーラ」は、被害妄想が強く情緒不安定なので感情移入できず、時系列に関係なく物語(回想)が進むので時系列が理解できないし、ちょっと辛かったなー

一人称で描かれる主人公に気持ちがシンクロできない作品は、なかなか愉しめないですねー 解説にあるように、犯罪被害者のトラウマを描いた作品 として受け留めれば、ある程度評価はできるかな とも思いますが、精神状態が明らかに悪い主人公の意識を逐一追うのは、なかなか辛いものですね。


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