孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

カナダ・バンクーバーと時々アジア
Vancouver CANADA
KAORU OFFICIAL BLOG

軍鶏日記vol.10

2006-06-09 22:51:27 | シャモニー 2006
22:00頃ホテル到着。

2時間もしないでシャモニーに着いた、意外と近いね。
荷物はてんでバラバラのところに積んであるから大変さ。バスのお腹からも出さなきゃいけないし、バスの座席のところから出さなくちゃいけない。

こういう急いでいる時こそ慎重に数を数えて他の人のまで出していないか間違って持ち出していないか確認しなくちゃいけない。

そこへおばちゃん登場「ドア開けっ放しで寒いんですけど!」ってクレームだ。あ~申し訳ありません、そうですよね~寒いですよね~気がつきませんで大変申し訳ありませんでした、これでよろしいでしょうか、大変失礼いたしました。これで気が済んだか?

今回の宿泊は「ホテル・エイグロン」
BestWestern(ベストウエスタン)系列のヨーロピアンというよりアメリカンタイプの宿。
この手の宿はカナダにも多いし気分的にはおれは好き、ホテルも部屋も新しく清潔感もある。

部屋の鍵を渡して今晩の夕食は各部屋でとって貰えるようにしてあること、あとでカールが部屋を廻るのでその時細かい案内と困ったことなどを教えてくれと伝える。


部屋割り

<河村部屋>はるさん(仮名)せいこさん(仮名)
<濱野部屋>ともさん(仮名)みおさん(仮名)
<呑助部屋>くっしー(仮名)つかちゃん(仮名)
<初顔部屋>まっきー(仮名)つばきちゃん(仮名)
<大阪部屋>じぇみい(仮名)なかたにさん(仮名)
<助平部屋>たけばやしさん(仮名)カール


ホテルの諸説明、明日の朝食・集合時間など、みんなとの再会を楽しみ近況話をして各部屋を離れる。
最後は自分の部屋になり23pm過ぎに戻って来たにも関わらずタケバヤシさん(仮名)は食事を待っていてくれた。お心遣い大変嬉しかったです、ありがとうございます。

くっしー(仮名)もビールを差し入れてくれる、サンキューくっしー(仮名)今年もたくさん助けてもらうことになりそうだ、今年もよろしくね。

<助平部屋>では食事をしながらタケバヤシさん→カールへお土産贈呈から始まり、今年のスキー、ウィスラー、ウィスラースタッフ、バカ滑り隊、子供のこと等とりとめなく話し今晩は寝ることにする。

タケバヤシさん(仮名)はノンアルコール、おれもアルコールがなくても問題ないので部屋でのアルコールは最小限になりそうだ。健康的でしょ、しかもタケバヤシさんはダイエットコーク派だからさらに体に優しい。



今日も一日長かったけどあっという間だった。
明日からのスキーが楽しみだ。
おやすみ。
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軍鶏日記vol.9

2006-06-08 22:47:18 | シャモニー 2006
関空組到着

19:19 遅れていた関空組も無事到着

せいこさん(仮名)はるさん(仮名)つばきちゃん(仮名)じぇいみい(仮名)なかたにさん(仮名)。
アレレつばきちゃん(仮名)背が縮んだ?もっと背が高かったイメージがあったんだけどな。なにせ3年振りの再会ですから。



ドライバーがバス会社の上司に応援を頼んだらしくおれとオカムラさん(仮名)のところに説明にくる。「荷物が多すぎるので車内に積む」ということ、そうでしょ~最初っからそうすれば良かったのにこのドライバーはひとりで慌てふためいて逆ギレしてなんだったんだよ。

車内でひと通りの説明をしてみんなとリフトパスの相談をする。
今回の予定は

3/11フランス・シャモニー到着
3/12滑走1日目 ゲレンデスキー(仏ガイド)
3/13滑走2日目 ゲレンデスキー(仏ガイド)
3/14滑走3日目 バレーブランシュ氷河大滑降(仏山岳ガイド)
3/15滑走4日目 山岳ガイドとオフピステスキー(仏山岳ガイド)
3/16滑走5日目 クールマイユール
3/17滑走6日目 オプショナルツアー(ベルビエ遠足)など
3/18フランス・シャモニー出発
3/19日本到着

