「山本周五郎」の短篇時代小説集『山本周五郎名品館Ⅰ おたふく』を読みました。
久し振りに時代小説を読みたくなったんですよね。
-----story-------------
生涯、膨大な数の短編を遺した「山本周五郎」。
没後五十年を経た今なお、読み継がれる作品群の中から、選びに選ばれた名品。
短編傑作選の決定版!(全四巻)
第一巻に収録するのは、「周五郎」が日本女性の最も美しく貴い姿を集約させたともいえる『松の花』、その対極にある自らの性に翻弄される女『おさん』、酔っ払いだが腕のいい職人の父親を描く人情ものの傑作『ちゃん』、ほか『あだこ』、『晩秋』、『おたふく』、『菊千代抄』、『その木戸を通って』、『雨あがる』の全九篇。
巻末に「沢木耕太郎氏」による解説エッセイ『一丁目一番地のひと』を収録。
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「山本周五郎」作品に深く傾倒する「沢木耕太郎」が、300篇にも達しようかという膨大な作品群を読み返して独自の視点と切り口で4巻36篇を選び、各巻の末尾に斬新かつ詳細な解説エッセイを執筆したアンソロジー作品の第1巻で、以下の9篇が収録されています。
■あだこ
■晩秋
■おたふく
■菊千代抄
■その木戸を通って
■ちゃん
■松の花
■おさん
■雨あがる
■解説エッセイ「一丁目一番地のひと」 沢木耕太郎
「沢木耕太郎」が選び抜いた巨匠「山本周五郎」名品… 面白くないわけないですよねー
9篇とも愉しめました… 「山本周五郎」作品の入門書としてもオススメですね。
そんな中で特に心に残ったのは、
絶望した若い武士を立ち直らせるけなげな娘を描いた『あだこ』、
自刃した父の恨みを果たすため、冷酷な奸臣と言われた老臣を狙う娘を描き、最後の二人の縁側での対決は清々しい『晩秋』、
男として育てられた君主の哀しみ、痛ましい半生を描いた『菊千代抄』、
ずば抜けた武芸の力があるが、人の良さで浪人暮らしを脱せられない浪人とその妻を描いた『雨あがる』、
ですかね… でも、他の作品も面白かったからなー 味わい深い作品ばかりで、甲乙つけがたいですね、、、
市井に生きる庶民の哀歓、弱き者の意地、男と女の不思議な関係等々… 描かれているのは、現代にも通じるテーマだと思いますね。
久し振りに時代小説を読みたくなったんですよね。
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生涯、膨大な数の短編を遺した「山本周五郎」。
没後五十年を経た今なお、読み継がれる作品群の中から、選びに選ばれた名品。
短編傑作選の決定版!(全四巻)
第一巻に収録するのは、「周五郎」が日本女性の最も美しく貴い姿を集約させたともいえる『松の花』、その対極にある自らの性に翻弄される女『おさん』、酔っ払いだが腕のいい職人の父親を描く人情ものの傑作『ちゃん』、ほか『あだこ』、『晩秋』、『おたふく』、『菊千代抄』、『その木戸を通って』、『雨あがる』の全九篇。
巻末に「沢木耕太郎氏」による解説エッセイ『一丁目一番地のひと』を収録。
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「山本周五郎」作品に深く傾倒する「沢木耕太郎」が、300篇にも達しようかという膨大な作品群を読み返して独自の視点と切り口で4巻36篇を選び、各巻の末尾に斬新かつ詳細な解説エッセイを執筆したアンソロジー作品の第1巻で、以下の9篇が収録されています。
■あだこ
■晩秋
■おたふく
■菊千代抄
■その木戸を通って
■ちゃん
■松の花
■おさん
■雨あがる
■解説エッセイ「一丁目一番地のひと」 沢木耕太郎
「沢木耕太郎」が選び抜いた巨匠「山本周五郎」名品… 面白くないわけないですよねー
9篇とも愉しめました… 「山本周五郎」作品の入門書としてもオススメですね。
そんな中で特に心に残ったのは、
絶望した若い武士を立ち直らせるけなげな娘を描いた『あだこ』、
自刃した父の恨みを果たすため、冷酷な奸臣と言われた老臣を狙う娘を描き、最後の二人の縁側での対決は清々しい『晩秋』、
男として育てられた君主の哀しみ、痛ましい半生を描いた『菊千代抄』、
ずば抜けた武芸の力があるが、人の良さで浪人暮らしを脱せられない浪人とその妻を描いた『雨あがる』、
ですかね… でも、他の作品も面白かったからなー 味わい深い作品ばかりで、甲乙つけがたいですね、、、
市井に生きる庶民の哀歓、弱き者の意地、男と女の不思議な関係等々… 描かれているのは、現代にも通じるテーマだと思いますね。
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