東京でカラヴァッジョ 日記

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カラヴァッジョの話題は尽きません。

2010年07月03日 | カラヴァッジョ

1 没後400年特別企画。遺骨探し。
  2010年6月17日読売新聞、時事通信から抜粋

・ イタリアの専門家グループは16日、カラバッジョの遺骨をほぼ特定した、と発表した。
・ この人骨は、カラバッジョが死去したとされるトスカーナ州ポルトエルコレの地下聖堂で発見された頭骨や大腿骨など。
・ 漁村ポルトエルコレの小さな教会の墓地にある200余りの墓の中の無名のものがカラバッジョの墓だといわれていたが、墓地の遺体は1956年に掘り起こされ、すべて一緒に教会の地下納骨室に納められた。
・ 1年間にわたってDNA検査、炭素年代測定などを行ってこれらの遺骨をしらみつぶしに調べた。
・ 1610年前後に38-40歳くらいで死亡したと推定される一体の遺骨を選び出した。
・ 人骨からは、バロック期の顔料に含まれていた水銀や鉛が高濃度で検出され、炭素同位体による年代測定でも没年の1610年前後のものと判明した。
・ 今年に入って、カラバッジョの出身地の伊北部で、血縁者とみられる「メリジ」姓の住民のDNAを採取、人骨と照合した結果、共通性を確認した。
・ 人骨のDNAの劣化で完全な証明はできないが、「85%の確率」で本物と確認できたという。
・ ただ、暗殺や病死など諸説ある死因については、特定できなかった。

85%ですか。

2 カラヴァッジョを手放す? 
  2010年6月18日asahi com.より抜粋

・カラバッジョの傑作を、ベルルスコーニ伊首相が購入するという話題で、伊美術界は持ちきり。15日付メッサジェーロ紙が伝えた。
・首相が欲しがっているとされるのは「聖パウロの回心」第1作。
・作品はローマのオデスカルキ家が所蔵し、保存状態も非常に良好。
・宮下規久朗氏は「仮にオークションに出品されたら、100億円はくだらないだろう」と話す。
・首相はこの作品に1億ユーロ以上を提示しているという。

本当に手放すのでしょうか。



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