孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

カナダ・バンクーバーと時々アジア
Vancouver CANADA
KAORU OFFICIAL BLOG

軍鶏日記vol.20

2006-06-23 00:03:50 | シャモニー 2006
アフタースキー

ホテルへ戻り、部屋からミチコさんへ電話をする。
今日の経過と明日からの山岳ガイドとのオフピステスキーはどんなものかと聞いてみる。やはりバックカントリーエリアは大変危険であると言うこと、そりゃそうだスキー場が閉鎖するほどの雪が降っているのだ。

ここシャモニーは山の斜面も急なところが多く雪崩の危険性は高い、当初1人の山岳ガイドが8人まで連れて行っていいことになっていたのだが今週は1人ガイドに6人までと制約が厳しくなっていると言う。

でもこれからの天気も安定して明日でも明後日でもバレーブランシュは大丈夫らしい、それでは予定通り我々は明後日バレーブランシュに行くことにしよう。

レストランに何度か足を運び予約時間の変更をお願いする。
OK、19:30になりました。各部屋に連絡する

今日のレストランは仏蘭西料理でも郷土料理の仏蘭西ということで肩がこらないところを選ぶ。
カルパッチョ、ビーフステーキ、ラムステーキ、チーズフォンデュ、サラダ等など、値段もお手頃、味も上等で大満足の夕食
となる。ちょっと飲み足りない気がしてホテルのバーで飲み直すことに。

先日の華族でウィスラーの続篇で大盛り上がりをみせる。う~ん気になる華族人間模様、これだけ所帯もでかくなればいろんなひとが集まってくるもんなあ、おれは秋に一度、冬に一度しかみんなに会えないから会える時はとても嬉しいだけだけど。。。

となりでみおさん(仮名)の独演会が始まっている、飲めないみおさん(仮名)がチーズフォンデュで酔っ払い普段以上のおしゃべりで周りをどっかんどっかん笑わせている、同郷のタケバヤシさん(仮名)とはボンとジョン(坊ちゃん、お譲ちゃん)という新たな接点も見つかり更に大盛り上がりだ。

23:00 部屋に戻り寝る支度をする。
朝シャワー派のタケバヤシさん(仮名)はいつもの「薬」を飲みそうそうに床についてしまう、今夜の空爆が始まる。
すぐに寝るのが不得意なカールは今日もまた浴槽にたっぷりの湯を張りスキージャーナル持参でゆっくり身体を温める。
これまで2日間怪我人も出ず雪も天気も良い、このあと4日間もこの調子で行こう。

滑走2日目が終わる。
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軍鶏日記vol.19

2006-06-22 02:29:34 | シャモニー 2006
アンゼンティエラ氷河

山の景色で目の保養をしたあとは待ってましたのグランモンテオフピステ滑降を開始する。
アンゼンティエラ氷河目指して滑っていく、さすがに氷河上はクレバスがバカバカと口を開けてるので滑れないけどこのクレバス、そしてセラックのスケールはカナダでは見ることができない代物だ。

このキレイな青もまたこの素晴らしい氷河を形容するのに必要不可欠なものだろう、いい青だったよきくちゃん(仮名)。



オフピステを堪能しバスでホテル前に帰ってきたのが16:30頃。
ジャン(仮名)のウチはホテル・エイグロンのすぐそばらしい、毎日一緒のバス停で降りて「じゃあ」と言って歩いて帰っていく。

ジャン(仮名)と別れ際に明日の打ち合わせをする
今朝のようにミート場所も確認して、明日はグランモンテのバックカントリーに出掛ける予定でいるから山岳ガイドには2人来てもらう予定であること、明後日はバレーブランシュ大滑降を予定しているが問題ないだろうかと相談する。
OK、今のところ順調に行きそうだ。

タケバヤシさん(仮名)がスキーロッカーの鍵を渡しに来てくれる。
それと伝言「女子が夕食の時間を19:00から30分遅らせることができないだろうかといっているとのこと」。