シャモニーで有効に使える5日券を買うのだけれど「シャモパス」と「モンブランパス」の2種類があり「シャモパス」の方が本来の自分達の滑りには向いているのだけれど、今週は天候が荒れる可能性があるから「モンブランパス」の方がいいんじゃないか?でもどうする? っていうのと、せいこさん(仮名)マジで毎日滑る気ですか?お休みの日ははるさん(仮名)も滑らないの?など等検討。

結局天候は落ち着きそうと言う最新情報が入り「シャモ5」を買うことにする。

サラッと国境を過ぎる。
もう少しなんとかした方がいいんじゃない、これじゃあ国境越えたことにも気が付かないよ。

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軍鶏日記vol.8

2006-06-06 23:08:16 | シャモニー 2006
成田組到着

ホテルへ戻り荷物を持って空港へ向かう、18:00頃空港でカンダさん(仮名)達と会う約束になっている。
ちょっと早めに行きフライトをチェックする、関空便が先に来ることになっていたけど遅れているので成田便が先に到着しそうだ。

空港でカンダさん夫(仮名)とオカムラさん(仮名)と会う。今日の手順を打ち合わせて飛行機の到着を待つ。カンダさん(仮名)はフランス・シャモニーで「スネルスポーツ」というスポーツショップの店長さんをしている、息子さんが今年ゴルフ留学でバンクーバー・アイランドへ来ている。

オカムラさん(仮名)は2004年からシャモニーへ来ている、英語は堪能だけれどそれだけでは物足りなくてフランス語を勉強している。元来はヤマノボラー(登山愛好家)だが冬は通訳としてフランス人ガイドと同行して日本人スキーツアー客を助けてくれている。

空港で黄色いウエアで立っているといろんな人から声を掛けられる。ダボスのチャコさん(仮名)もそのひとりだ、こないだナツ(仮名)をサンモリッツで助けてくれたらしい、コウタロウさん(仮名)にも会った。コウタロウさん(仮名)はバルディゼールヘ向かう途中だったがスペイン・シェラネバダ帰りだったので顔が真っ黒焦げになっていた、太陽の国帰りのひとはすごい。

成田組がいよいよ到着する。
くっしー(仮名)つかちゃん(仮名)タケバヤシさん(仮名)ともさん(仮名)みおさん(仮名)まっきー(仮名)おれの丸坊主をみてぎょっとしていたけどまあとりあえずそれはどうでもいいとして再会を喜ぶ

くっしー(仮名)つかちゃん(仮名)とは1.5ヶ月前のウィスラーでみおさん(仮名)とは1年以上振り、タケバヤシさん(仮名)ともさん(仮名)まっきー(仮名)とは秋に日本で会って以来だ、みんな元気そう。

関空からの飛行機が遅れている説明を全体のお客様へして、先にバスへ荷物を積み込みその後で30分程度自由時間にする旨を伝え、スーツケースと一緒にバスへ移動してもらう。そうそうビールのゲットできる場所もちゃんと伝えなくっちゃね♪


<関空からの便が遅れた>

バスへ行きドライバーへ関空便が遅れていることを説明して今回はホテルが4つあるのでホテル順に荷物を積むようにお願いをする。

ここまではとってもシンプルでおれ的にはわかり易い事だったんだけどどうしてかドライバーにはわかってもらえなかった
しかもバスのカーゴスペースが異様に狭くまだ半分の人数しか来ていないのにすでにカーゴは一杯でこれに対してもドライバーは切れていてひとり血管を浮かび上がらせわめきながら荷物と格闘している。

最後には「もうなんでもいいから荷物を積め」とプッツンしてしまって収集がつかなかった。
そんなことでキレるなよ、人間短気は損気だぜ

<キレずに積めよ>


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軍鶏日記vol.7

2006-06-05 23:00:54 | シャモニー 2006
ジュネーブ観光

3/11 シャモニーツアー始まる (1日目)

8:00 モーニングコールで起きる。
アレアレ、喉が痛い、部屋が寒いぞ、部屋で干したグローブが乾いていない、窓が少し開いている、う~んこれってひょっとして。。。
朝食でオレンジジュースをぐいっと飲む、うまい!

