アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
現在工程表作成中

龍虎塔

2013-09-01 23:46:15 | 2013年8月 高雄・台北

蓮池潭は 高鐵左営駅の近くにある 高雄の代表的な観光地。 

その蓮池潭に 7層の塔が2基 並んで建っている。

しかも 2基の塔の前には 龍と虎が口を開けて待っているのだ。

昔やったファミコンのRPGに出てきそうなシチュエーション。

湖畔から塔までは ギザギザに曲がった導入路を進む。

ギザギザにした理由は 悪魔の侵入を防ぐためだとか。

なぜなら 悪魔は真っ直ぐにしか進めないと信じられているからだそうだ。

塔の前に出ると 龍の方へと順路の案内がある。

順路に従い 龍の体内~龍の塔~虎の塔~虎の体内 と進み外へ出る。

これにも意味があるのだ。

台湾では 龍は善良 虎は凶暴な生き物と考えられている。 

だから 

龍の口から体内を通ることで善良な人間に生まれ変わり

トラの体内を逆流(身体を通って口から出る)することで 今までの悪行が消えるという。

けして順路を間違えて虎の口から入ってはいけません。

2基の塔はそれぞれ階段で6階まで上がれる。

夏の暑い日だったから 階段をあがると汗が噴き出してくる。

でも 6階では吹く風も涼しく 蓮池潭全体が見渡せた。

この風景は 大量の汗と引き換えに得られるのだ。

ちなみに 龍の塔と虎の塔は それぞれ別々に登らなければいけない。

龍で汗をかき 虎でも汗をかく。

せめて 6階に龍と虎を結ぶ通用路を造ってほしかった。 

 

 

 

 


六合観光夜市の合言葉は『ピンダ』

2013-08-28 23:25:27 | 2013年8月 高雄・台北

台湾は夜は 毎日がお祭りの縁日。

夜市が開かれる通りには 日も暮れれば大量の人が集まってくる。

六合観光夜市は 高雄を代表する夜市。

さすが 観光夜市だね

夜市近くの道路には 大型バスが何台も停まっていた。

 ← 意麺(60元)

呑兵衛が屋台で一番困ること それはビールの確保。

台湾の夜市では ビールを置いてないことが多いのだ。

でも 六合夜市では 缶ビールが置いてある屋台がチラホラある。

これはうれしいのだ。

缶ビールを指さして 「これください」 と意思表示すると

『ピンダマ?』と聞かれた。 

「ピンダ」の意味は 『冷たいもの』

ニコッと笑って 『ピンダ』 と答えると…

屋台の後ろの店舗から 冷えたビールを持ってきてくれた。

 ← 牡蠣オムレツ(50元)

高雄には漁港があるから 新鮮な魚貝類が豊富。

夏場の屋台なのに 生のイカや牡蠣を並べているところもあった。

フルーツ屋台は観ているだけで楽しめる。

 ← サトウキビの搾り汁(35元)

 

 


蛇肉の店

2013-08-24 17:37:13 | 2013年8月 高雄・台北

高雄の六合夜市を廻っていたら 大きな蛇の看板を発見。

その名も『今日蛇園』という 蛇肉料理店だった。

↑ 『三杯蛇肉』は骨付き肉を甘酸っぱく炒めたもの。

パクチーの味も混ざっていたので 蛇の味は不明。

臭みがあるのではと思ったが まったく感じなかった。

せめて食感を探ろうと 骨に付いた僅かな肉をしゃぶったが

噛み応えがあり 胃の中にしっかり残りそうな食感だった。

↑ 『蛇筋皮湯』は生姜味の蛇肉スープ。

こちらも生姜の味がしっかり前面に出て 蛇の味はわからない。

しかも 蛇肉少な!!

『三杯蛇肉』は400元 『蛇筋皮湯』は150元。

本当はもう少し安いのを注文したかったけど

店のおやじが 『蛇を味わうなら こっちにしろ』 と言った。

場所は六合夜市の美麗島駅方面の入り口。

店の中には生きた蛇もオリの中にいた。

旅の経験値は確実に上がったと思う。


愛の河

2013-08-18 23:02:41 | 2013年8月 高雄・台北

この世界には 「愛の国」 「愛の部屋」 「愛の花」 「愛の戦士」 … …

「愛の」 が付く場所やモノはいっぱいある。

でも、それらは 「愛の国 ガンダーラ」 とか 「愛の戦士 レインボーマン」 とか

       (  喩が古くて 申し訳ないが  )