「確認して連絡します」と伝言をお願いしてジャン(仮名)との話を進める。
タケバヤシさん(仮名)色々気を使って頂きましてありがとうございます。



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軍鶏日記vol.18

2006-06-21 14:47:11 | シャモニー 2006
グランモンテの絶景

ル・トゥールでも圧雪メインで滑りながら時折オフへ入って遊ぶ♪

昨日の日曜日でかなりノートラックもなくなっているけれど、我らのノートラックセンサーは敏感に反応し猫の額ほどのノートラックも見逃さない。
我らの滑った後にノートラックなし!と言わしめるほどむさぼって滑った。

ランチタイムが近づいてきたがこのまま滑って町まで下り、ロニオン・グランモンテで昼食をとることにする。

グランモンテでのランチもセルフサービスのレストランをチョイスしたが、昨日のセルフサービスとは違い食事の種類も多く、建物も大きくて清潔感がありとても居心地が良かった



ランチが終わりゴンドラで3278mまで上がり、さらに展望台まで(希望者のみ)上がる。
3000メートルを越えての階段登行は息があがりしんどい、おまけに足にはプラスチックの重り(スキーブーツ)がくっついている。

しかし、しかしここでの景色は絶景である。
昨日の滑走1日目といい今日といい、もの凄いいい天気だ。

雪が降った直後なので山は白い雪を被り見事に雪化粧をしている、そしてこれほどまでに青い空を見たことがないと言うほど青い青い空、本当に吸い込まれそうだ。



こんな景色を目の当たりにできる幸せを体一杯に感じている、幸せだ。
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軍鶏日記vol.17

2006-06-20 23:57:38 | シャモニー 2006
アムロ行きま~す!

3/13 ロニオン・グランモンテ (3日目)

6:30 起床。やっぱりカフェラテとクロワッサンから始まる朝は最高、このままフランス人に成っちゃおうかと思うくらい大好き。

おれはカリカリベーコンが好きではない、フランスのベーコンはしっとりベーコンでこれもおれのお気に入り。

8:30 ホテル前集合。
ここで情報が交錯する、昨日ジャン(仮名)は別れ際に「バスを降りたところで会おう」と言っていたよbyK女史(仮名)。

「ホテルの前で」って言ったたでしょbyガイドK(仮名)。

ジャン(仮名)とのミート場所が混乱する、ホテルはバス停前でバスも頻繁に通っているのでバスに乗ってゴンドラ乗場へ行ってしまえって思ったその時「ジャン(仮名)が来たよー」と声がする、良かった。

どこでもいいのよジャン(仮名)にちゃんと会えれば。でも毎日ホテルの前でっていう約束をしていたのでみんなに先にバスに乗ってもらっておれはもう少しホテル前で待っていようと思ったんだよね、でも無事に会えてよかった。


こういうところが日本人だなって思う、日本人の良さだねって、カナダ人だったら9時の約束の場合9時くらいに行けばOKだからね、それが例えお客さんとの約束であったとしても。5分過ぎたくらいでは待ってる方も待たせてる方もなんとも思わない「時は金なり」なんて言葉知らねーんだろうな。


さあ、バスでル・トゥールへ向けて出発。

今日はシャモニーで一番面白いと言われるロニオン・グランモンテへ行く予定だけれど、グランモンテは北斜面で朝はガチンガチンの斜面なので日当たりの良いル・トゥールへ先に行くことにした、さすがジャン(仮名)。
これで主要のスキー場へが全て行けることになる。


<極上オフピステ再び♪>

ル・トゥールでは久しぶりにJバーへ乗ることになった。
しかもこのJバー結構やっかいな代物でとにかく飛び出すスピードが異常に早く力強い
見ていると引きずられるようにして出て行く人も何人もいる、嫌~な感じがしているところでヘルメッター・じぇみい(仮名)の番だ。

「アムロ行きま~す!」ってカンジで飛び出したヘルメッター・じぇみい(仮名)はそのまま倒れて引きづられて行く、怪我をしていないかとヒヤっとしたけてどすぐに立ち上がり再度Jバーに乗る、今度は大丈夫。