10:00 シャワーを終えてチェックアウトをする。
荷物はまだホテルで預かってもらいジュネーブの街を散策に出掛ける。橋を越えてショッピングを楽しめる中心街へ行く、レマン湖の噴水が綺麗だった。喉の痛みが気になったので薬局に寄りのど飴、ネオシトロ(お湯で溶かして飲む薬)を買い、凄く効くと言う試供品のトローチをもらう。



ウィンドウショッピングを楽しみながら電気屋さんに入った。SONYやNEC、NATIONALなんていうのは今や日本のブランドだと思われないくらい世界中にある、日本のテクノロジーは本当に凄い、日本人であることを誇れる一品だと思う。

ビデオもあればデジカメもあり当然DVDもある。DVDコーナーをフラフラしているとあったあった「Mr&MrsSMITH」、似ている。鏡と見比べる、やっぱり似ている。

電化製品、服、食べ物、スポーツ用品、日用雑貨そんなモノも見ながら過ごす半日も楽しいもんだ、傘がないので雨に濡れちゃったりもしたけどまあ大丈夫でしょう。そろそろお腹も減ってきたしランチにしようかな。

お昼もイタリアンにする、ホテル近くの軽食屋に入ることにした。お店のテレビからはバイアスロンのワールドカップ中継が流れている、このスポーツを生中継するのって欧州じゃ当り前なのかな、かなり地味な競技だよね。

席に着いてメニューを見る。散々悩んだあげくピザ・マルゲリータとコカコーラと言うかなりオーソドックスなオーダーをする。テレビからはバイアスロン、隣の席には綺麗なお姉さん、悪くない。と、突然そのキレイなお姉さんからとてつもない音が響いてくる「びびぃ~~ん!」思いっきり鼻をかんでいる。

もう一度「びびぃ~~ん!」。そうこっちの習慣では「すする音」がもっとも下品な音とされているため日本の様に鼻を「ずずっ」とすすったりスパゲティーを「ズズッ」とすすったりすることはありえないのである。

よく日本人団体旅行で来ているおじいちゃんがスパゲティを思いっきりすすって食べているけれどあれは最低のマナー違反。そしてあれをやらせてしまっている添乗員も現地ガイドも失格。「郷に入れば郷に従え」しっかりと現地のマナーを教えてあげることが我々の務めである。

14:00 ピザを食べながらみんなのことを考える、もうすぐスイス・チューリッヒに入るんだよなあ。乗り継ぎは問題なく行くかな、雪の影響はなさそうだしあと気になるのはロスバケだけかな。

テレビがバイアスロンからスラロームに代わる、あれ日本語がやけに目立つなって思ったら志賀高原大会だった。オリンピックも終わり皆川健太郎や佐々木明も頑張っているようだ。

食後のエスプレッソを飲み干しお勘定を済ませ店を出る。
隣の爆音で鼻をかんだキレイなお姉さんがにっこり笑ってバイバイしてくれた、得した気分だ。


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軍鶏日記vol.6

2006-06-04 14:28:12 | シャモニー 2006
今日はたっぷり眠れそうだ。

明日からシャモニーツアーが始まる、とにかく安全に怪我のないように細心の注意を払って滑った、安全に、安全に。そして今日を無事に滑り降りられたことに感謝する。

町へ戻りレンタルスキーを返しホテルで着替えバスを待つ、いい1日だった。
雪は止む気配を見せずに降り続く、なんだか心配になってきた。

明日からのツアースタートについて確認の為シャモニーへ連絡してみる。
シャモニーもベルビエ同様雪が降り続いているらしい、今週は1つのスキー場しか開かなかった日が2日もあったらしい、マジ?降りすぎ、、、 それよりも空港は大丈夫だろうなあ? 山岳ガイドはバンダリーを越えてくれるのか? バレーブランシュを滑ることはできるのか? どんどん不安になってきた。

