東京でカラヴァッジョ 日記

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札幌のカラヴァッジョ展、一部作品が欠けた状態で開幕の見通し。

2019年08月07日 | カラヴァッジョ
   8/10から札幌で開催されるカラヴァッジョ展。
 
   出品予定の計41点(カラヴァッジョ10点、その他の画家31点)のうち、8点の作品が欠けた状態で開幕することとなるようだ。
 
 
【欠ける作品:8/8更新】
 
【9/2続報】
状況変化なし。厳しい。
 
【9/20】
9/19に来場3万人達成。
 
【9/20続報】
展示が可能か、近く最終判断をするとのこと。
 
 

カラヴァッジョ
《女占い師》(札幌限り)
1596-97年頃
ローマ、カピトリーノ絵画館

カラヴァッジョ
《瞑想するアッシジの聖フランチェスコ》
1605-1606年
カルピネート・ロマーノ、サン・ピエトロ聖堂(ローマ、バルベリーニ宮国立古典美術館に寄託)
 
バルトロメオ・マンフレーディ
《イサクの犠牲》
1610年頃
ローマ、ジェズ聖堂
 
ヘリット・ファン・ホントホルスト
《蝋燭の灯で本を読む聖ヨセフ》
1619-20年頃
ローマ、サン・フランチェスコ・ア・リーパ修道院
 
ヴァランタン・ド・ブーローニュ
《洗礼者聖ヨハネ》
1628-29年
カメリーノ、サンタ・マリア・イン・ヴィア聖堂
 
グイド・レーニ
《フォルトゥナ(運命の女神)》
1637年頃
ローマ、サン・ルカ・国立アカデミー
 
ジュゼペ・デ・リベーラ
《エジプトの聖マリア》
1651-52年頃
ナポリ、市立フィランジェリ美術館
 
グエルチーノ
《聖マタイと天使》
1621-22年頃
ローマ、カピトリーノ絵画館
 
 
   約2割の作品不在。
   今後の動向が非常に気になる。
 
 
 
   以下、北海道新聞社の記事より抜粋。
 

2作品搬出されず カラヴァッジョ展 イタリアでトラブル

08/06 23:03 更新 
 
・カラヴァッジョ展に、イタリアから貸し出される予定のカラヴァッジョの作品2点が搬出されない事態になっている。  
   担当するイタリア文化財・文化活動省内部の意見対立で最終的な搬出許可が出ていないとみられる。   
・本展は、カラヴァッジョとイタリア国内の所蔵作品を中心に41点を展示。ローマの美術館などが所蔵する10点のカラヴァッジョ作品が含まれる予定だった。   
・イタリア紙レプブリカによると、文化財省は日本への貸し出しで合意していたが、省内の委員会が技術的な理由で搬出を停止させた。最近、担当部局のトップが代わったことも背景にあるという。   
 
◇  10日開幕カラヴァッジョ展 一部作品間に合わず 再入場を検討します 
 
・作品の国外搬出許可を出すイタリア政府の手続きが遅れているため、カラヴァッジョ作の2点(「女占い師」と「瞑想するアッシジの聖フランチェスコ」)を含む8点の展示が開幕に間に合わなくなりました。   
   作品の貸し出しについては、イタリアの関係先と合意済みであり、東京のイタリア大使館、ローマの日本大使館などを通じて早期解決を求めています。
 
 
  


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