なんかあぶなっかしい集団が来たからか面倒くさそうにリフト小屋から係員が出てくる。
いるならサッサと出てこいよ、係員はリモコンでJバーのスピードを調整しながら我らを無事にJバーへ乗せてくれる「Good Job」である。でもおれ個人的にはあのスタートダッシュの良いJバーは面白かった。



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軍鶏日記vol.16

2006-06-19 15:42:34 | シャモニー 2006
シャモニーの長い夜

19:30 希望者とシャモニーの町へ行く。

関西からの刺客・つばきちゃん(仮名)エロオヤジ・タケバヤシさん(仮名)は今日の雪にやられたのかファットスキーのレンタルをすることに、くっしー(仮名)つかちゃん(仮名)の飲兵衛ペアは今日の滑りが満足いってないのか大量のビールを買いにスーパーマーケットへ(シャモニーではスーパーで酒を売っている)。

ハルさん(仮名)は自分の土産を探しに町のスポーツ店をハシゴするらしい。
カールは町を把握するためにひたすら歩く、歩く、歩く。しっかし寒い、寒い、寒い、こんなに寒いのか3月のシャモニー。

18:00 ホテルへ戻りヨーロッパメインオフィス・ツエルマットへ連絡を入れる。
去年のウィスラースタッフ・シヅ(仮名)が出た、誰もいないらしい。仕方ないまた電話することにするか、無事にツアーが始まっていることだけ伝えて電話を切る。

ミチコさん(仮名)にも電話をする。今日のツアーの状況と今後の相談(メインはもちろんバレーブランシュ大滑降について)と明日からの食事について、幾つかお勧めレストランを教えてもらう。


19:00 夕食会&初顔合わせ会。
まあ今日一日一緒に滑っているんだから初顔合わせって言うのもヘンなんだけど、昨晩は到着が遅くなって各部屋ごとの食事をなってしまったので改めての挨拶をさせてもらう。
坊主にした理由を説明「Mr.&Mrs.SMITH」っていったら(驚きの)大ブーイングだった、そんなにダメ!?




仏蘭西のディナーなのでかなり覚悟して行ったのだけれどかなり優しく2時間で終了。
みんなもお疲れの様子でとても眠そうなので今日はこれで引き上げる。


<昔からの仲良しのふたり、に見える。>

21:30 部屋へ戻り寝る支度を整え『薬(ヤク)』を口にするタケバヤシさん(仮名)、あっという間に眠りにつく。
意外とタケバヤシさん(仮名)の爆撃も凄いのね、おれの爆撃はいかがでしたか?

22:00 あ~寝なくっちゃっと思いながらベットでゴロゴロしたりしているところへツエルマットのマヨ(仮名)から電話が入る。ナイス!いい眠気覚ましになる、今日のツアーのこと、近況のこと、4日後にツエルマットでの4年ぶりの再開を楽しみに電話を切る。

マヨ(仮名)はおれが初めてウィスラーチーフになった時に1年生だった後輩だ、あの2002年4月以来会っていないのだからかなり久しぶり&とっても楽しみである。噂じゃあいい
ガイドになった
と聞いてる、そうか、そうかと嬉しくなるよ、ホント。

さあ、風呂にでも入るか。
タケバヤシさん(仮名)は朝シャワ派、となればおれは夜にゆっくり風呂に入ろう。浴槽にあったか~い湯を張りお土産で持ってきてもらったスキージャーナルを持ち込む。