それにしてもバスが来ない
カナダで30分バスが来ないのは慣れているけどここはスイス、日本と同様に時間にはものすごく正確な国。バスが来ない。

今日ジュネーブに帰れなかったらどうしよう、宿取れるかな? 支払はカードしかないな、もう現金ないし、明日のみんなの到着は6pmくらいだからそれには間に合うだろう、、、なんて考えていたら30分遅れでバスが来た。バス、電車と上手く乗り継ぐことができホッとする。

ウィスラーは”おれの庭”、ベルビエは”他人のウチ”。遠慮しながら滑ってきたカンジかな、それにしてもものすごいスキー場だった。

あんな広大なオフピステがスキー場の中にあるんだもんな、本当にすごい噂どおりのスキー場だ。

ここでスキーバムできたら幸せだろうなぁ~。ファットスキー&ヘルメット率が欧州イチ高いスキー場ベルビエ、うん!間違いなくおれ達に向いているスキー場だ!!来週が楽しみ。

22:00 ジュネーブに帰ってくる。

帰ってきた気がする、ホテルに着いたら荷物を置いて食事に出かけよう、ハラ減った。ホテルにチェックインして部屋に入るタバコくせー部屋だな。ここはヨーロッパだし、安い部屋だし、1日だけだから我慢するしかないよな、それより食事に出掛けよう。

ジュネーブ中央駅前のイタリアンレストランへ入る。
スイス料理なら「ロシティ」イタリアンなら「カルツオーネ」と決めている。

カルツオーネはピザを折り返して両面から焼いたようなもの、スイス駐在時に知り大好きになる。

ビールで今日のベルビエ滑走に祝杯を挙げる。
ホテルへ戻り、着替え、本を読み、眠りにつく。

今日はたっぷり眠れそうだ。
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軍鶏日記vol.5

2006-06-03 15:27:36 | シャモニー 2006
3/10 パウダー天国・ベルビエ

6:30ごろからなんとなーく起きてはいたけど7:30起床、朝食を食べに行く。
フランスの影響が濃く残っているところはカフェオレとクロワッサンの朝食が本当に美味しい。ベーコンや卵もしっかりと食べて滑りに備える。

8:50 ホテル出発、チケットセンターへ行きリフト券を購入するのだけれど「モンフォ」と呼ばれる最も高い頂上へ行けるリフトはクローズしている。
まだまだ雪も降り続いているし今日はベルビエのエリアから出られないかもしてない「4バレーと言われる全てのエリアを滑れるリフト券」若しくは「ベルビエのみリフト券」この2種類のリフト券どちらにするかで迷う。
散々悩んだ末に「全山リフト券」を選んだ。



Verbier(ベルビエ)の町は標高1500mそこから→Les Ruinettes2200m→Attelas2727mへ。早速滑り始めるがイキナリパウダーに出くわしまだまだ借りてきたスキーで身体に馴染んでなくとりあず一本流して滑る。 

もう一度Attelas2727mへ戻り今度は数人だけが入っていくバックボウルへと進んでいく。最高!ちょー最高!!すっげーサイコー!!! やっぱベルビエすげー こんな激激パウダーをこれだけ長い距離をとれるなんて凄すぎる。ウィスラーボウルなんて目じゃない、ヘリスキーにだって引けをとらないスゲー。

La Chaux2260m から今日の最高標高地点 Col Des Gentianes2950m へ行く。この Col Des Gentianes からTortin2050m へのパウダーランは雪の量、質共に申し分なく斜度も十分にあり何本滑ってもあきることのないコースとなっていた、2本滑ってみたけれど微妙に違うラインをとるだけで遊び方が幾つもあり1日このゴンドラだけで遊んでいられる楽しいコースだった。

