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2017年絶対に見逃せない、首都圏では開催されない展覧会

2016年12月10日 | 展覧会情報

 日経おとなのOFFの2017年1月号「2017年絶対に見逃せない美術展」を眺める。


   西洋美術、日本美術とも楽しみな展覧会が多数掲載されている。

 東京に住んでいると、それら展覧会に時間的にも金銭的にも小さい負担でアクセスできる。実に極めて恵まれた環境である。

   しかし、なかには首都圏・その近郊では開催されない展覧会もある。

 


   そこで、 2017年絶対に見逃せない、首都圏では開催されない展覧会7選。

 

1)仙台のルノワール

ルノワール展
2017年1月14日〜4月16日
宮城県美術館


   公式サイトによると、『第1回印象派展』出品の代表作《バレリーナ》(ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵)が出品されるほか、ドイツのシュターツギャラリー(シュトゥットガルト美術館)やスイス・バーデンのラングマット美術館からも複数の作品が出品されるよう。

 

2)奈良の快慶、東京の運慶

快慶 
日本人を魅了した仏のかたち
2017年4月8日~6月4日
奈良国立博物館


   仏像には不案内でも、快慶と運慶の名前は中学歴史で覚えさせられた、仏像界のスーパースター。
   その快慶展が来春奈良博で、運慶展が来秋東博で開催される。両展とも極めて貴重な機会であることは間違いない。

 

3)京博 開館120周年記念特別展覧会(1)

海北友松
2017年4月11日~5月21日
京都国立博物館


   明治30年(1897年)5月に開館式が挙行され公開展示がはじまった京博は、今年が開館120周年。その記念特別展覧会の一つ。

   海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)は、2014年東博『栄西と建仁寺』展にて《雲龍図》を見た記憶がある。その時のブログを確認すると、《雲龍図》8幅ほか、襖絵(の掛軸仕立て)計5点・26幅を見ている。が、どういう絵師なのか全くイメージがない。新たな出会いが待っているのかも。

 

4)地獄絵

源信 地獄・極楽への扉
2017年7月15日~9月3日
奈良国立博物館


   源信と聞いても反応できない私だが、地獄絵の名品が集まるらしいと聞くと、是非訪問したくなる。

 

5)京博 開館120周年記念特別展覧会(2)

国宝
2017年10月3日~ 11月26日
京都国立博物館


   京博としては、1976年の「日本国宝展」以来、41年ぶりとなる「国宝展」とのこと。
   私が唯一見た国宝展である2014年東博の『日本国宝展』の出品数は、国宝119点+正倉院宝物特別出品11点。
   京博の国宝展の出品数は、約200件という。どんな国宝が選ばれるのか興味深いところ。東博所蔵作品が多くなるのかなあ。

 

6)名古屋の長沢芦雪展

長沢芦雪展
2017年10月6日〜11月19日
愛知県美術館


   『最大の注目は、無量寺障壁画《龍図襖》《虎図襖》の展示。展示室に畳が敷かれ、無量寺で鑑賞しているような気分が、味わえる。』

 

7)九州国立博物館

新・桃山展
大航海時代の日本美術
2017年10月14日〜11月26日
九州国立博物館


   対象は、1543年頃の鉄砲伝来から1639年の鎖国完成まで。西洋やアジアとの文化交流の歴史を美術の観点から紹介するという。面白そうである。

 


   詳細情報はこれからの展覧会が多いが、現時点の情報では、私的に興味度高は、奈良博の2展。まずは春の関西プチ美術旅行を計画しないと。



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