動物絵画の250年
2015年3月7日~5月6日
前期:~4/5、後期:4/7~
府中市美術館
たいへん面白い。こんなに楽しめるなんて。
府中市美術館で開催中の恒例「春の江戸絵画まつり」。
今年は「動物絵画の250年」。
2007年に開催された「動物絵画の100年 1751-1850」の続編。
想像以上に観客が多くて(私は行っていない)、美術館側は「一同、驚いたり、喜んだりいたしました」という企画の続編。
その人気も納得する今回の展覧会の内容。
さらに、後期は、前期から全ての作品が展示替えとなる。
つまり、この面白さがもう1回フルで味わえるということ。
しかも、観覧券を購入すると、2回目は半額となる割引券が付いてくる。
つまり、2回目は350円で観れるということ。
後期が今から待ち遠しい。
<本展の項立てと前期の出品数>
プロローグ:動物という存在(5点)
人が「人以外の命」と接した時の、驚異の気持ち。
1章 想像を具現する
1)縁起物の素晴らしい世界(11点)
2)見たことのない動物(15点)
うち虎が13点。
3)空想(8点)
人がすることを演じる動物たち
2章 動物の姿や動きと、「絵」の面白さ
「まるで本物のように」描いても、「きれい」ではない。
「本物どおりに細かく描く」ことが当たり前ではない。
そこから出てくる、自由に面白い「造形」の創作。
1)迫真描写の斬新さと、その思わぬ展開(7点)
迫真描写の作品の数々
2)姿や動きから生まれる「形」(8点)
魅力的な造形の数々
3章 心と動物
1)動物が醸し出す抒情とおかしみ(10点)
2)人と動物の境界線(6点)
違い
3)人と同じ命(10点)
4)子犬に惜しみなく愛を注ぐ(4点)
印象に残った作品は多数、後日記載したい。
『悩んで 萌える 江戸時代』