結局スキージャーナルをザッと読破するまで90分間風呂にいた、身体もしっかり温まった。明日は一番面白いと言われるスキー場「ロニオン・グランモンテ」だ。

楽しい一日になるだろうな。

おやすみ。
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軍鶏日記vol.15

2006-06-16 15:54:08 | シャモニー 2006
フレジェールスキー場

午後からはフレジェールスキー場へ移動する。
さすがに一面のノートラックパウダーは残っていないけれどまだまだふかふかの雪は残っている。

山岳ガイド・ジャン(仮名)は57歳。
1972年からガイドをしている、おれが生まれた時にはもうガイドをしていた訳だ。

スキー教師と山岳ガイドの両方の資格を持ち幾多の修羅場を乗り越えててきたのであろう貫禄がある髭をたくわえたベテランガイドである。

15:00も過ぎ、みんなに疲れの色が見え始めたところで下山を始める。
しかししかし山はデカイ、滑り降りて連絡ケーブルでブレバンへ戻り、下りのゴンドラを捕まえる。

まだ滑り足りないと言う数人とスキーで滑り降りていくジャン(仮名)、おなか一杯組とゴンドラで降りるカール。

16:30 ゴンドラ乗場でお別れをする。
「今日は楽しかったよありがとう」と「これから1週間よろしくね」の意を込めてジャン(仮名)へ日本のモノ・手ぬぐいをプレゼント。
にこやかに受け取ってもらい滑走初日を無事に終了する。

滑り足りなかったひと、大満足なひと、不本意に終わり悔しがる人、疲れていっぱいいっぱいのひと、いろいろいたけれど怪我無く無事に終わったよ、これが何よりさ



初日終了の記念をパチリとしてシャトルバスへ乗り込みホテルへと戻る(17:00)。
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軍鶏日記vol.14

2006-06-16 03:18:31 | シャモニー 2006
セルフはX

先ずは様子見で圧雪から。

そりゃそうだ、ジャン(仮名)からしたら日本人なんてレジャースキーをしに来る人ばかりだろうと思っているだろうしね(まあ確かにレジャースキーではあるんだけれどカールセレクトのメンバーなんだから足に覚え有りさ)。
滑れることを確認しながら、徐々に新雪へ。そうそうよろしく頼むよジャン(仮名)。

ブレバンのノートラックはまさにパウダースノー!
雪は深く軽い、我々のボルテージも上がって行き、喜声が聞こえ始める。

雪は深く軽い、何度も何度もフェイスショットを浴びる!
イヤッホー!ヒーハー!! 喜声もどんどん大きくなり奇声になり歓声に変わる
フェイスショット連発!!!

このシャモニーの嬉しい洗礼におもいがけず苦戦している面々もいる。
そんな中パウダーではなくグルーム(圧雪)を選び滑るせいこさん(仮名)とみおさん(仮名)の姿を発見。

まだオフピステは我慢して足慣らしを優先させると言うこと、OK、OK、自分のペースで遊んでね。それにしても雪は深く軽い!フェイスショット連発!!
シャモニー最高!!!

ゆっくり出発したこともありあっという間にお昼になる。
おなかも空いたじゃん、なんか食べよう。
多数決でセルフサービスレストランになる。

ジャン(仮名)がちょっと寂しそうな顔をしたのをみんな見逃さなかったと思うけどおれもやっぱりヨーロッパでのランチはレストランで美味しく食べたい派だ。
行ったセルフサービスのレストランも大混雑だったし明日からはレストランで食べようよってお願いしたいな。



レストラン前で数少ない日本人スキー教師のアズミちゃん(仮名)とユタカくん(仮名)に会った。
今日はシーズンで一番のコンディションだと教えてくれた、そうだろうねこんないいコンディションがしょっちゅうだったらシャモニーに移住してくるよ、マジで。

でもアズミちゃん(仮名)ユタカくん(仮名)君たちの連れているヨボヨボの日本人スキーヤーと一緒じゃ~このシーズン最高の一日をちっとも楽しめませんから~~~残念!じじぃ達さっさと疲れたと言ってくれ~~斬り♪(ギター侍調で)。

