ピーター・ドイグ展
変更前:2020年2月26日〜6月14日
変更後:2020年2月26日〜10月11日
東京国立近代美術館
1959年生まれのスコットランド出身の画家ピーター・ドイグの日本初個展を再訪する。
前回訪問は、会期2日目のこと。
その翌々日2/29から臨時休館となり、このまま再開することなく僅か会期3日間で終了する幻の展覧会になるのではと懸念していたが、ありがたいことに、会期延長のうえ、6/12から再開。
今回、約5ヶ月ぶり(!)の再訪。そんなに月日を経ての再訪は、日本の展覧会ではなかなかない経験。
再開後の本展は、日時指定制が基本。ただし、ネットで購入するとチケット料金に加え、発券手数料なるものが取られる。当日窓口での販売もあり、現状混んでいないと聞くので、チケット無しで向かう。予想どおり待ち列なし。
入館するとまず検温。次に手の消毒の案内がなされるが、動線設定はなく、各自に任されている。
展示室内は、観客が多くはないうえに、展示作品自体の数が少なめ、かつ大型(一辺2〜3メートル級)が主であるので、他の観客との間隔は、2メートルはともかく、他の展覧会に比べると取りやすくなっている。椅子は前回どおりの配置で、ディスタンスマークなどによる着席規制は無い。のんさんの音声ガイドも貸出中。出品リストや図録の配置がないのは、前回もそうだった記憶。引き続き全点の撮影が可能。皆さんマスク着用。
本展の構成
1章:森の奥へ 1986年〜2002年
2章:海辺で 2002年〜
3章:スタジオフィルムクラブ - コミュニティとしてのスタジオフィルムクラブ 2003年〜
私的好みで、1章を中心に、鑑賞&撮影する。
以下、前回訪問時の記事で取り上げなかった作品、第1章を主に、その画像を掲載する。
《街のはずれで》
1986–88年、152 x 212.5 cm
作家蔵
《エコー湖》
1998年、230.5 x 360.5 cm
テート
《カヌー=湖》
1997–98年、200 x 300 cm
ヤゲオ財団コレクション、台湾
《若い豆農家》
1991年、186 x 199 cm
ヴィクトリア・アンド・ウォレン・ミロ
《ロードハウス》
1991年、201 x 250 cm
ヤゲオ財団コレクション、台湾
《山の風景のなかの人物(アイ・ラブ・ユー、ビッグ・ダミー)》
1999年、269 x 196 cm
個人蔵
《無題(肖像)》
2015年、59×43cm
作家蔵
しばしば「画家の中の画家」と評される画家。前回訪問時の記事では、「画家の中の画家」たる所以、その魅力をよく消化できなかったので、再開館したら、マスク&音声ガイドなしで再チャレンジしたい、と記した。
再チャレンジは、マスクあり&音声ガイドなし。
約5ヶ月たったが、マスクなしでの鑑賞は望めない。
今回も「その魅力をよく消化できなかった」ことは変わらず。つい撮影に励みがちとなるのが良くないのかも。