くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

熊本地震 余震2ヵ月1740回

2017年04月01日 | 熊本いろいろ

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あと半月で2016年の熊本地震から1年になります。

改めて、この記事を読み、本当によく揺れたなって思いました。

(2016年6月17日付   熊本日日新聞) 

 

2016年4月14日21時26分  最大震度7

2016年4月15日 0時03分   最大震度6

2016年4月16日 1時25分   最大震度7

2016年4月16日 3時55分   最大震度6

 

4月14日~6月14日の間、

震度7が2回、震度6が5回、震度5が12回、震度4が89回

 

こうやって書き出し、これを体験したと思うと、自分で自分を褒めてあげたい。

『よく耐えたね』と褒めてあげたい。

そして、この時熊本に居た皆さんにも言いたい。

『本当に本当によく耐えましたね』と。

前震も本震もはじめての体験で怖かった。

前震の時、とりあえず外に出なくては! と思い、愛犬たちを抱きかかえ外に出ました。

外に出て、裏に住んでいる娘と会い、またご近所さんたちと会い、ホッとしたのを覚えています。

でも、自宅に戻るのも怖いので車中泊をすることに。

するとまたまた揺れ。自宅での揺れと車中での揺れはまた違い、これも怖く・・・。結局一睡もできず。

でも、このあとは徐々に落ち着いていくんだろうと思っていた。思っていたのに16日未明の本震は揺れが全然収まらず外にも出れなかった。

2016年4月16日 1時25分  本震

1時32分 長女からLINEで『大丈夫?』と連絡が入る。

1時51分 長女からLINEで『逃げないの?』と連絡が入る。

本震の時、自宅から出たくても出れなかった。マンションの最上階に住んでいるので揺れが大きくて動くができなかった。

あの日からもうすぐ1年になる。どんな気持ちであの瞬間を迎えるんだろう。

 

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。

城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

熊本市中央区二の丸1番1-3 
   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333


花畑公園はこのままなんだろうか?

2017年03月06日 | 熊本いろいろ

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花畑公園、ここには樹齢600〜700年といわれる旧代継宮跡の大クスノキがあります。 

葉が生い茂っているところが花畑公園です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この花畑公園は、中世、代継神社があり、境内に4本の大きな楠があり四木神社とも呼ばれていました。現在は1本だけ公園内にそびえ立っています。
加藤清正公がこの地に花畑屋敷を造営した際、代継神社は白川左岸の本荘に遷され、現在は龍田にあります。

加藤家改易後、肥後に入国した細川忠利公が肥後藩の国許屋敷と定め、明治維新まで歴代藩主の生活の場となりました。

明治10年(1877年)の西南戦争により、花畑屋敷一帯は全焼し、被災後は広大な土地に陸軍の山崎練兵場、歩兵第23連隊が置かれました。歩兵第23連隊は大正12年(1923年)当時の高橋守雄市長によって渡鹿に移転されました。その後、公園として整備され現在に至ります。

ここはいつもきちんと手入れされ、きれいなんですが、あまりにもクスノキが大きくなり過ぎ、ここだけまるで森のようです。はじめての人は足を踏み入れていいのかどうかも迷うことでしょう。

もう少し使い勝手がよくなれば・・・ と思うのは私だけでしょうか。 

 

 

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古城(隈本城)の石垣

2017年03月04日 | 熊本いろいろ

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鹿子木寂心が築城の隈本城。現在の第一高校のところにありました。

鹿子木氏、城氏と城主は変わり、豊臣秀吉の九州平定後は佐々成政が隈本城主に。でも、国衆一揆の責任を取らされ切腹に。

隈本城に関しては史料がほとんどありませんが、秀吉が九州征伐の際に隈本城に寄ったときの記録が残っています。「九州御動座記」に『城十郎太郎と云う相踏候、数年相拵たる名城也』と記されています。

秀吉が隈本城のことを『名城』と言っているので、当時にしたら素晴らしいお城だったんでしょうね。どんなお城だったのか見たかったなー。

隈本城を加藤清正公も居城に。 ここを整備するんですが、少しだけ史料が残っています。

その中に家臣に宛てた書状に、『磊(らい)・堀念を入可申付候』とあります。磊(らい)とは石垣のことで、石垣・堀の工事を入念にするように指示しています。

 

 

 

  