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軍鶏日記vol.13

2006-06-13 23:41:01 | シャモニー 2006
最高な仲間たち

シャモニーツアーツアー、メンバー紹介をしておこう


マドモワゼルポイズン・くっしー(仮名)・・・もはや敵はなし!スキー、肝臓、しゃべり、シャモニーは貴方のステージだ!?『カオル企画』連続出場記録唯一の保持者。

ナイチンゲール・つかちゃん(仮名)・・・3年振りのカオル企画参戦。B3にディアミールと戦闘力はトップクラスだ。

カムバックガール・せいこさん(仮名)・・・1月31日に痛めた右足は本当に大丈夫なのか?脅威の回復力で軍鶏へ殴り込み。

大胆かつ冷静・はるさん(仮名)・・・奥様の様子をいつも優しく見守っている九州男児、滑る後姿がかずお3(仮名)に似てる。

抜群の安定感・トモさん(仮名)・・・滑りもビデオ撮影もそして話す口調も抜群の安定感、いつも安心。

滑れる音楽家・ミオさん(仮名)・・・アーティストがスキーをする?そんな馬鹿な!伊でカールを煽りまくった滑りを仏でも。

みんなのアイドル・まっきー(仮名)・・・ゲレンデでも飲み屋でもみんなのおもちゃ?いえいえみんなのアイドルです、おかげでツアーがこんなに明るくなります。

関西からのNEW刺客・つばきちゃん(仮名)・・・本当にみんなと初対面?会った瞬間からみんなとお友達。

太板&ヘルメッター・じぇいみぃ(仮名)・・・今年もそのスキーとヘルメットは活躍するのか?活躍はスキーだけにしてくれ。

底なしの体力・ナカタニさん(仮名)・・・つかれた、しんどいと言う言葉を聞いたことがない、雪崩に巻き込まれても大丈夫!

エロオヤジ(失礼します!)・タケバヤシさん(仮名)・・・元祖圧雪番長もいよいよカナダを飛び出して山岳スキーの本場シャモニーで大暴れ!!

MR.SMITH・カール・・・墨州さ~んじゃなくてスミスですって、だめ?ダメ?全然駄目?そんなこと言わないでよ。。。



ほとんどの人と一緒にすべっているし皆の足前がばっちりなのはよーく知っている。くっしー(仮名)つかちゃん(仮名)とはついこないだウィスラーでバッフンバッフンのやつを一緒に滑っている。
が、しかしその一方で今回初めて一緒に滑るメンバーもいる、まっきー(仮名)はるさん(仮名)とは初めて、3年振りのつばきちゃん(仮名)そしてそして気になるせいこさん(仮名)の足の具合

準備運動もそこそこにジャン(仮名)を先頭に滑り出す。


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軍鶏日記vol.12

2006-06-12 16:02:39 | シャモニー 2006
オコナイの積み方

9:15 ホテル前にはすでみんな集合していた。

山岳ガイドのジャン(仮名)らしき人もいる、くっしー(仮名)が話してるひとがたぶんそうなんだろうな。
ミチコさん(仮名)が流暢なフランス語でジャン(仮名)と挨拶を交わし我々の話しをしているようだ(仏語全く解らず)。

ひとしきり話すとこっちを向いて「良かったわね、このガイドさん当たりよ、すっごくいいひと。」と教えてくれる。

改めて自己紹介をする。

この初老の山岳ガイドと過ごすこれからの6日間が自分のスキーガイド人生にこれほどまで影響を与えてくれようとはこの時知る由もなかった。


ジャン(仮名)と一緒にもうひとりスキー学校から先生が来てくれていた、なんと校長先生だ。何故来てくれたかは実は今も解らない、たまたま近所だったのか、ミチコさん(仮名)に会いに来たのか、何故我々のグループのところに来てくれたのだろう???

初日の今日はブレバンへ行くことにする。
ホテルからは若干距離があるので車で行くことにする、校長先生の運転するミニバンに8人、ジャン(仮名)の車に4人同乗してブレバンのゴンドラ乗り場へ向かう。

先週は雪が降りすぎてスキー場クローズという日も何日もあったと言う、本日は快晴、しかも温度はマイナス10度くらいと低く絶好のスキー日和である。おまけに日曜日ときたもんだから大都市ジュネーブからでも1.5時間しか掛からないこのシャモニーの町は大混雑である。


ゴンドラ乗り場付近は交通渋滞を起こしている。路上駐車している車も目立つがこれは駐車しても良いスペースらしい、しかしこの駐車のせいで人も車も困っているのではないだろうか。

おまけに道も細い、おいおいお前の履いてるタイヤってよく滑っているけどよく見たら普通タイヤじゃないか、これでよく冬の山岳リゾート・シャモニーに遊びに来るな、見上げた根性だよ。


<駄目押しのオコナイの図>

でもやっぱ滑って登れねーな、仕方ねえから押してやるよ。別にお前の為じゃないから「親切は人のためならず」だからな、おれこうやって一年中オコナイ積んでんだよ。そう、この日の為にな!