雪は絶え間なく降り続き視界も悪くなり風も強くなる。ホワイトアウトで平衡感覚がなくなり立ち止まる場面も増えてきた、初めてのスキー場でこれじゃあ不安にもなるよなあ、帰りのリフトが閉鎖になっていなければいいけど、、、

ベルビエは4つの谷からできているスキー場で実際にはベルビエと言うスキー場は向かって右端のひとつのスキー場でしかない。このスイス最大のスキー場を体感しようと左端まで行くことにする。

Tortin2050mからカヨさん(仮名)オススメのコースを滑ってSiviez1730mへ。この次の谷をまたいでから急にスキー場が近代から離れていく、昔ながらの田舎のスキー場が現れるんだ。



Siviez1730m→Combatzeline2238m 長~いJバーに乗ってGrepponBlanc2700mに到着。ここから100メートル担ぎ上げをしないと次へは進めない(実際は進めるんだけど時間の無駄になる)。2700mでの担ぎ上げは思った以上に息が切れる。

このGrepponBlanc2700m からのランもとてつもなくキモチいい一本であまりに気持ち良くて右に入るところをひとつ見逃しTバーを余分に乗ることになる、さっきの担ぎ上げが台無しじゃん。

ここからThyon2000 へ行く林道のコースがとてつもなく面白くないコースでどうしようかと思った。2005年のサースフェーの最後の林道と匹敵するくらいツマラナカッタ

でもこの林道から左へ降りていけるツリーランがさっきからおれを呼んでるんだよねー「こっちは楽しいぞー、こっちは楽しいぞー」って。おれはこの誘惑と戦いながらこのツマラナイ林道を滑っている。

おれがここまでツリーランを警戒しているのはもちろん去年ツエルマットでの苦い経験から。あの時ツエルマットで調子に乗りあれだけ怖い思い(1/23)をしたので警戒心をそう簡単に解くことはできない、おとなしく Thyon2000 へ。

最後にダウンヒルコースらしきところへ出る。
この面白そうなダウンヒルコースを滑りきってベルビエに戻ろう、Mayens1470mへ到着、滑り応えのあるダウンヒルコースだった。

Mayens1470m→Thyon2000→Etheralla2450m→GrepponBlanc2700m→Combatzeline2238m→Siviez1730m→Tortin→2050m→Col Des Gentianes2950m。



ここでやっと休憩、ほっとしながらここまでの道程を振り返る。やっぱ3000m付近の雪は最高だった、しっかし初めてのスキー場をホワイトアウトしながら滑るのは疲れた、もうひとふん張りだ頑張ろう。

Les Ruinettes2200m→Verbier1500m、3:15pm無事にベルビエに到着
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軍鶏日記vol.4

2006-06-02 23:22:23 | シャモニー 2006
ベルビエ到着

10:00 ホテルに戻るとスーツケースが届いていた。

やったこれでベルビエに移動できる。
今晩はベルビエに泊まり明日またこのホテルに泊まることにする、早速ホテルの予約をして翌晩は遅くにチェックインすることになる旨とスーツケースのお礼をメッシーナ(仮名)に言う。メルシーボク。

10:30 ドキドキのスイス電車旅である。
モントルーを過ぎる、シオン城だ。スイス駐在時に2回来た事がある、湖畔の素敵な場所である。

13:30 やってきましたヨーロッパ屈指の豪雪伝説の地ベルビエ。真っ青な空のベルビエはこのうえない美しさをしている、あ~今すぐにでも滑りたい。

でもその前に部屋探し、部屋探し。早速ツーリストオフィスへ行ってみるとさすがヨーロッパ昼休みが長い、こんな観光地でもしっかり2時間の昼休みを取る。こんなに休んでばっかでいいのか?
ツーリストオフィス近くのカフェでお茶を飲み14:00を待つ。

