スポーツニッポン
ニュース記事より
フランスの民家の屋根裏に150億円絵画 カラバッジョか
フランス南部トゥールーズ郊外の民家で屋根裏から見つかった古い絵画を専門家が鑑定したところ、17世紀初頭にイタリアの画家カラバッジョが描いた傑作とみられることが分かった。価格は推定1億2千万ユーロ(約150億円)。フランスのメディアが12日、報じた。
作品はカラバッジョの代表作ともいわれる「ホロフェルネスの首を斬るユディット」と同じ題材。複数の鑑定家に意見を求め、エックス線検査なども駆使して年代を特定した。
フランス文化省も真作の可能性が高いとみており、政府買い取りの可否を決めるため、絵画の国外持ち出しを30カ月間、禁止する措置を取った。
民家の持ち主は2014年4月、天井の水漏れを直そうと屋根裏を点検中、薄汚れた絵画を見つけ、知り合いの画商らに連絡した。絵は少なくとも150年にわたり、誰の目にも触れていなかったという。(共同)
[ 2016年4月13日 04:05 ]
新発見の「ホロフェルネスの首を斬るユディット」は、バルベリーニ宮国立古典美術館所蔵作品とは別バージョンで、これまでルイ・フィンソンによるコピー作品で知られていたもの。
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