気仙沼と、東日本大震災の記憶
リアス・アーク美術館
東日本大震災の記録と津波の災害史
2016年2月13日~3月21日
目黒区美術館
毎年9月に、JR目黒駅をはさんで開催される2大さんま祭り。
概ね第1日曜日に、品川区側、目黒駅前商店街振興組合青年部主催の「目黒のさんま祭り」。
第2or3日曜日に、目黒区側、「目黒区民まつり(目黒のSUNまつり)」。
自宅から決して近くはないのに結構な頻度で訪問しているが、一度もさんまの大行列にならんだことはない。
雰囲気を味わう。そして、品川区側祭り時は、コストパフォーマンスが最高と思っている「回転寿司 活」でさんまを中心に頂く。目黒区側祭り時は、たくさん出ている屋台でいろんなものを頂く。そういう過ごし方。
目黒のSUNまつりのさんまは、宮城県気仙沼からの提供。それがきっかけで目黒区と気仙沼市は2010年に友好都市協定を締結しているという。
気仙沼市のリアス・アーク美術館は1994年に開館、「気仙沼市と南三陸町による広域組合による管理運営」。東日本大震災での被害後、2012年7月に一部開館、2013年4月に全面再開。全面再開とあわせ、新たな常設展示「東日本大震災の記録と津波の災害史」の公開を開始。
本展は、この常設展示を紹介する。
被災現場写真(同美術館の学芸員が撮影) 203点
被災物の写真パネル 61点
被災物(実物) 11点
関係歴史資料(過去の被災等)
圧倒される文章の量。
現場写真1点1点に、撮影者のコメント。
被災物の写真および実物の1点1点に、「観覧者の想像を補助するための物語」(学芸員による創作)。
さらに、東日本大震災を考えるためのキーワードパネルが108。
一つ一つ丁寧に見て読んで感じて、を繰り返すので、相応の時間と体力を用意するのが望ましい。
関係歴史資料では、『風俗画報』の明治三陸大海嘯の報道画、再見だが、改めてその迫力に見入る。(画像は別展覧会で撮影したもの。)
あわせて、地域の生活文化資料を紹介する1室も。
入場無料。