すべて本名があっての 愛称であり または 別名なのだ。

 ← プロムナード

高雄にはその名が「愛河」という ダイナミックなネーミングの川がある。

でも、日本統治時代は「高雄河」だったそうだ。

戦後 河畔に公園ができたりして 恋人たちのデートコースになった。

ということで 名前を「愛河」に変えたという。

「愛の河 高雄河」ではなくて そのものずばりで 「愛河」

 ← 真愛埠頭(Love Pier)

河口近くの河畔には 

プロムナードにサイクリングロードが整備されていたり

「真愛埠頭」というデートスポットもある。

「黄金愛河」という名のオープンカフェがあったので 

生ビールもいただいた。

夕刻からは遊覧船の営業もしていた。

約20分の愛河遊覧で料金は120元。

ガイドのお兄さんが一生懸命に説明してくれるんだけど…

何言ってるかさっぱり解らない。

川面を揺らす夕凪もなく 愛河は静かに夜を迎えます。

そういえば遊覧船の名前も 「愛之船」でした。

台湾の方って ロマンチックなの? 

それとも 大胆なの?

 

 


レジェンドホテル(高雄)

2013-08-16 10:35:57 | 2013年8月 高雄・台北

高雄で2泊した 『秝芯旅店 (レジェンドホテル)』 は高雄の町中の☆☆☆ホテル。

じゃらんのサイトから予約して 料金は1泊あたり朝食付きで約6000円。

夜市好きの私には MRT駅や六合夜市が徒歩圏内 というのも決めてとなった。

 ← 犬の絵

ホテル玄関や部屋にはかわいい絵が描かれている。

ただ、ちょっとラブホの雰囲気もあるけど(笑)。

部屋の広さはベッド2台でいっぱいいっぱい。

持ってきたキャリーも床置きになった。

 ← 窓からの景色

窓からの景色もなかなか生活感のある光景。

カーテンを開けると隣のビルから丸見えになるよ。

我が奥様は ちょっと不満だったようだ。

 ← 玄関を見上げると

でも

フロントスタッフは若い女性ばかり。

オレンジのスタッフシャツがとても似合う 

気さくで 明るくて かわいい 御嬢さんばかりだった。

私的には これで大満足。

 ← レンタサイクル

宿泊客へのサービスで 無料で自転車の貸し出しがある(ただし4時間まで)。

着いた日の愛河散策で利用させてもらった。

 ← 部屋置きの無料サービス

部屋には無料サービスで 

カップ麺 ペプシ ミネラルウォーター が置いてある。

ちなみにコンドームも1つ置いてあった。

やっぱりラブホかなぁ(笑)。

 ← 私のチョイス

朝食はB1階でバイキング。

粥や肉まんなどの中華とパンやウィンナーなどの洋食がある。

 ← 朝食の飲み物コーナー

貼り紙には日本語も書かれているので迷うことはない。

 ← 町中に埋もれそうな外観。

 

 

 

 

 

 

 


台湾の新幹線

2013-08-14 21:16:41 | 2013年8月 高雄・台北

今回の台湾は高雄2泊がメイン。

名古屋からは高雄に直行便がないので 台北経由で高雄に入る。

そこで利用したのが 台湾高速鉄道 。

台北から高雄までを 約1時間半で結ぶ。

日本の新幹線技術も取り入れているから 台湾新幹線とも言われている。

           

【車内の様子】

 

確かに車内は 日本の新幹線に似ている。

昼時の列車に限り お弁当や飲み物の車内販売もある。

 

私はというと

駅のコンビニで買った 駅弁と缶ビールを持ち込んだ。

           

【高鐵パス】

日本の旅行者が台湾高速鉄道を利用する場合 

高鐵パス という便利なシステムがある。

これは 海外から台湾へ来る旅行者に限ったサービスチケットで

高速鉄道を3日間乗り放題できるというもの。

もちろん有料だが 台北⇔高雄を一往復する料金よりお得な設定だ。

私は『旅々トラベル』というサイトで 引換券をゲットしておいた。

利用方法は簡単。

チケット販売所で パスポートと一緒に提示して

行き先を伝えると 希望の列車を選ばせてくれる。

もちろん指定席だ。

改札では 係員に高鐵パスを見せればよい。

どんなに改札が混んでいても 係員通路を開けて通してくれる。

           

