ボブが旅立って2日・・・心にポッカリと穴が開いたようです。
折に触れて涙が溢れてくるのには困ったものですが、このブログやフェイスブック
でボブの永眠を知った方々から、たくさんのお悔やみや、温かい励ましのお言葉を
いただきました。本当にありがとうございます。心から御礼申し上げます。
最近のブログで「目指せ20歳」なんて書いたものだから、全く前触れもなく、
突然に亡くなってしまったと思われた方がいるやも知れませんが、ボブは、3年前
から『 変性性脊髄症 』という病気に侵されていました。
後ろ脚が麻痺して、やがてその麻痺が全身に広がり最後は呼吸器系が侵され・・・
この病は遺伝性疾患で、生後10年を過ぎた辺りから突然に発症するというもの
です。原因も治療法も現在のところ確立されておらず、発症後2~3年で死に至る
と言われております。
まさしく、後ろ脚の異変に気付いてから、ちょうど3年でした。
でも、本日、ボブが生前お世話になった病院の先生に、御礼のご挨拶に伺った
ところ、「 変性性脊髄症を発症して、1年足らずで亡くなる子が多いのにボブくんは
凄い」とおっしゃっていただきました。
治癒することのない進行性の病気で、余命宣告をされながらの3年間は、傍目に
は「介護は、酷だね」と思われるかもしれませんが、当事者の私たちとして
みれば、ボブの日常の変化にいつも気を遣い、その都度何が有効かを一生懸命
考える事のできた、濃密な時間でした。
しかし、一方では「呼吸器系に麻痺って、苦しそうだったらどうしよう」と、最後の
瞬間に恐れおののいていたのも事実でした。
でも、実際のボブの最期は本当に穏やかなものでした。苦しそうな様子は微塵も
なく、恐らくは心臓が「ふっ・・」と止まってしまったのでしょう。
実は、年が明けてからお別れが多く、昼食が間々ならない程忙しい日が続いて
おりました。
それが、ボブが亡くなった15日に限ってお別れがありませんでした。
お陰で、ゆっくりボブと向かい合い旅立ちの支度をしてあげる事ができました。
恐らくはボブが、その時間を捻出したのでしょう。
まーったく甘えん坊なんだから!・・・いや、私達夫婦が後悔しないように、
その時間を用意してくれたんですね、きっと・・・
やっぱりお前は孝行息子だよ!
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