こんばんは、シェフの梅田です。
今夜の軽井沢はキーンと冷えてきました。寂しい夜です。
本日ご紹介するのは、吉祥寺Le Bon Vivantから、引いてはその前身である淡島・ドマーニから継承している
地中海料理「貝類のチリソース煮・セウタ」です。
iPhoneでササッと撮った写真なので、今一歩美しさに欠けてしまいましたが
定番人気の一皿です。
つぶ貝、アサリ、帆立貝、小海老などの魚介類をチリソースでピリ辛に煮込んであって
非常にクラシカルな料理なのですが、ダシがギュッと凝縮して旨味は抜群。
そういう物には普遍的な魅力があって、作っている僕自身も時折、無性に食べたくなります。
たまに質問を受けるのが
なんでセウタというの?という話。
実はこれが謎(笑)
ジブラルタル海峡のモロッコ側にセウタ/Ceutaというスペインの飛び地があって
おそらくそこから命名されているのだろうと思いますが
多分、Ceutaの名物料理ではありません。。
これも僕の推測ですが、
その昔、東京でビストロという形態のレストランが流行り始めた頃に
日本人による「日本発のビストロ料理」のようなものが色々誕生していて
その中の一つなのでは??という印象です。
つまり日本で生まれた地中海料理。
僕はこのセウタを教わった通り、忠実に再現しているつもりです。
ですがセウタと言う料理をネットで検索してみると
色々と「違う見た目」の物が次々出てきてしまうんです。ちょっと不安になっていました。
実は今年のGW、そのセウタを僕に授けてくれた
吉祥寺ルボンヴィボン時代の師匠(ナベさん)に仕事を手伝ってもらったのですが、
ナベさん曰く「うん、大丈夫。よくできてる」と。
ナベさんは吉祥寺ルボンヴィボン、さらには淡島ドマーニでも腕を振るっていましたので
このお墨付きはとてもうれしい物でした。
オリジナル誕生から推定40年ほど。
様々な料理人がそれぞれの作り方で、それぞれの進化を遂げたセウタがあるのでしょう。
僕はそれもまた面白いと思っています。
軽井沢Le Bon Vivantでは、アラカルトの一品としてご用意しております。
是非、うちのセウタをお召し上がりくださいませ
最新の画像もっと見る
最近の「お店のこと」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事