8/22に閉幕した国立新美術館の「ルノワール展」。オルセー美術館に残った作品はあるのだろうか、と考え込んでしまうラインナップだった。
入場者数は、日経新聞によると、約67.9万人。
会期は104日間なので、1日あたりの入場者数は、6,500人強。さすがの人気である。
入場者数の推移を確認する。
10万人毎の達成日(会期日数)および、前達成日からの1日あたり入場者数を記載する。
開幕: 4/27
↓ 5,000人 × 20日
10万人:5/18(20日目)
↓ 5,263人 × 19日
20万人:6/09(39日目)
↓ 5,882人 × 17日
30万人:6/29(56日目)
↓ 7,142人 × 14日
40万人:7/15(70日目)
↓ 5,882人 × 17日
50万人:8/04(87日目)
↓ 10,000人 ×10日
60万人:8/15(97日目)
↓ 11,285人 × 7日
閉幕:8/22(104日目)
会期終盤、8月に入ってからの1日あたり入場者数は、それまでの5,000人台が、10,000人超えと急増している。
その前、30万人→40万人(6/30 → 7/15)の期間が、その前後の期間と比べ、7,000人台と一時的に増えている。
要因は何だろう?
その期間内の、NHKの日曜美術館でのルノワール特集放送(7/3、再放送7/10)の効果だろうか?
2015年入場者数1位の展覧会、モネ展と比較してみると、
ルノワール モネ
10万人 20日目 12日目
5,000人 8,333人
20万人 39日目 23日目
5,263人 9,090人
30万人 56日目 31日目
5,882人 12,500人
40万人 70日目 43日目
7,142人 8,333人
50万人 87日目 55日目
5,882人 8,333人
60万人 97日目 63日目
10,000人 12,500人
70万人 ー 72日目
ー 11,111人
76.3万人 ー 76日目
ー 15,878人
モネ展の圧勝。
モネが、ルノワールより人気があるんだなあ。
ただ、モネ展は、目玉作品1点のみを前後期で入替えがあった分、入場者数がアドオンされたものと推測される。ルノワール展も、同じこ・・・いや何でもありません。
さて、今秋予定されるのが、東京都美術館の「ゴッホとゴーギャン展」。印象派の人気巨匠の2人展。
「モネ展」や「ルノワール展」にどこまで迫るか、超えてしまうのか。さすがに若冲展並みにはならないと思うが、混雑が恐ろしい。