軽井沢ル・ボン・ヴィボン

マダム奮闘中

こんにちは、シェフの梅田です。

晩秋となりましたが
軽井沢はまだ賑やかな状況が続いています。

ソムリエエクセレンスの資格を持つマダムは
毎年この時期は恒例で
客員講師として母校の大学の教壇に立つというお仕事があり
普段の仕事の合間を見て
その資料作りにも勤しんでおります。

前途ある学生さんに
「こんな仕事(生き方)もある」というお話をするのがメインなのですが
その中に「世界のワイン産地を訪ねる」というパートがあり
僕も同行した身として、共に様々な事を述懐しています。

フランスでは
シャンパーニュ地方のランス、エペルネ
ボルドー左岸のメドック、サンテステフ、ポイヤック、右岸のサンテミリオン
ブルゴーニュ地方も
シャブリ、コートドール、マコン、ボージョレその他
アルザスのワイン街道にも行きました
ロワールもローヌもカオールもラングドックもプロヴァンスも巡りました。
地中海に浮かぶコルスにも行きました。

イタリアはバローロ、バルバレスコ、モンフェッラート、トレンティーノ・アルト・アディジェなど
モンフェッラートではアグリツーリズモ、いわゆるファームステイなども体験しました。
スイスは世界遺産のラヴォー地区
オーストリアでも世界遺産のドナウ川ヴァッハウへ
ポルトガルのドウロ川渓谷地区も世界遺産です。
ドイツのライン川流域
南イングランドのワイナリーにも

新世界ではニュージーランドの北島ワイヘケ地区、南島のワイパラ、マールボロー

どれも素晴らしい思い出で
美味しいワインがある所には美味しい食事があります。
食事は一般的なビストロには目もくれず、ファインダイニングを目指します。
ラグジュアリーとは何かをこの目で見るために、ホテルも奮発しています。

ワイン以外にもシードルやカルヴァドスの産地にも行きました
ヴォルヴィックやエヴィアン、トノンなどの採水地にも訪れた事があります。
フランスの採塩地であるカマルグのエグ・モルトや大西洋のゲランド、ノワルムティエ
フランス以外でもエストレンク、ベルヒテスガーデン、ザルツカンマーグートなどの採塩地も丹念に訪ねました。
美味しい牡蠣を求めて
オレロン島やアルカッション、カンカルにも行きました。
フォアグラを求めてサルラ=ラ=カネダ
唐辛子を求めてエスプレット村
生ハムを求めてバイヨンヌ、サン・ジャン・ド・リュズ
バターを求めてサン・マロ

リヨンのポール・ボキューズ市場や名物のブション巡り
今流行りのサンセバスチャンのバル巡りも何度か行きました。

食にまつわる話だけでもまだまだあります。
長くなりすぎるから書かないだけ。食以外ならもっとたくさん。
膨大な時間とお金をかけて知見を得てきました。
全部自腹、経費ですらありません。
自分でやった事だから良く分かります。簡単ではありません、でも
「自慢ばかりする人」や「マウントを取りたがる人」にはなりたくないので
普段は表現を控え目にすることを心がけていますが
少しは言わないと誰にも伝わらないので、今日はちょっと書いてみました。
「言わないと神様でも聞きようがない」ですから。
旅ブログで少し紹介しています

だけど僕は知っています
まだまだこれは大きな世界のほんの一部であって
これから見るべき知るべき事がいっぱいあるという事を
まさに「無知の知」です。

上には上があるから
私達よりたくさんの世界を見ている人もたくさんいるでしょう
だからといって臆してしまわずに
自分たちが持っている物は、求めがあれば披露していきたいと思います。
マダムもそういう気持ちで資料を作っているのではないでしょうか。


そんなわけで
この先、予約の少ない日も多くなってきます。
そういう日はダラダラと営業をするのではなく
店を閉めて自分たちのやるべき事にしっかりと時間を使いたいので
平日はご予約をお断りする事が多くなります。
できるだけ週末でのご利用をお願い申し上げます。


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