【トラブル発生】

この日は早起きで出発したから 車内で弁当を食べたら熟睡してしまった。

ハッと目が覚めたら周りの乗客が降りる準備をしている。

時間的にも高雄に着く頃だったので 高雄(駅名は『左営』)に着いたと確信して降りた。

改札を出て 駅舎のネームを写真に撮ろうとしたら…

『台南』と書いてあった。

どうやら 高雄の一駅前の台南駅で 降りてしまったようだ。

まぁ 高鐵パスだから笑い話ですんだけど。

台南駅で 美味しそうな苺大福とマンゴー大福を発見。

これを駅構内で食べている頃は まだここが左営だと信じ切っていたのだ。 


晴れを呼ぶ魔法の傘

2013-08-13 01:40:01 | 2013年8月 高雄・台北

昨年の台北旅行は初日が雨だった。

傘を持って行くのを忘れた私は 仕方なくコンビニで傘を買った。

柄がピンクで透明ビニルの1本傘。

ところが 2日目からは雨も止んだ。

せっかく買った傘も ほとんど杖代わりになっていた。

 ← 傘はこんな使い方もできます

今年の夏も台湾に旅行した。

行く前に調べた現地の天気予報は    。 

同行の妻は 「折り畳みを1本持って行きなさい」 と言ったが

私は 昨年台北で買ったあの傘を持って行った。

使い切って最後は台北で捨てこようと思ったのだ。

ところが 予報に反して現地は    だったのだ。

あの  予報は何だったのか というくらいの  。

この傘 結局今回は一度も開かれることなく また杖として使われた。

さらに 

台北で一度だけ 傘をホテルに置いて外出したら

雨がパラパラッと来て おまけに雷も鳴ったのだ。 (本当だよ) 

あわててホテルに戻り 傘を取って再び出かけたら

また暑い日差しが戻ってきたのだよ。

 ← 透明ビニルのハート柄

妻が言った。

『 この傘は 晴れを呼ぶ魔法の傘だよ きっと。 

   いっしょに旅行するときは 毎回持ってきてね 』


事前準備

2013-07-20 21:42:49 | 2013年8月 高雄・台北

今年の夏も昨年と同じく台湾に行くことにした

ただし、昨年は台北3泊だったけど、今年は高雄2泊台北1泊の高雄メイン

しかも今回は、航空券・ホテル・台湾新幹線の手配をすべて自力でとった

旅行社を頼まない形の旅行は、我が家としては初体験

基本的な移動と宿泊は押さえたがそれらはすべて点でしかない

点と点を結ぶ線は現地で私たち夫婦がアレンジするのだなぁ

だからまた楽しみが増えるのだ

【今回の旅行の手配】

名古屋⇔台北の航空券 : 『JALのHP』から、諸税込で50090円

高雄のホテル : 『じゃらん』で ツイン2泊 11827円

台北のホテル : 『台北ナビHP』より ツイン1泊 10242円

台湾新幹線 : 『旅々トラベル』というサイトで

「3日間乗り放題チケット」を7800円(送料が別途300円)

このチケットは台湾に来る外国人に向けたサービスチケットのようだ

単純に台北⇔高雄を1往復するだけでもお得になっている

このチケットを取り扱っているサイトは他にもあるが

送料が300円というのは『旅々トラベル』だけだった

 

なおこのほかに、『台湾観光局』というサイトのウェルカムプレゼントで

悠遊カードと台北⇔桃園空港のバス片道無料券をゲット

知らないと損ですよ


5月21日は降誕会~西本願寺

2013-07-10 16:18:00 | 2013年 国内の旅

鹿児島出身の母親が京都旅行では西本願寺に行きたいといった

鹿児島は西本願寺の別院がある

鹿児島の人間は、京都の本院に参るのが夢だそうだ

だから、1泊2日の行程の最後に西本願寺にお参りした

西本願寺に着いてみて、参拝客の多さにちょとびっくり

しかし、境内を御影堂、阿弥陀堂と進み、さらに驚いた

この日は親鸞聖人の誕生日を祝う「親鸞聖人降誕会」が行われていたのだ

しかも、ちょうど法要が始まるところ

感激した母は法要に参加すると言って、阿弥陀堂に入っていった

 ← 阿弥陀堂内

こんなこともあるんだね

たまたま私の休暇が取れて旅行した日が「降誕会」

しかもだよ…実はこの日は私の結婚記念日

何かしら 縁(えにし)感じる 降誕会(こうたんえ)

 ← 渡り

 ← 御影堂門

 ← 御影堂(ごえいどう)

