国立西洋美術館の2011年の特別展は、強力ですよね。
◇レンブラント 光の探求/闇の誘惑
2011年3月12日~6月12日
◇大英博物館 古代ギリシャ展
2011年7月5日~9月25日
・神戸では3月12日から開催。
・ギリシャ黄金時代の傑作《円盤投げ(ディスコボロス)》をはじめ、彫像、レリーフ、壺絵など約130点
◇ゴヤ展(仮)
2011年10月~2012年1月
・プラド美術館から、至宝「着衣のマハ」をはじめとする絵画・素描など72点
すごいなあ。楽しみです。
さて、久々の開催となるレンブラント展。何が出品されるのでしょうか。
最近のレンブラント展といえば、
◇レンブラントとレンブラント派─聖書、神話、物語
2003年9月13日~12月14日
国立西洋美術館
もう7年以上前。このときは工房作を含めて14点。
「聖ペテロの否認」(アムステルダム国立美術館)や工房作「黄金の兜の男」(ベルリン美術館)などは忘れられません。
◇大レンブラント展
2002年11月3日~2003年1月13日
京都国立博物館
8年前。このときは豪華43点!!
「目を潰されるサムソン」(シュテーデル美術館)や「ヨアン・デイマン博士の解剖学講義」(アムステルダム歴史博物館)、「笑う自画像」(ヴァルラフ=リヒャルツ美術館)などが特に強く印象に残っています。
今回のレンブラント展。
約100点の版画、約15点の絵画と素描とのこと。
約15点の絵画と素描?
では、絵画はせいぜい半分程度になるのでしょうか。
チラシやHPで確認できた油彩画は、次の7点(制作年代順)。
1:音楽を奏でる人々(アムステルダム国立絵画館)1626年
2:アトリエの肖像(ボストン美術館)1628年頃
3:東洋風の衣装をまとう自画像(パリ市立美術館)1631年
4:書斎のミネルヴァ(ニューヨーク、レイデン画廊)1635年
5:羊飼いの礼拝(ロンドン、ナショナル・ギャラリー)1646年
6:ヘンドリッキェ・ストッフェルス(ルーヴル美術館)1652年
7:旗手(フローリス・ソープ)(メトロポリタン美術館)1654年
このなかでは「ヘンドリッキェ・ストッフェルス」が特に楽しみ。
家政婦から内縁関係となり娘も生んだ彼女がモデルとなった
◇ダビデ王の手紙を手にしたバテシバ」(ルーブル美術館)1654年
◇戸口の女(ベルリン美術館)1656年頃
はたいへん好みですので。
上記7点でも十分すごいけれども、あとこれにいくつかプラスアルファがあるといいなあ。どうなのでしょうか?