石垣は西側に残っており、ここらへんの石垣は地震の影響は特にみられません。

石垣自体はそれほど高くなく、傾斜も緩やかです。そして反りもほとんどありません。

この石垣があって、現在の熊本城の武者返しと呼ばれる石垣ができたと思うと、ここは本当に大切にしたい場所です。

 

 

 

西側の屈曲した石垣、これは鎬隅(しのぎずみ) です。

これは元の地形を生かして石垣を積んだので、このようになったそうです。

 

 

 

 

草がけっこうあり、それがちょっと寂れた感じで・・・。

もう少し手入れしてほしいと思いますが、今は壊れたところが優先ですからね、しばらくは仕方ないのなか。 

 

 

 

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林桜園の私塾『原道館(げんどうかん)跡』

2017年03月03日 | 熊本いろいろ

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一昨日の千葉城の城主・出田氏から、昨日は宮本武蔵へ。そして今日は千葉城跡にある林桜園の私塾『原道館(げんどうかん)跡』です。 

ここは肥後熊本の歴史の宝庫です。だから、先日も書きましたが、NHKが花畑公園横に移転したら、ここに熊本の歴史館を作ってほしい。

NHKのすぐ下にある千葉城公園。ここに林桜園の私塾『原道館(げんどうかん)跡』の碑があります。

 

 

大きくてどっしりした碑なので地震の影響はなかったようです。

熊本人でも歴史に興味がなければ、林桜園も原道館も知らないかも。林桜園ってすごい人なんですけどね。

林桜園は寛政10年(1798年)、肥後藩士・林英通の三男として生まれました。幼いころから利発で、藩校・時習館では才能が認められ、将来を期待されました。でも、時習館の学風になじめず自主退学。その後、あの本居宣長の門人・長瀬真幸(まさき)について、国学と神道を学びました。

林桜園が40歳の時に、ここに私塾・原道館を開きました。多くの人々が入門し、門人は千数百人にも及びます。

肥後勤王党の宮部鼎蔵や河上彦斎、神風連の乱の太田黒伴雄や加屋霽堅(はるかた)、長州の吉田松陰、大村益次郎、久留米の真木和泉、そして一時的ではありますが横井小楠など歴史上の有名人がたくさんここで学んでいます。

明治になると、有栖川宮や岩倉具視と会っています。

林桜園のことを調べていくと、知っている名前が次から次へと出てくるので、こんなにすごい人が肥後熊本に居たんだよと一人でも多くの人に知ってほしくなりますね。

 

 

(2017年2月3日撮影)

ここは千葉城跡の前にあります日本たばこ産業です。解体が始まりました。これは地震とは関係なく、解体が決まっていたものです。

 

 

 

 (2017年2月3日撮影)

ここが更地になったら、この辺りも変わるでしょうね。

 

 

 

(2017年2月18日撮影)

解体作業は順調に進んでいます。ここが更地になると高橋公園がよーく見えるようになります。

そこらへんはまた後日紹介しますね。

 

最近の熊本の変化はすごい。地震の影響で解体される建物、地震前から建て替えが決まっていて工事が進んでるところなど、あちこちで変化が起こっている。

半年後、一年後の光景はどんな風になっているんだろう。

 

 

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【日向往還】薩軍が通った八瀬の石畳

2017年02月28日 | 熊本いろいろ

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昨日の八瀬眼鏡橋の先には見事な石畳があります。そう、八瀬の石畳です。

幅が約4メートルあり、石段が150段ほど続いています。

この中に入ると空気が清らかで気持ちいいです。 

 

 

 割れなかった石?

 

 

 

 

でも、現在はこの状態です。地震で巨大な石が崩れ落ちました。

改めて夜でよかったです。地震が起きたのが・・・。

もし、昼間だったら 大変なことになっていたと思います。

 

 

御船といえば西南戦争。明治10年の西南戦争の舞台になった地です。

田原坂で不利になった薩軍は御船へ。そして八代から上陸してきた政府軍との戦いに。2度の激戦がありましたが、ここでも薩軍は追いつめられ、この石畳を通り、山都町に向かいました。

来年の大河ドラマは『西郷(せご)どん』です。ここもテレビに出るのかな?

それまでに石は撤去されるかな?  もし、大河の効果で復旧が進むなら、それはそれでありがたいかも。

 

 

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