 ← 御影堂内


瓢箪と鯰~退蔵院

2013-07-08 16:32:28 | 2013年 国内の旅

退蔵院は妙心寺の塔頭のひとつで、年中公開されている

見どころは「元信の庭」や「余香苑」という名庭

四季折々に咲き誇る花々は目に鮮やかだそうだ

特に、しだれ桜はJRの「そうだ京都に行こう」のCMで使われたという

また水琴窟や瓢箪池など、庭園を飾る凝った趣向も見事だ

 ← 退蔵院総門

 ← 方丈から見る元信の庭

 ← 陽の庭

 ← 枝垂桜

 ← 水琴窟

退蔵院所蔵の『瓢鮎図(ひょうねんず)』は国宝

本物は京都国立博物館にあるが、方丈横には模写があった

 ← 瓢鮎図(模写)

瓢箪で鯰を釣ろうとする男を描いた画は

『つるつるの瓢箪でぬるぬるの鯰を釣るにはどうすればよいか』

という禅問答を表しているのだ

因みに『瓢』はもちろん瓢箪だが

『鮎』はナマズのこと。

古来中国ではナマズを占いで使ったので『鮎』と書いた

古来日本でも「鮎」はナマズのことだったのだが、いつからか「アユ」になった

ナマズを「鯰」と書くのは後世の当て字だそうだ

だから、退蔵院は「瓢箪」と「鯰」に関係したものが多いのだ 


龍・梵鐘・明智風呂~妙心寺

2013-07-04 22:45:07 | 2013年 国内の旅

妙心寺は、境内への出入りは自由

広い境内なので通路代わりに自転車も入ってくるのでちょっと危ない

いささか車は入ってこないようだが、寺関係の車両は境内にあった

妙心寺といえば法堂の雲竜図が有名

法堂はもちろん有料(500円)

まずは、法堂奥の玄関を入り拝観料を払う

妙心寺は完全ガイドツアー

20分間隔で出るので時間まで大方丈を見学

 

作務衣姿のガイドに連れられて、まずは法堂へ

じっくりと雲竜図を眺めさせてもらい、解説を聞く

そして法堂内をぐるりと回ると…

なんと龍の首が向きを変えてこちらを追ってくるのだな

これはなかなか迫力があるよ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

法堂には国宝の梵鐘もある

今は安置されている本物を見せてもらい、鐘の音のCDも聞かせてもらった

懐かしい鐘の音の響きを感じた

(実は昔の「ゆく年くる年」で使われていたそうだ)

その後、明智風呂へ案内される

明智風呂と言われる由来は(ガイドの説明より)

信長の首を取った光秀が真っ先に訪れたのが妙心寺

光秀はここで自害しようとしたが、寺側になだめられて思いとどまる

(妙心寺としても謀反者に境内で自害されるのは困るというのが実情だそうだ)

寺内の風呂で戦の汚れを落とし、寺を後にする光秀

しかしやがて追手に討たれたのだ

光秀が使った当時の風呂はもちろん残っていない

でも、その後光秀を弔うためにこの蒸し風呂を造ったのだ

(光秀からもかなりの額の寄進を妙心寺は受けていたそうだ)

光秀を偲んで合掌…

ここは風呂釜のほかに休憩室もあり、写真もOKなのだ 

 


嵐山の神様たち~御髪神社・野宮神社

2013-07-01 18:27:04 | 2013年 国内の旅

竹林の道の始まりにある『野宮(ののみや)神社』

『野宮』とは、伊勢神宮でお仕えする者が、出発前に身を清めるため過ごした場所のこと

厳かで清らかな嵯峨野の地は、確かに『野宮』を造るにはちょうど良い

野宮神社はといえば源氏物語の「賢木の巻」に登場する神社

光源氏に熱愛の六条御息所が、源氏への思いを断ち切って伊勢へ行く決心をした

そのときに身を寄せたのが野宮神社なのだ

別れの決心をした場所がなぜ恋愛成就かというと…

この御息所、源氏への思いが強すぎて生霊になって源氏に近づく女を殺してしまったのだ

つまり、愛する人への強い思いにあやかりたいということらしい

 ← 良縁成就

 ← 願い事が叶う亀石(神石)

 