オコナイの駄目押しをしてゴンドラへ乗車。相変わらずヨーロッパのゴンドラ乗場は戦場だ、ウィスラーみたいにのんびりしていたらいつまで経っても乗れやしない、気合を入れて乗り込む。


白銀の世界。

何度も言うが)先週は雪が降りすぎてスキー場クローズという日も何日もあったと言う、標高の低いレズーシュと言うスキー場しか滑れない日が何日もあったと言う。
それを物語っているかのようなノートラック三昧の景色、これが我らのシャモニー、これが我らのヨーロッパだ。


さあパウダー天国・シャモニーの始まりはじまり~
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軍鶏日記vo.11

2006-06-11 00:31:09 | シャモニー 2006
初日の朝

3/12 フレジュール&ブレバン滑走(2日目)

6:30起床。
さっさと支度をして7:00からの朝食に備える。おれの大好きなカフェオレとクロワッサンの朝食、だからフランスって大好き♪

7:30食事を済ませてダッシュで町へ向かう。
だって3年ぶりのシャモニー、あの頃何度か来てるって言ったってもう記憶もさだかではない、とにかく町へ出て様子を見たい。ホテルを出てから寒さが身体に染みる。

すっげー青空でとにかく気持ちいい、まだまだ人出もまばらで目覚めたばかりの町ってカンジが更に嬉しくしてくれる。

メインストリートを早足で抜け、スポーツショップ、酒屋(忘れちゃならねえ)、メイン広場などをチェック。これでホテルへ引き返してレンタルスキーをするまっきー(仮名)と合流してレンタルスポーツショップへ向かう。



8:30レンタルスポーツショップ到着。
通常の営業は9:00なのだけれど我々ツアーのためにお店をいつもよりも早く開けてくれる。

店長のカンダさん(仮名)がレンタルを調整してくれる、カナダでもレンタルフォームを書いたりクレジットカードの番号を控えたりするのだけれどここでは一切必要なし

もちろん一般のお客さんはそうではないのだけれど我々ツアーを信用してくれていてホテル名と名前を伝えるだけで貸してくれる。信用ってすごいな

おれもレンタルスキーが必要でカンダさん(仮名)にお願いして1本貸してもらった。ベルビエで試してみたかった今年のポケロケ、かなりの戦闘力と評判なのでとても楽しみである、175cmが丁度よくあったのでこれにする。


レンタルを終えてお店の前へ出るとミチコさん(仮名)がいた。
カナダにいる時から頻繁に連絡を取らせてもらって今回のツアーの詳細について相談させてもらったり、細かい手配を手伝ってくださった方だ、スポーツショップ店長カンダさん(仮名)の奥様でもいらっしゃる。

今回のツアーのお手伝いを頂いたことに御礼をしお土産を渡す。
おっとそちらにいるのはシャモニーでただひとりの日本人山岳ガイド・ハクノ氏(仮名)ですね、噂はチバ(仮名)やタカイ(仮名)から聞いています。

「山男だ!!」的なオーラに包まれているように見えたけど挨拶をさせてもらったら人懐っこい笑顔(失礼ですかね)で「よろしく」って言ってくれた、なんだかとっても嬉しかった。


ホテル前集合時間も迫ってきて急ごうとしていたらミチコさん(仮名)がホテルまで車で乗っけていってくれるとのこと。助かった、これで山岳ガイドとの約束の時間に間に合う。

ミチコさん(仮名)から今回のガイドさんのことを聞くとラッキーなことに連日同じガイドに来てもらえる、名前は『ジャンリュック(仮名)』。おれは反射的に「ええぇ~ジャンリュック・ブラッサーロ(モーグル界の超スパースター)ですか?」ってマジで聞いてしまった。

『カオル企画』だからそれもアリかなって思ったんだけどそんな訳ないよな
ミチコさん(仮名)も笑って「こっちじゃジャンリュックってひとはたくさんいるのよ(笑)」ってカンジで応えてくれた。


その角をすぎればホテルだ。

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