神保町の古書店に登場したクリスマスツリー。
神保町古書店のクリスマスツリーめちゃ良くないですか pic.twitter.com/5mK7iweuXy
— はじめ (@ibahajime) December 11, 2020
このツリー、すごくいい。
背表紙の書名とのギャップも面白い。
どうやら東洋文庫の大量入荷があって、今回のクリスマスツリーに繋がったようである(想像)。
🌟本日の新入荷🌟
— 澤口書店 巌松堂ビル店 (@sawaguchigansho) December 8, 2020
東洋文庫の函入りが大量に入荷しております!
1冊500円の大特価📚‼️
人気のある東洋文庫、お早めにチェックしてください💁✨#新入荷 #神保町 #神田 #古本屋 #古書店 #古書 #古本 #東洋文庫 #文庫 #歴史 #文学 pic.twitter.com/AFEbISRd9y
話題になっている。
ま、まさかのバズ!!!!????
— 澤口書店 巌松堂ビル店 (@sawaguchigansho) December 13, 2020
スタッフ一同びっくりな東洋文庫のクリスマスツリーちゃん🎄(朝から取材も…(;O;)!?)
本日はお外に設置です☃
【見に来て頂ける方へのお願いです】
クリスマスツリー【のみ】写真撮影OKです📷
他の商品、店内の撮影はNGですのでお気を付けください pic.twitter.com/tfzT64KN1h
三省堂書店さん🎅
— 澤口書店 巌松堂ビル店 (@sawaguchigansho) December 15, 2020
見つけてくださりありがとうございます📚🌟 https://t.co/ukpcP8ZZcG
ねとらぼさんに、記事として取り上げていただきました🌟
— 澤口書店 巌松堂ビル店 (@sawaguchigansho) December 15, 2020
ありがとうございます😊 https://t.co/cy57t3YYbe
FNNプライムオンラインでも。
緑表紙の書籍製のクリスマスツリー自体は他にもあるようだ。
旭川大学図書館の東洋文庫ツリー。
外国の書店などでも、緑表紙書籍ツリー。
それでもやはり、古書店の、東洋文庫の、1冊500円(違うかも)の、細身ですらっとしているクリスマスツリーが一番の好み。実物も見たいなあ。
東洋文庫には、学生時代から、その函や書籍のデザインや、その専門的なラインナップに惹かれていた。
惹かれてはいても、私には専門的過ぎて無理!、と一度も購入したことはなかった。
しかし2020年、ついに1冊、ついに人生初購入する。
東洋文庫778
『流行性感冒 「スペイン風邪」大流行の記録』内務省衛生局編
2008年9月初版、2020年6月第3刷
本年6月、職場の最寄りの書店で、その書店の品揃えとしては明らかに異質な本書を見かける。
2ヶ月前のことを思い出す。緊急事態宣言下。大半の店舗が臨時休業し、通勤電車はガラガラで、ドラッグストアには開店前から入荷があるかどうか分からないマスクを求める大行列ができていた頃のこと。
100年前のスペイン・インフルエンザに関する情報を求めていたところ、平凡社のサイトにて、期間限定にて本書の全文が無料でダウンロード可能、という実に粋な措置がなされていることを知る。ありがたく参照させてもらった。
その時の感謝の気持ちを込めて、また、キャッシュレス消費者還元事業の5%還元で少し安くなるし、で衝動買いに至ったものである。
この書籍も当然に専門的である。手に負えないながらも、当時のマスク事情など、ところどころをつまみ読みしている。
2冊目の購入は厳しいかも。
平凡社ライブラリーであれば、西洋美術もので重宝している(『カラヴァッジョ伝記集』や『黄金伝説』など)し、今後も大いに期待しているところである。
東洋文庫のタイトルを見ると、自分の専門外のテーマの場合は敷居が高過ぎて、手に取って見ようという気も起りませんね。これは私もずっと同じ気持ちだったのでよく分ります。でも、最近自分に必要なものが出ていることを知ったので、生まれて初めて東洋文庫をしっかり読む機会がありました。
私はイタリアルネサンス、バロック美術と日本美術のうち平安・鎌倉彫刻史を重点的に追いかけているので、この二つの分野については専門書でもできるだけ読むようにしています。数カ月前に日本彫刻史の専門家の方のツイッターに東洋文庫の「感身学正記」下巻が出版されたという記事が出ていました。感身学正記とは奈良西大寺の中興である鎌倉時代後期の僧、興正菩薩叡尊が自身の生涯の事績を記録した書物で、西大寺を中心とした鎌倉時代中期から後期にかけての仏像彫刻研究には重要な文書です。岩波の奈良六大寺大観西大寺編には関連部分が抄録で掲載されていますが、全文ではなく、また漢文なので素人には読みにくいものでした。東洋文庫版は上巻(664)が1999年に出版され、下巻(901)が20年以上の時を経て昨年初めに出版されたということで、私は上巻が東洋文庫から出ていることも知らなかったのですが、地元の図書館の蔵書を確認したら上下ともに所蔵していたので、早速借りてきて必要部分のコピーを取りました。現代語訳ではありませんが、詳細な注釈がついているので、内容はほぼ理解できます。例えば西大寺の本尊である清凉寺式釈迦如来像の造像に関する事情などは、像自体に残された台座の墨書銘や納入品などの記録と合わせて、この本の記事によってよく理解できます。
東洋文庫は自分の専門外のテーマについては確かに難し過ぎて手が出ない本ですが、興味のあるテーマであればそれほど高度なものではありません。そのような視点でさがしてみると何か自分に合うものがあるかもしれません。
なお、東洋文庫の「感身学正記」注釈の著者である細川涼一氏は中世史の専門家ですが、以前運慶の最晩年の作品である神奈川県称名寺光明院大威徳明王像(東博運慶展と金沢文庫運慶展出品作)の発願者である大弐の局(源実朝の養育係)に関連し、実朝夫人である本覚尼(坊門信清の娘)の生涯に関する本(細川氏の著書)を読んでいたこともあり、この人の書いたものなら信頼できると思って感身学正記の注釈も読みました。
コメントありがとうございます。
上巻の出版が1999年で、下巻の出版が2020年とは、完結したことが奇跡に近いですね。
まずは1冊入手実績ができましたので、次に興味のあるテーマが見つかるのを気長に待ちます。