14:00になりツーリストオフィスへ入る、カランカラン♪(入店)

Karl>>今晩の宿を探しているんですけど、、、
案内所ムスメ>>え~これから今晩の!?ちょっと待っててね
かなり難しいわよって表情で予約台帳らしきものをパラパラとめくっていく。
案内所ムスメ>>3星以上しかないけどいいかしら?
Karl>>とにかく宿を決めたいから3星でいいよ。
とは言ったものの3万、4万だったらどうしよう。実際ウィスラービレッジインの正規料金もひと晩400ドルくらいするもんなあ、、、
案内所ムスメ>>フェニックスホテルでOKをもらえたわ。ここは3星でも安価のほうよ、1泊145フランでシャワー、トイレ付、もちろん朝食付です。
Karl>>OK、ここで決まりね


ナイスな3星ホテル・フェニックスホテル

立地もいいし、部屋もいい、スタッフもいい感じだ。
荷物を置いて早速明日の準備にとりかかろう、先ずはレンタルスキーだ。ホテルでクーポン券をもらいディスカウントのきくお店に行く。自分でお金を出してレンタルスキーをするのはいつ以来だろう、、、?わからないひょっとしたら初めてかもしれない、、、、

ポケロケを試してみたかったんだけど長さが合わず断念、HEADのモンスターを借りることにする。今度はチケットセンターへ行く、今日を含めた連日の大雪でクローズのリフトが目立つ。

売り場のオバチャンも明日になってリフトの状況がわかってから買ったほうがいいんじゃないかとのこと、確かにその通りだ。ゲレンデマップだけをもらい今日のところは引き挙げることにする。


クローズが目立つ電光掲示マップ

実際天気は明日も荒れるようでどこまで滑れるのかわからない、ここまで来て滑れないなんて一体何をしにきたんだろう、、これじゃあシャモニーへ先乗りしていた方がよっぽどよかったんじゃないだろうか、、町の散策をしながら明日のことを考える。

17:00 部屋へ戻る。

ボケーとテレビをつける、こんなにボケーとテレビ画面をながめるなんて久しぶりだなあ。サッカーやってるじゃん、どこのチームだろう?そのまま眠りに着く。

19:00 目が覚める。
こんな時間から寝てたんじゃ時差ぼけになっちゃうよ、浴槽に湯を張り風呂の準備をする。リラックス、リラックス、プライベートでスキーリゾートに来るのも初めてなんじゃないかな。なんにも考えないでのんびりしよう、非日常を楽しもうよ。のんびりと湯につかり身体がふやけそう。

風呂から上がっても腹が減らない、夕食どうしようかな~、と思いつつもテレビ見てボケ~本を読んでボケ~そのまま 24:00就寝

明日のスキーが楽しみだな。
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軍鶏日記vol.3

2006-06-02 15:24:17 | シャモニー 2006
Mr & Mrs Smith

3/9(木) ベルビエ到着

2amに目が覚める、ウィスラーのことは考えまいとするのだけれどすぐに考えてしまう。こりゃ病気だね、違うこと考えようとウィスラーに帰ったらシリーズで気を紛らわす。

@ウィスラーに帰ったらしのぶの足の裏マッサージをしよう
@ウィスラーに帰ったら光とスキーに行こう
@ウィスラーに帰ったら旅行業約款の勉強をしよう
@ウィスラーに帰ったらツアースキーに出かけよう
@ウィスラーに帰ったらこの旅の日記を書こう
@ウィスラーに帰ったら、、、、、このシャモニーのツアーを最高の旅にしよう。

7:00 朝食はやっぱりカフェオレ
しっかりと朝食を食べた後フロントで荷物の確認をする、まだ届いていない。チェックアウトをして荷物を預かってもらい外へ出かけようとしたところで今日移動するベルビエの宿を取っておく事にする。

宿の女将・メッシーナ(仮名)に事情を話しベルビエのホテルに電話をすることにする。ジュネーブからベルビエはもちろん長距離電話だったのだけれどメッシーナ(仮名)はホテルの電話を無料で使わせてくれた、ありがとうメッシーナ(仮名)。

