先日のニュースから・・・
イギリスのケネルクラブ(KC)が、ブルドッグやラブラドールなど、
76犬種の審査基準の変更を決めたという報道がありました。
犬は人間の嗜好で、極端に足を短くしたり、鼻をペチャンコにしたりと、
交配を重ね、品種改良されてきました。
しかしその代償として、ブルドッグやパグなどは呼吸困難気味となり、
重い障害を引き起こす事が問題視されてきました。
そこで、過度な交配を制限させ、その犬が持つ、本来の姿を守るという
今回のKCの変更は、犬の健康を守るという観点からも
私個人的に大いに賛同できるものです。
ただ違和感を禁じえないのは、この変更をうけた日本のケネルクラブ
(JKC)の関係者のコメント。
「人は犬に芸術性をも求めており、犬の健康との兼ね合いは難しい・・・。」
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芸術性?オレはそんなもの求めてないぞ?
そもそも、犬の優劣って何で決めるの?
容姿の良し悪しと、健康って天秤に架ける筋合いのもの?
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以下は私見です。反論はあろうかと思いますがご容赦下さい。
犬は、額に入れて飾ったり、床の間に置いて眺めたりする対象では
ありません。
一緒に散歩して、じゃれあって、感情の交換が出来るからこそ、
人間社会の中にこれほど深く受け入れられてきたのだと思います。
血統証の有無なんて関係ありません。
愛犬家の団体のトップ(一般にはそう受け止められていると思います)の発言としては
いささか問題ではないかと憤ってます
的外れなコメントを言うのは、
政治家に限ったことじゃないってことだね。
今のブルドックの顔は個人的に大好きなんですが、牛と戦わせるために顔が長いと不利だからといった人間の勝手な思いで鼻ぺちゃにされて、その代償として
呼吸器系が弱くなったら、ホント、
犬にとっては甚だ迷惑な話です。
耳を切って立ててみたり、シッポを切ったりするのも犬には全く関係のないことだもんなぁ~。
うちの息子(ダックス)も狭い穴にもぐりこんで狩りをするために足を短くされたんだけど、そのせいで椎間板ヘルニアに
なりやすい犬種になったわけだからね。
う~ん。犬語が話せれば1度聞いてみたいです。
「足短くて不便なことある?」って…。
全ては人間のエゴなんだよね。
それでも、一生愛情をかけてあげられ
れば良いけど・・・
足が短い者の気持ちは
よくわかっているつもりですが(?)
シッポがないのがチト気の毒に
思います。