東京でカラヴァッジョ 日記

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「マルセル・デュシャンと日本美術」 展(東京国立博物館)

2018年10月29日 | 展覧会(西洋美術)
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと日本美術」 
2018年10月2日~12月9日
東京国立博物館
 
 
デュシャン《泉》 。
 
 
 
 
 
 
 
 
では当然ない。
 
 
 
陶製腰掛式水洗便器(復元品)
   1914年(大正3年)、日本陶器合名会社製陶研究所で開発に成功した日本初の「陶製腰掛式水洗便器」を復元したもの。
   その3年後の1917年、東洋陶器株式会社、現TOTO株式会社が創立される。デュシャンの《泉》制作と同じ年である。
 
 
 


デュシャン《泉》 はこちら。
 
 
デュシャン
《泉》 
制作1950年(レプリカ/オリジナル1917年)
 
 
後ろから。
 
 
 


何故か、《泉》 が長次郎と対決。
 
長次郎
《黒楽茶碗 銘 むかし咄》
安土桃山時代・16世紀
東京国立博物館蔵
 
 
 
 
 
   デュシャンと言えば、やはり裸の女性。
   《泉》と裸の女性との対決。
 
 
 ジュリアン・ヴァッサー
《イヴ・バビッツとチェスをするマルセル・デュシャン、パサデナ美術館にて》部分
1963年 
 

 
   今度は「大ガラス」が裸の女性と対決。
 
ジュリアン・ヴァッサー
《ウルフ・リンデによる《大ガラス》のレプリカ(1961年)を通して見た、イヴ・バビッツとチェスをするデュシャン、パサデナ美術館にて》部分
1963年
 

 
 右の大きい物体は何?
 もともとはチョコレート磨砕器なるものらしい。デュシャンはチョコレート磨砕器を描いた絵画も残している。
 
デュシャン
《チョコレート磨砕器No.2》
1914年 

 
もう1点。

デュシャン
《チョコレート磨砕器No.1》
1913年 
 


 
「大ガラス」の全体像。
 
デュシャン(オリジナル)
《彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも(大ガラス)東京版》
東京版監修:瀧口修造、東野芳明 
制作1980年(複製/オリジナル1915–23年) 
東京大学駒場博物館蔵
 
 

 
一番印象に残る作品。
イヴを見てこういう発想をするんだなあ。
 
デュシャン
《雌のイチジクの葉》
制作1961年/原型1950年、青銅
 
 
 
 
入場口に戻る。
 
デュシャン
《自転車の車輪》
制作1964年 (レプリカ/オリジナル1913年) 
 
 
   デュシャンおよびデュシャン関連作品は、ごく一部を除き、フィラデルフィア美術館所蔵である。


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