松山城を下山して大街道へ戻った。
次の目的地、道後温泉まで「坊ちゃん列車」に乗ろう!
バス停の時刻表を見るとちょうどいいタイミングで列車が来る…
と思ったら平日は間引き運転していた!!
ということで1時間以上も待ち時間ができた。
『待ち時間 = 街時間』
子規堂までテクテク歩いて行ったのだ。
子規堂は、子規の文学仲間の「正宗寺」住職が
自寺の境内に、子規の家を模して造ったものである。
お堂内には子規の写真や資料の展示と子規の部屋や復元してあった。
それにしても、境内に入ってそのままお堂に行こうとしたら
「受付こっちですよ~」という声が奥から聞こえた。
入館料50円を払いに、いささか非能率的な場所まで行くのだ。
ちなみに、この受付のおばちゃん、話好きの方でした。
境内に隣接するお墓には子規の遺髪塔だけでなく
内藤鳴雪の遺髪塔と高浜虚子の筆塚もある。
さらに、お堂の前には「坊ちゃん列車」と「野球」のモニュメント。
正宗寺本堂前には「子規の句」と、なんと「横綱千代の富士の書」の碑。
境内には、「斉藤茂吉」や「与謝野晶子」の歌碑もあるのだ。
国語の勉強になりました。
「正宗寺の 墓にまうでて 色あせし 布団地も見つ 君生けるがに」 斉藤茂吉
「子規居士と 鳴雪翁の 居たまへる 伊予の御寺の 秋の夕暮れ」 与謝野晶子