2014年は、日本・スイス国交樹立150周年。
これを記念した「2014年日本におけるスイス」関連イベントとして、次の展覧会が開催されるとのこと。
バルテュス展
2014年4月19日~6月22日
:東京都美術館
2014年7月5日~9月7日
:京都市美術館
ヴァロットン展
2014年6月14日~9月23日
三菱一号館美術館
ホドラー展
2014年10月7日~2015年1月12日
:国立西洋美術館
2015年1月24日~4月5日
:兵庫県立美術館
チューリッヒ美術館展
2014年9月25日~12月15日
:国立新美術館
2015年1月31日~5月10日
:神戸市立博物館
バルテュス展、ヴァロットン展は認識していたが、ホドラー展、さらにチューリッヒ美術館展とは、サプライズである。
ホドラーは、スイスの国民的画家。
その作品は、時々ではあるが、展覧会で目にすることがある。
近年では、記憶の範囲では、2010年の世田谷美の「ヴィンタートゥール美術館展」で3点出品されていた。
過去に遡れば、1975年に、国立西洋美で101点(絵画58点、彫刻1点、素描42点)からなる回顧展があった(入場者数128千人)。
今回の回顧展は約40年ぶりとなるが、大作の出品、例えばベルン美術館の≪選ばれし民≫、≪昼≫、≪夜≫などの出品を期待したい。
スイス第一の都市チューリッヒにある市立美術館。
おそらく、19-20世紀の、印象派前からピカソ、マチス、シャガールまでといった、引越し展でよく見る出品構成になるのだろう。
講談社の『週刊世界の美術館84号』で所蔵作品を確認する。
マネの≪アンリ・ロシュフォードの逃亡≫が来日してほしい。
加えて期待したいのが、スイス関連の画家。
ホドラーとヴァロットンの二人については、回顧展の方で期待するとして、期待するのは、
◇フュースリ-
◇ベックリン
◇アンカー
◇セガンティーニ
◇クレー
あたりの充実。特にフュースリーとベックリンには期待したい。
<フュースリー>
<ベックリン>ただし、チューリッヒ美所蔵作品ではない
美術展覧会以外にもいろいろなイベントが予定されているようだ。
2014年はスイスを楽しみたい。