そしてベルビエのホテルフロントと話そうとしたところであっちはフランス語しか話せないことがわかる、おれは英語しか話せねーぜ。ここでもメッシーナ(仮名)の世話になる「メッシーナ(仮名)代わって!向こうのひとフランス語しかはなせないんだ助けて!」と受話器を渡す。

結局満室でこのホテルには泊まることができなかった。メッシーナ(仮名)もあっち(ベルビエ)についてから観光案内所で宿を探した方がいいと言うのでそうすることにした、雪の町で宿が見つからなかったら死んじゃうよな、大丈夫かな?という一抹の不安はあったけど、まあなんとかなるでしょ。

張り切って街に出たのはいいのだけれど小雨が降っている。傘はないけど帽子被っているし、ダウンジャケット着てるし大丈夫。これが大丈夫じゃなかった気がする、これで「カオル菌」は大きく成長することになるんだな。


レマン湖の噴水<高さ50メートルもある>

懐かしい街の景色を楽しみながらタカイさん(仮名)に頼まれたスタットレーのチョコレート屋を探しながらふらふらと歩いていく。ふと髪が伸びている自分がショーウインドに写り「髪が切りたい」「坊主にしたい!」カミナリに撃たれたように急にそう思い、そうしなくては気が済まなくなる。

キョロキョロと辺りを見渡すとちょうど目の前に床屋がある、カランカラン♪(入店)

Karl>>散髪はいくら?
散髪店員>>35フラン
Karl>>OK、すぐ切ってもらえるの?
散髪店員>>今ひとりやっているからこれが終わればいいよ(っていうようなことをフランス語で)
Karl>>OK、じゃあまた後でくるよ。

髪切りたいなーって思いながら駅前通りを歩く。

おおっ!こっちのほうがオシャレなサロンがたくさんあるじゃん、このへんでいいかな。カランカラン♪(入店)

Karl>>散髪はいくら?
サロンスタッフ>>君は学生?
Karl>>ううん、学生じゃないけどなんかあるの?
サロンスタッフ>>学生だったら学割があったんだ、学生じゃないならカットは50フラン。(っていうようなことをフランス語で)
Karl>>マジかよ、50フランかよ。さっきの散髪屋は安かったな、あっちにすればよかったかなぁでもせっかくの坊主だから50フランの大金出してやってもらうとするか(と、心の中で。)
Karl>>OK、すぐ切ってもらえるの?
サロンスタッフ>>もちろん喜んで!(っていうようなことをフランス語で)

最終的には坊主にするのに15分しかかからなかったので20フランにまけてくれた。メルシー!
一気にバリカンでいったんだけどおれの想像以上に遺伝(おれのせいじゃない)の禿げが進行している。おいおい大丈夫かぁ周りのひとが目のやり場に困るような坊主はまずいな、、、

気分的、自分的には『Mr&Mrs Smith』のブラッド・ピットなんだけどなあ~~~
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軍鶏日記vol.2

2006-06-01 23:16:34 | シャモニー 2006
3/8(水) よく寝た

ウィスラー→バンクーバー→ロンドン→ジュネーブととことん寝た。
12時間くらいねた、よく寝た。ヘンな意味で旅慣れてしまったのでジュネーブでの宿もベルビエでの宿も決めずに出てきてしまった、どうにかなるだろうってヘンな自信があるんだな。
ジュネーブに着き「さあ宿を探すぞ!!」と気合を入れた時にとんでもないことが、、、
これまで40回以上海外で飛行機に乗ってきたけれど初めて「ロスバケ(ロストバケッジ)」に遭ってしまった。

飛行機が順調で乗り物の乗り継ぎ時間さえ良ければ今晩中にベルビエまで移動して明日からたっぷり2日間プライベートスキーを楽しもうと考えていたんだけれどこれで全て崩れてしまった。

