松山市内を走る『坊ちゃん列車』
夏目漱石の小説「坊ちゃん」がこの名の由来。
いちおう、『坊ちゃん』の一説はこうなっている。
停車場はすぐ知れた。切符(きっぷ)も訳なく買った。
乗り込んでみると
マッチ箱のような汽車だ。
ごろごろと五分ばかり動いたと思ったら、もう降りなければならない。
道理で切符が安いと思った。
たった三銭である。
今の列車は、蒸気機関車の格好をしているが、ディーゼル機関車。
ときどき煙突から白煙を吐くが、実は無害な蒸気(湯気)。
路面電車の線路を走るので、駅で何本かの普通列車をやり過ごした。
乗ってみると、子供や子連れの親ばかり。
中年男が一人で乗っている様はカッコの良いものではないようだ。
松山には小説『坊ちゃん』由来の乗り物がもう一つ。
マドンナバス というものがある。
坊ちゃん列車を待つ間に走っているのを見かけた。
ただ、こちらの方は…
どう見ても、『ちょっと派手な保育園の送迎バス』のように見えるのだ。
←マドンナバス(松山市HPから)
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