橋を架けた大統領
「JFK-その生涯と遺産」展
2015年3月6日~5月10日
国立公文書館
<HPより>
本展は、ケネディの出身地であるボストンにあるジョン・F・ケネディ大統領図書館・博物館の貴重なコレクションを、我が国で初めて公開するものであり、海外の公文書館と連携してその所蔵資料を展覧するという国立公文書館にとって初めての試みとなります。
同館に残された膨大な文書、写真、遺品などから極めて重要な資料や、日本にゆかりのある品々を厳選し、国立公文書館および国内関係機関の所蔵する公文書やその他の記録と合わせ、約160点の資料と映像により、ケネディの生涯と遺産をたどります。
<章立て>
1章 若き日のJFK
2章 大統領への道
3章 ケネディ政権の1037日
4章 1963年11月22日
5章 JFKと日本
展示品は、同館所蔵品の複製や国内所蔵品が中心であるが、一部、同館所蔵品の実物もある。
第1章から
≪椰子の実のペーパーウェイト≫
1943年8月、魚雷艇PT-109が日本の駆逐艦「天霧」に衝突され遭難した際、ケネディが椰子の実に救助を求めるメモを彫り、島の人に渡したというもの。後日置き物に加工され、大統領執務机に置かれていた。
第3章から
≪キューバ危機の記念カレンダー文鎮≫
1962年10月、第二次世界大戦後最も核戦争の勃発が現実性を帯びたといわれるキューバ危機を脱した後、ケネディは自らデザインした文鎮を国家安全保障会議関係者に贈った。
1962年10月の1か月のカレンダー。16日から28日の13日間が太文字となっている。
ティファニー製。純銀製らしい。
展示品はジャクリーンに贈られたものだが、当時国防長官だったマクナマラ氏に贈られたものは2012年のオークションにて95,500ドルで落札されている。
展示は、キューバ危機関係の展示品が一番濃くて、興味深く見る。
東京国立近代美術館隣り。入場無料。期間中無休。