投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

方言 (日本の名随筆) - 清水義範(作品社)

方言 (日本の名随筆)

作品社

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1996年8月25日第一刷発行 清水義範(編) 作品社

この本を読んだのは4~5年前のこと。当然メモもその時のもの。最近飲み屋で会社の同僚と「ウザッタイ」という言葉はどこの言葉だ?ということが話題になったのですが、多摩地区の方言だったんですね。自分でメモっておきながらすっかり忘れている。

沖縄本島にある「ちゅら海水族館」の「ちゅら」って何かなと思ったら、「清ら」だった。これもメモをとっているときは「そうだったんだ!」と思っていたことを今思いだしました。

以下メモ

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p79 川上裕之 むぎゆ、おつけ、おむすび

 むぎゆ(東日本) むぎちゃ(西日本)
 おつけ、おみおつけ(平安時代の言葉)
 おむすび(東日本) おにぎり(西日本)

p108 田辺誠子 

 奄美 魚:イオ 
     脛:ハギ
     母:アンマ
     愛する人:カナ(愛し)
     下さい:タボレ(賜れ)
     美しい:キュラ(けうら、清ら)

p180 紀宮清子内親王 

紀宮清子内親王が学習院大学日本文学科の学生だった時の話。大野晋は教授だった。
大野晋が紀宮清子内親王に「アスコとアソコ、どちらを使うか」と問う箇所あり。
内親王の返事は「アスコもアソコもあまり使わない。どちらかと言えばアソコ」。

p185 米原万里 方言まで訳すか、訛りまで訳すか

 ベルギーの仏語は日本でいえば東北弁のような響きを持っている

p198 井上史雄 日本語考現学

 ウザッタイ:多摩地区
 一緒だ:関西の言葉
    

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(2004年冬 西図書館)
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