ギュスターヴ・モロー展
― サロメと宿命の女たち ―
2019年4月6日~6月23日
パナソニック汐留美術館
パナソニック汐留美術館のギュスターヴ・モロー展、「国際博物館の日」(毎年5/18)の入館無料を狙って再訪する。
NHKの日曜美術館放送(5/5、再5/12)直後なので、相応の待ち行列・相当な混雑を覚悟しての再訪である。
開館時刻を少し過ぎた10:15頃に到着。美術館のある4階フロア全体にえらくたくさんの人がいる。総じて手持ち無沙汰そうに見える。
美術館の方に進むと、係員が整理券を配布している。現在入場待ち列にお並びいただいているのは整理券2番までの方。今お配りしているのは9番の整理券で、入場待ち列にお並びいただけるのは11:30頃の見込み、それまではどこかで時間調整願います、なお列に並んでから入場まで約30分お待ちいただく見込み、との説明。やはり大人気。
隣の旧新橋停車場・鉄道歴史展示室に行く。企画展「貨物ステーション カモツのヒ・ミ・ツ」開催中。馴染みのないテーマだが、展示メインのパネルによる説明を相応に楽しむ。ただ、この館でこのテーマにしては(失礼)、えらく人が多い。私と同じ状況の人が相応にいるのだろうなあ。
それでも余る時間は新橋駅周辺(古本市開催中)で潰し、11:20頃に再度美術館へ向かう。
現在入場待ち列にお並びいただいているのは整理券15番までの方。
なんだ、新橋駅周辺は不要だったな。列に並ぶが、そこから入場までは本当に30分。
私の狙いは第2章の「サロメ」。目玉作品《出現》はさすがの見応え。個人的に好みなのは第2章冒頭展示の2点の《洗礼者聖ヨハネの斬首》。「夢幻的雰囲気」、「抽象画のような建物空間」が魅惑する。油彩、油彩習作、素描合わせて26点のいろんなサロメを楽しむ。
展示室内は、厳しい入場規制の成果、ほぼストレスなしで鑑賞できる環境。係員が声を上げることもなく静か。さすがパナソニック汐留美術館、気前が良いだけではない。全出品作を見て、モローの女性像の魅力を再確認する。
1時間弱の鑑賞、12:40頃に退館する。今お配りしているのは37番の整理券、現在入場待ち列にお並びいただいているのは整理券28番までの方。入場待ち列は私のときより長く、30分では済まないようだ。