ペットメモリアルあさひのご利用者は、基本的に皆さん動物好きな方ばかりです。
でも、大っきいワンちゃんは苦手という方もいらっしゃるのも事実。
過去に噛まれたとか、吠えられて怖い思いをした方は、どうしても犬=怖いと
いうイメージが拭えないというのも理解できます。
本日、うさちゃんを亡くされたばかりの女性がお参りにいらっしゃいました。
悲しくて悲しくて・・・目に涙をいっぱい溜めて、大好きだった仔のために、花束を
抱えてお参りにいらっしゃいました。
私からは慰める言葉もありません。
すると、今まで木陰で昼寝をしていたコイツらが・・・
【 コイツ1号=常駐接客係:ハッチ 】
【 コイツ2号=非常勤接客係:タム 】
ムクリと起き上がって、その方にスリスリ近寄って行きます。
その女性は、その場で立ちすくんでいらっしゃいます。
と、やおら二人ともクルリと背中を向けてこの女性の足元にペタンとお座り。
そして、彼女は恐る恐るタムの頭に手を乗せました。
実は、ワンちゃんが苦手で、こうやってワンコの頭を撫でている自分に
ビックリしているの事・・・。
ハッチもタムも、もうすっかりこの女性に身を委ねてくつろいでます。
もちろん、ハッチもタムも慰めの言葉をしゃべったりはしません。
だけど、私が慰めや励ましの言葉を尽くすより、彼らの体温・鼓動が、悲しみで
いっぱいの彼女の心を温めてくれたようです。
タムは文句無く大型犬。ハッチだって中型犬の部類に属します。
私に対しては思いっきり体当たりでじゃれてくるのに、この女性には、
優しく寄り添うって感じ・・・まるで彼女の心情を察しているかのよう、いや
きっと察しているのでしょう。
彼女もワンちゃんが苦手だなんてウソのように、暫くウチのワンコ達を抱きしめて
いらっしゃいました。
お帰りの際お話をお聞きしたら、とっても心が癒されたとの事。
ウ~ン・・・やるじゃないかお前ら!
ワンコの持つ能力を、まざまざと見せ付けられ、今まで以上にコイツらの事を
愛しく感じた出来事でした。
【 だったら何かくれ!】