東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

旅するルイ・ヴィトン展

2016年05月29日 | 展覧会(その他)

Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton
空へ、海へ、彼方へ ー 旅するルイ・ヴィトン
2016年4月23日~6月19日
千代田区麹町5丁目(紀尾井町隣接)特設会場


   ルイ・ヴィトンの展覧会は、入場無料で写真撮影可というので、オンライン予約のうえ、訪問する。


   結構な賑わいなので、思うように撮影というわけにはいかないが、以下、撮影したなかから印象に残る作品を掲載する。

 

PART1「1906年のトランク-真にモダンなデザイン」より

   入場後最初のコーナーは、やはり撮影してしまう。

《背の低いモノグラム・キャンバスのトランク》1906年

 


PART2「木材 自由へのパスポート-ルイ・ヴィトンの原点」より

   期待のクールベが早速登場。ちなみに絵画はこの1点のみ。

ギュスターヴ・クールベ
《オルナン近くの風景》
1872年頃
ギュスターヴ・クールベ美術館、オルナン

 


   なんか可愛い木箱。

《木製薬箱 赤十字の特別モデル》1914年頃

 


PART4「旅の創造 E.列車の旅、新たな地平線に向かって」より


   列車の内部の復元展示。

 


   向かいの壁面には、ヨーロッパ各地のホテルのワッペンが多数。

 


PART5「ウール・ダプサンス(余暇の時間) ルイ・ヴィトンの書の美学」

   書籍の高さに応じて棚板を調整できる。

《モノグラム・キャンバスの特製書棚トランク》1954年

 


PART6「絵画用トランク アートとの対話」より

   著名なアート・ディーラー特注の品。

《モノグラム・キャンバスの絵画用トランク》1924年

 


PART7「興味深いトランク ガストン-ルイ・ヴィトンのアンティーク・コレクション」より

   ルイ・ヴィトン作品ではありません。それ以前のもの。


   キリスト教とイスラム教。

《モロッコ革のローマ教皇のミトラ(司教冠)ケース、ベネディクトゥス14世所有》1740-1758年

 

《革と鋳鉄のコーラン用収納箱》14世紀後半

 


   いかにも頑強そうな名前の金庫。鉄製。

《金庫「ニュルンベルク」》17世紀←下段の小さい方の作品

 


PART8「ファッションとビューティ C.洗練されたダンディズム、現代的な男性、メンズ・ラゲージ」より

   ホテル・ワッペンに覆われるトランク。横浜と京都もある。

《レイエ・キャンバスのメール・トランク、ベイステギ家所有》1885年

 


PART10「インスピレーションの国、日本」より


   「板垣死すとも自由は死せず」事件が1882年4月。その年の11月から翌年6月に後藤象二郎と洋行しているが、その時に購入したものとされる。


《レイエ・キャンバスの「スティーマー」トランク、板垣退助が所有》1883年

 


   出口でポスターが無料配布されていたが、遠慮させていただく。



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