癌で命の期限を切られ、自宅療養に切り替えたSさん、
その期限を大幅に伸ばし、なんと、肺の転移癌が小さくなった!との報告を
貰いました。
本人も家族も大喜び。。。
生きる力ってすごいな〜〜っと感じた今日でした。
癌が見つかり、後何ヶ月という期限が言い渡されどんな思いで過ごして
来られたか。。
私が音楽配達に伺った時は気持ちも思いもドン底であった様な気がしました。
悲痛な気持ちの訴えに、その時 . . . 本文を読む
余命、半年のクライエントさん、
いつも言われる言葉が、
「自分との闘いさ」
「癌との闘いじゃないんだ。。。」
♪そうなのですね〜
「いつもいつも自分の弱気に鞭をうつんだ!」
「半年を一年にしてやろうってさ!思ってんだよ。
だから楽しく笑って好きな音楽をやって、生きるんだ!
先生、よろしく!」
♪あっ、はい、よろしくです!
気迫と押しの強さにタジタジの私ですが、
私の声が好きって言っ . . . 本文を読む
新年早々、友人の医師からご紹介を頂き、ステージ3の乳癌手術をなさった、
女性の音楽療法に関わる事になりました。
命の期限は切られていないと聞いております。
音楽を楽しんで、免疫力を高めたいと本人のご希望です。
音楽療法と申しましても、ご一緒に歌い、楽器を奏で(フルートを吹かれます)
アンサンブルを楽しみ、お話をさせて頂くことだけです。
ただ、やはり病気上、今は外出がとても億劫になっておられ . . . 本文を読む
当たり前に祝日、天皇誕生日、Xマスイブ前夜祭、
そして、「三男の31回目の誕生日」
そして、「父が腎細胞癌の手術をした日」
私が分娩室で闘っていた時間、父は名大病院の手術室で闘っていた。
生まれてすぐ、赤子の写真を撮って、父の病院に走ってくれたパートナー。
手術控え室で母と赤子の誕生を祝ってくれたと聞いた。
父は私が何人子供を授かっても、内孫じゃないから寂しいと常々言っていた。
ま〜それ . . . 本文を読む
緩和ケアのクライエントさんに音楽をお届けに伺って早いもので
10年になる。
最初は友人のお父様
そして次は前立腺癌の67歳の男性
今は寛解されてお元気にお仕事に励んでおられる。
そして、、、
何人ものクライエントに寄り添い、音楽を提供し、一緒に喜怒哀楽を共有してきた。
ご家族のクライエントへの想いは、父と母を癌で亡くした私と同じ。
穏やかに最期を迎えさせてやりたい。
いっぱい語り合って、想い . . . 本文を読む
先程、ご家族よりお電話があり、緩和ケアのクライエントさんがお亡くなりになられました。
暖かい方でした。
お優しい方でした。
心気の強い方でした。
一緒に音楽を楽しんでくださって本当に、寄り添えてよかった。
痛みを、苦痛を取り除くために鎮痛剤を用いられたそうです。
2週間前が最後の寄り添いのお時間でした。
一緒に歌った「今日の日はさようなら」
いつまでも絶えることなく
友だちでいよ . . . 本文を読む
在宅緩和のクライエントさんは、朝に夕にご先祖様のいらっしゃるお仏壇に向かい、
おまいりをされている。
僕がこの世に生まれたのは、ご先祖さんがあるからだよ。
何の因果かしらないけれど、僕、癌になっちゃってね〜
どれくらい生きられるかわからないけれど、ご先祖様に感謝しているんだよ。
この世に出してくれてありがとうってね。
まだ、やる事がいっぱい残っている。
信心っていう事は若い時は僕には無縁だったけ . . . 本文を読む
あと数日の命の期限を切られたクライエントさんが、
息子さんを前におっしゃった言葉を、私も聞かせていただきました。
「お母さんを大事にしてくれよ、父さんがいなくなったら後は頼んだよ。
自分の道を大切に歩んで欲しい。心からの願いだよ。」
「先生、妻の話を聞いてやってくださいね。」
♪はい、私で、できる事なら…
そして、音楽と一緒に歩んで行って頂きたいと思います♪
「歌いましょうか、先生、」
. . . 本文を読む
もう、5年前になるでしょうか、
50歳代?の女性とバスに乗り合わせました。
女性は美しい肩までの髪をふわっとさせながら男性の横に座りました。
男性がバスを降りようとした時にひょっとした弾みで、
隣の女性の髪に触ってしまったのです。
すると髪が横に動いてしまい、女性は小さな悲鳴。。
男性は謝り謝り下車して行きました。
バスの乗客は5人程で、この出来事については気づいていない様に思いました . . . 本文を読む
緩和ケアのクライエントさんは、いつになく暗いお顔をされていました。
理由はお伺いしません。
「ガンという魔物に取り憑かれ、私の人生は終わった…」
最初はそんな事をお話しされ、手術も成功して抗がん治療に切り替わり、
今は、お元気なのに。。
でも、ふっと顔に影が…
もしも、もしも。。
今は自分を信じて生きるしかないっとおっしゃるんです。
そう、その通り、今はそれしかない。
「生きよう、 . . . 本文を読む