先週土曜日、奈良にプチ旅行に行ってきました。
東京駅に向かう電車のなかでは、京都にするか奈良にするか行き先を決めかねていました。
が、東京駅で見たポスター 「うまし うるわし 奈良」。
まだ行ったことのない新薬師寺に決定。
近鉄奈良駅からバスに乗り「破石町」で下車。
冷たい雨がパラパラ降り出すなか、早足で10分強、新薬師寺に到着。
本堂の内陣。本尊の薬師如来像をぐるっと囲って、鎧や兜をつけた十二神将像が。
特に有名なのは500円切手にもなった「バサラ大将」像。
「怒髪天を突く」を地でゆくところが見どころらしい。
(なお、十二神将像の各名称は、国指定と新薬師寺指定では異なっているとのこと。上述の「バサラ大将」は新薬師寺指定であり、国指定では「メキラ大将」)
十二神将像は、十二の方角を守っているということで、干支の守り神ともなっています。
全てが国宝であるなか、なぜか1点だけ、国宝ではない像があります。
寺のリーフレットでは「後補」とあります。
(安政の大地震で一体が破損した、と別の本に記載されていました。)
それが自分の干支だったりして、ちょっとがっかり。
しかし、寒い。それでも10人くらい観光客がいるのはさすが奈良。
寒くて鑑賞に集中できない。雨も強くなり、傘なしでは動けません。
ということで、2番目は予定の東大寺をやめ、屋根のあるところということで、奈良国立博物館の「なら仏像館」へ。
「なら仏像館」は初めて。昨年7月にリニューアル・オープンされたとのこと。
全12室に多数の仏像などが展示されています。トーハクの総合文化展よりだんぜん充実。
東大寺法華堂の金剛力士像2点も特別公開されていました。
「西大門勅額」は、東京国立博物館の「東大寺大仏―天平の至宝―」 展でもお目にかかったもの。
仮面も意外と面白かったです。
お寺よりは暖かくて助かりました。
以上2か所を訪問し、プチ美術旅行終了。
翌日、東京に戻りましたが、新幹線は雪のため徐行運転、1時間53分遅れで到着しました。
読書が進んだので却ってよかったです(ということにしておきます)。