おはようございます。
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地震は自然が引き起こすもの。
そして秋の紅葉も自然の成す技。
私たち人間は自然とともに生きている。いや自然に生かされている。
昨年2016年4月の熊本大地震で熊本城は傷ついた。でもそれから季節は春、夏、秋と過ぎ、熊本城のイチョウは美しく色づいた。
(2016年12月3日付 熊本日日新聞)
毎年、秋になると天守閣前の大銀杏が黄色く色づき、多くの人を魅了していた。
熊本城は別名『銀杏城』である。この銀杏城は天守閣前の大銀杏に由来する。
伝説では加藤清正公が手植えし、その時に、『この銀杏が天守と同じ高さになる時に城に異変があるだろう』と予言したという。
手植えから270年。明治10年、銀杏は成長し天守閣に迫るほどになった。そんな中、天守閣は焼失。そう、西南戦争開戦の直前に焼失したのだ。
当然、大銀杏も焼けた。でも、根は生きていた。それが今の大銀杏である。
昨年の秋はこの大銀杏を新聞とニュースでしか見ることができなかった。今年もそうなるだろう。
なんか、毎年当たり前のように見ていたものが、媒体を通してしか見られない寂しさ。
この寂しさはきっと忘れることはないだろう。いつの日か自分の目で、直接この大銀杏を楽しめる日まで本当の意味での当たり前の日々は訪れない。
(2016年秋)
天守閣前の大銀杏は楽しめなかったけど、二の丸広場はいつもと変わらず黄色の絨毯が美しかった。
このときは本当に癒されたなー。
でも、こんな光景も。
崩れた石垣越しに見える銀杏。こんな風に銀杏を見るなんて想像もしたことがなかったから、これは衝撃でした。
あまりにも色鮮やかな銀杏で、よけいに崩れた石垣を痛々しく感じ・・・。
色づいた葉と石垣の応急工事。
規制線があり、近づくことができないけど、紅葉と石垣があまりにも対照的で、ここでもぼう然とこの光景を見ていた。
これからもたくさんの季節が訪れては去っていく。それを何度も何度も繰り返し熊本城は復旧していく。
2年後には大天守の復旧工事が終わる。
その時はこの光景を楽しめる。その日までこの大銀杏には工事を見守ってもらおう。
飯田丸からの光景はいつ楽しめるんだろう。
飯田丸五階櫓の石垣工事は決まったが、櫓についてはまだ決まっていない。
ここは四季折々色が変わり、城内で一番美しいところだ。
早く、ここで熊本の四季を、熊本城の四季を楽しみたい。
くまもとよかとこ案内人の会は、
熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。
熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。
無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。
城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時
熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。
観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
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