早速ロスバケの手続きをしたのだけれど今晩の宿も決まってい、携帯電話も持っていなということで連絡先が無く手続きも長引いた。

手続きを終えてジュネーブ空港の観光案内所でホテルを探しました。
ベルビエでの宿探しが可能かを聞いてみましたがすでに時間が遅くベルビエに行けないと言うことでジュネーブで探すことにしてみたんだけれどなんと間の悪いことに「モーターショー」が開催されていて宿の空きがなかなか見つかりませんでした、最終的にジュネーブ中央駅のから徒歩15分くらいの2つ星ホテル、シングルルーム、シャワー有り、浴槽なし、トイレなし、朝食有りで1泊90フランに決めた。

20:00くらいにホテルチェックインでしたが宿も決まり気分一新、夜の散歩&夕食へ出かけました。3年前の夏に駐在していたスイスはとても懐かしく、2003年「カオルとバルディゼール」の時も散歩をしていたので3年前をとても愛しく思った。

21:00 ホテル近くのピッツエリアでスパゲティアラビアータとビールでこの旅の成功を祈る。


久しぶりのヨーロッパのレストランは室内での喫煙が可能、北米では久しくこの光景を見ていなかったのでちょっと面をくらった。疲れていたのかな、1杯のビールでやけに気持ち良くなりホテルに戻り荷物が届いていないか確認(もちろん届いていない)してベットにもぐり込む。

22:30 就寝。いい夢見ろよ。
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軍鶏日記vol.1

2006-06-01 15:29:27 | シャモニー 2006
カオル企画第4弾『カオルと軍鶏煮(シャモニー)2006』

2006年3月、カオル企画第4弾となるスーパーオフピステツアー『カオルと軍鶏煮』が催行された。
2003年から始まったカオル企画も今年で4年目第4弾となる。

@滑りたいところが一緒。
@スキーを脱いでも楽しいひと。
このふたつをキーワードに始めた『カオル企画』

『カオル企画』を通じてたくさんのスキーヤーが集うことを目的に、そしてスキーを通じて生涯付き合える仲間が見つかることを最大の喜びとしています。

何度も言っているけれど、おれがこの仕事を辞めた時にガイドとお客さんという立場から、純粋な友達として、100人のスキー仲間ができることを目標にしています。友達100人できるかな♪

今回の軍鶏煮ツアーも一緒に滑った者にしかわからない感動、喜び、連帯感がぎっしり詰まった旅となりました。
その喜びを少しでも分かち合いたくてここに旅記を記します。
共感を持つことができたなら来年(2007年)一緒に『カオル企画』で遊びましょう。



ボクはいつになっても長編がかけない

3/7(火) 長いな
これから3週間のヨーロッパ遠征が始まる。
出張が決まったときはウキウキわくわくだったけれど、実際出発日が近づくに連れて気分が重たくなる。
大切な家族をウィスラーに残してヨーロッパに行くのは気が引ける。あ~どうして「OK」って言っちゃったんだろう。

光の大好きなゴンドラに一緒に乗りに行く、この次に光と一緒にゴンドラに乗るのはいつかな。「スキーがしたい」って毎日言っていた光に「春になったら一緒にスキーに行こう」と言ってきたけど、帰ってきたら3/27になっている。
約束の春になっている。ヨーロッパから帰ってきたら光と一緒にスキーに行こう。

13:30 ウィスラー発のバスに乗りいよいよ出発。

昨晩遅くまで荷造りをしていたおかげでバスの中では爆眠。
あっというまにバンクーバー到着、そこから更にバスを乗り継ぎバンクーバー国際空港に到着する。
行き先はスイス・ジュネーブ空港
イングランド・ロンドンヒースロー空港経由で行く。

飛行機に乗りウトウトしながらこの旅を考える。
カナダの仕事のこと、ウィスラーの仕事のこと、うっとうしいことは考えないでおこう。ただひとつ、このシャモニーツアーを成功させることに全力を尽くそう
心からそう思う。
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