九份は『千と千尋の神隠し』のモデルになったと言われる街。
台北からは鉄道とバスを乗り継いで約1時間半で行ける。
山の中腹に張り付くように店々が並び
細い坂道や急な階段を登り降りして観て回る。
体力がいるのだ。
4時過ぎに台北を出て、6時前に九份についた。
着いた時はまだ明るかったが、日が落ちると街の雰囲気が一変した。
店の灯りがオレンジ色に街を塗り、赤い丸提灯が妖しげに揺れる。
ノスタルジックとかレトロという表現は昼の九份には当てはまるが
夜の九份はまさに、妖艶な夢の世界なのだ。
ただ、観光客の多さと時折耳にする日本語会話のせいで
いつも現実に引き戻されてしまうけど…
美味しそうなにおいにつられ、休憩を兼ねておやつタイム。
↑の写真は『魚丸』というツミレ汁。(40NTD/1カップ)
これは美味かった~。
その他、『芋園』『肉園』を食べ歩く。
この日は夜になって靄が出た。
ますます怪しい雰囲気になってきたぞ。
最後の食事は『非情城市』という食堂でビールと2皿。
ちなみに『非情城市』は九份を舞台にした台湾映画のタイトル。
ここの向いが『千と千尋…』の湯屋のモデルの『阿妹茶酒館』
絶好のシャッターポイントのようで、階段で写真待ちの塊ができていた。
余談だが
空港からホテルまでピックアップしてくれた現地ガイドさんによると
「土日は台湾中から観光客が来るから行かない方がよいよ」
とのこと。
我が家が行った金曜午後でも結構な観光客の数だったから
やはり土日は避けた方がよい。