↑ 何気なく潜ったけど樹皮のついた黒木鳥居

竹林の道を出てトロッコ嵐山駅にでる

その近くには日本で唯一の髪の毛の神様がいる『御髪(みかみ)神社』がある

「〇ートネーチャー」や「〇ーブ21」の社名が書かれた赤い玉垣は面白い

 ← 髪塚

 ← 御髪神社の隣は小倉池


嵯峨野トロッコ列車

2013-06-23 20:35:04 | 2013年 国内の旅

嵯峨野トロッコ列車に乗った

列車は、嵐山に流れ出る保津川の渓谷沿いを、ゆっくりとゆっくりと進む

運行は嵯峨野と亀岡間の約7㎞で、所要時間は約25分だ

天龍寺から竹林の道を通りトロッコ嵐山駅から乗車した

乗車券はあらかじめ旅行社でとっておいた

予約で満席になることが多いので当日乗車券はあてにしない方がよい

ホームにトロッコ列車が入ってくる

一斉に乗客がカメラを構える

いつもながらの光景

雨が降っていたので窓が開けられない

せっかくの新緑も雨粒のついた窓越しで見た

保津峡の駅で山に住む鬼が乗ってきた

「酒呑童子」という、この地方に伝わる鬼だ

でも正体は嵯峨野鉄道の車掌さん

乗客に話しかけたり、写真撮影に応じたり…

驚いたことに、「北国の春」を中国語で歌ったりりするのだ

ここにも大陸や台湾から観光客が押し寄せているのだね

小さな子供には、アンパンマンのお面を重ねて泣かないようにしている

心優しい鬼さんです

ほのぼのとしたアトラクション…

なお、この車掌さんは私と同じ愛知県出身だそうです

トロッコ列車は亀岡の駅で折り返す

ほとんどの乗客は往復券で乗っている

列車は5両編成

4両は普通の客車で前売りが販売される

嵯峨野よりの1両はオープンカーで当日券の販売のみ

でも、この日は雨で当日券が売れなかったらしい

空席がかなりあったので雨の止み間を見て行ってきた 

 


竹林の道

2013-06-17 15:00:34 | 2013年 国内の旅

天龍寺北門を出てトロッコ嵐山駅に向かう

途中、京都の中の最も京都らしいと言われる竹林の道を通った

たかが竹林 … … …

子供の頃、竹林なんか家の周りにいくらでもあった

管理なんか適当で、生えっぱなしの竹林が多かったなぁ

そんな竹林でも

春になって筍が生えてきだすと、近所の悪ガキが暗躍する

タケノコ泥棒…そんな竹林も、最近は少なくなってきたようだ

されど、嵐山の竹林は

林の中の竹の群れがまっすぐ頭上に伸びていた

その竹林が頭上を遮り、暗く鬱蒼とした雰囲気をつくる

歩道は、裂け目のように遠くの光の方へ導いている

確かにちょっとした威圧感があるぞ

近所の安っぽい竹林とは格が違う…

でもやっぱり … たかが竹林 …

今まさに旬な竹の子を見ると俗世に戻ってしまうのだよ

食べごろがごろごろしている

垂涎の光景…

やはり私は俗物の中の俗物であった

なお、この道はタクシーも通る

竹に見とれて車にぶつからないように


金龍が舞う夢~天龍寺

2013-06-14 20:28:16 | 2013年 国内の旅

天龍寺は、足利尊氏が後醍醐天皇を弔うために建立した寺院

京都臨済宗派の寺社の格付けに五山制度と言うのがあるが

その最上位の格である「五山」の中の第一位格の寺院だ

天龍寺と言ういかにも格好のよい名前の由来は

足利尊氏の弟の直義が『大堰川に金龍が舞う』夢を見たことによる

正式名称は『天龍資聖禅寺(てんりゅうしせいぜんじ)』である

 ← 雲竜図(絵葉書から)

ただ、由緒はあるが何度も大火にあい、ほとんどが消失してしまった

今ある伽藍のほとんどは明治以降に再建されたもの

法堂の『雲龍図』はあまりにも有名だが

現在の天井画は1997年に描かれたのだ

それでも気高き品格を漂わせているのは、この寺の歴史の持つ重みによる

 ← 達磨絵

方丈にはなんとも愛教のある『達磨絵』がある

方丈の裏手には名勝指定第一号の『曹源池』がある

曹源池を廻って寺院の裏手を進む

美しい日本庭園を見ながら進むとしだいに竹林の様相が…

北門まで行くとその先は竹林の道

そして、トロッコ嵐山の駅に続く

庭園鑑賞料が500円かかるが

私には寺院内を抜けるための通行料にも思えた

 ← 北門

*因みに法堂内の雲龍図は別途500円かかります

 また、庭園鑑賞料では再入場は出来ません