孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

カナダ・バンクーバーと時々アジア
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KAORU OFFICIAL BLOG

Training 2 ‐‐‐ トレーニングその2

2010-09-11 22:32:49 | オートルート2010
オートルートには山小屋3連発(3連泊)っていうのがある。
1泊目 ショーンビエール小屋(2694メートル)
2泊目 ベルトール小屋(3268メートル)
3泊目 ビニエット小屋(3160メートル)

このツアーのハイライトとも言える、楽しくって厳しい3連泊だ。
ちょっと脅かすようだけど、オートルート山小屋3連発は厳しい
目を閉じて、こんなイメージしてみて。

 
①富士山の5合目から頂上まで、

②15キロのバックパック背負って、

③足に10キロの重し付けて、

④3日連続登頂する。



厳しいでしょ? でもホントこんな感じ(笑)


今回のメンバーは海外スキーも山スキーも経験豊富だったからいろいろ意見を交換したんだ。
お客さんにどのくらい体力が必要かってことをキチンと伝えなくてはいけないって。
「要・体力」とか、
「山スキー経験者のみ」とか、
「上級者限定」なんて、抽象的な説明じゃなくって、
「15キロ背負って富士山3日間」って明確な事を言ってあげないとお客さんが困ることになるって。


富士山3連投はしんどいよ、すげー大変だと思う。
でも本当にこれくらの体力を要求される。

もしまだ一度も富士山に登頂したことがなかったらこの夏(2010年)ぜひ1度登ってみてよ
富士山(標高3776メートル)とピンダローラ(標高3792メートル)ってほぼ同じだからさ。
酸素の薄さとか、1歩1歩の辛さとか、よく似てるんだ。
カオルも辛かったよ。


アタック!!マウント・フジ2008
カオルと仲間たち、富士山大滑降の巻






カオルもみんなと同じように、2011年、2012年、トレーニング経験値を重ねていきます
毎月1回のバックカントリー(1度は1泊以上
近所に3000メートル以上の山はないけど、しっかり重さ背負って山登りもする。
ジム通って、近所走って、山滑って。
一緒に楽しく2年間のトレーニングを頑張っていこう。

どうぞよろしくね!


オートルート完全走破へのトレーニング その1 ←クリック

オートルート完全走破へのトレーニング その2 ←クリック

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Training 1 ‐‐‐ トレーニングその1

2010-09-11 11:49:07 | オートルート2010
今回の視察はカオルのダメダメなところが本当によくわかった。
事前準備不足がまさにそれだった。

装備の情報はカオル・ブログを読めばバッチリだから、
あとは体力(トレーニング)の方もバッチリと伝えないとね。


トレーニングと言ってもムキムキの筋肉を作る必要はない。
必要なのは、しっかり歩けて滑れる足腰の強さだね
根幹を鍛えるというか、基本の腕立て、腹筋、背筋、そして大腿 を重点的に。
あとは走って心肺機能を高めておくことかな。
どれもこれも1日、2日で出来上がるものじゃないから2年間掛けてじっくりとだよ


あとはね冬の間はきっちり滑っておいてね。
イ~~ハァ~~~~~」って奇声上げてパウダーを滑るのはもちろん大事なんだけど、
コブも、アイスバーンも荒地なんかのしんどい斜面もどんどん滑って欲しい。


山をひとつまるごと滑る」わけではなく、「厳しい山々を渡り歩く」わけだから普通じゃないんだ。
それに「滑れません」は通用しないから、途中下車は一切できないからね


今回の視察では何箇所も「こりゃあヤバイでしょ」ってとこがあった。
60歳、70歳のおじいちゃんには無理だよ」ってとこもね。
もちろんおれたちだって気を抜いてなんて滑れっこない。
コレ転んで落っこちたら死ねるね、確実に」っていうのもあった。
でも慎重に、丁寧に、力強く滑れば大丈夫。
だからスキーの技術と共に滑る体力も必要とされるんだ。





2011年のシーズンには1月、2月、3月、4月 で、
月1回バックカントリーのツアーに出て経験値を上げて欲しい
そのうち1回は1泊以上のスキーツアーを経験しておくと更にいいと思う。
ホテルじゃなくってテントやロッジに泊まり、ベッドじゃなくて寝袋に包まって眠る。
その不自由な中でバックカントリーをする、できるっていう経験はとても重要だから。


例えば、、、
カナダ・ウィスラーの3泊4日 スペアーヘッドトラバース
ブラッコム→ウィスラーへ 13個の氷河を渡り歩くバックカントリーツアー




オートルート完全走破へのトレーニングその2へ、つづく

オートルート完全走破へのトレーニング その2 ←クリック
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