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『ジュリオ』 木下半太

2025年02月04日 20時50分48秒 | ■読書
木下半太のサスペンス作品『ジュリオ』を読みました。
『極限トランク』、『極限冷蔵庫』に続き、木下半太の作品です。

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市長暗殺計画の黒幕は一体誰だ? もう二度と大切な仲間を失いたくない――。
天涯孤独の少年の魂荒ぶる高速クライムサスペンス!

特殊能力を持つ天涯孤独の17歳、鳥谷ジュリオ。
ギャングのトップを目指すが、大切な仲間を失ってしまう。
同じ頃、市長暗殺未遂が勃発。
元FBIの美女・具志堅花はボディガードを、絵本探偵・羽田誠は犯人追跡を命じられた。
しかし、市長の悪行を目撃したジュリオ、花、羽田は、少年・海斗を救うため共に行動を開始。
もう誰も失いたくない――孤独な魂が荒ぶる、命懸けの追走劇!
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新潮社が発行する小説誌『yom yom』vol.24~vol.29に『ブラザーズ・オーシティ』として連作された後、2013年(平成25年)に『ジュリオ』と改題して刊行された作品……世界一のギャンブルシティ・オーシティ(かつての大阪)を舞台にしたクライムサスペンス作品、オーシティシリーズの第2作です。

クールでハードボイルドタッチの作品でしたね……ブラジル移民のリーダー・鳥谷ジュリオ、ロシアンマフィアのニコタマ(ニコライ・タマノフスキー)、日本ヤクザの新勢力ブレードの面々、元FBI教官で沖縄空手の使い手・具志堅花、絵本探偵・羽田誠 等が、オーシティの市長・遠山伊佐夫のスキャンダルを探って入り乱れる、、、

仲間を信じて、闘って……とノンストップの展開でしたが、結末は悲かったですねー ジュリオには幸せになって欲しかったなぁ、ハッピーエンドかと思ったんですけどね。

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