東京でカラヴァッジョ 日記

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こども展(森アーツセンターギャラリー)

2014年05月15日 | 展覧会(西洋美術)

こども展-名画にみるこどもと画家の絆
2014年4月19日~6月29日
森アーツセンターギャラリー


パリ・オランジュリー美術館にて2009-10年に開催された展覧会を日本向けに再構成。

章立ては、次のとおり。

序章
第1章 家族
第2章 模範的な子ども
第3章 印象派
第4章 ポスト印象派とナビ派
第5章 フォーヴィスムとキュビスム
第6章 20世紀のレアリスト

 序章~第2章は、本展が対象とする時代(概ね19世紀初めから20世紀前半まで)の、子どもをモデルとした絵を概観。
 第3~6章は、時代・流派別。

◎ルソー≪人形を抱く子供≫
 本展のメイン・ビジュアル(オランジュリー美)は、第2章に登場する。

◎クロード=マリー・デュビュッフ≪デュビュッフ一家。1820年≫
 画家夫妻と生まれてまもない息子、妹夫婦、母、家庭教師の7人が描かれる。幸せそうで、ほほえましい。

◎レイモン・レヴィ=ストロース≪子どものクロード・レヴィ=ストロース≫
 レヴィ=ストロース4歳の肖像画。父親は画家だった。

◎レンピッカ≪初めて聖体を拝領する娘≫
 久々のレンピッカ鑑賞。12歳の娘がモデル。

第3章の印象派は、やはり楽しめる。

◎モネが我が子を描いた作品
 小品が3点。

◎ルノワールが我が子を描いた作品
 オランジュリー美所蔵の大型作品(道化師の赤い衣装を着た息子の肖像画)を含む3点。

 そして、本展の白眉(?)、ジュリー・マネ(マネの弟の娘)特別コーナー。

◎母親ベルト・モリゾが描いた油彩画2点。

◎ルノワールが描いた8歳の肖像画。第2の目玉扱い。

◎画家となったジュリー・マネ自身が描いたこどもの肖像画。

 なぜだろう、40歳頃のジュリーをモデルにした作品まで並ぶ。 


 「ジョルジュ・アルディッティ作≪家族の肖像≫の到着遅延中、複製パネル展示中」期間に訪問した。
 今は無事到着し、展示中のようだ。



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